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アドラー心理学入門 の商品レビュー

3.7

177件のお客様レビュー

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2018/11/12

アドラー心理学を垣間見ることができる本。著者の解釈がかなり入っているように思えるため、アドラーの意見か著者の意見かを注意して読み解く必要があると感じた。 以下注目点(主にアドラーの言葉そのものでありそうなものを抜粋) ・対人関係論。人間の悩みはすべて対人関係の悩みである。 ・全...

アドラー心理学を垣間見ることができる本。著者の解釈がかなり入っているように思えるため、アドラーの意見か著者の意見かを注意して読み解く必要があると感じた。 以下注目点(主にアドラーの言葉そのものでありそうなものを抜粋) ・対人関係論。人間の悩みはすべて対人関係の悩みである。 ・全体論。人間を精神と身体、感情と理性、意識と無意識に分けることに反対。 ・目的論。分割できない全体としての個人が、何らかの目的を立て、その目的を達成するために行動する。 ・過食症などの神経症には「相手役」がいます。 ・私は自分に価値があると思える時にだけ、勇気を持てる。byアドラー ・アドラーは、他の人は仲間であると考える。 ・できないときのことを考えるのは劣等感の表れ。 ・アドラーの治療方針は、自分への関心を他者への関心へと変えること。 ・見かけの因果律。ある経験によって今の自分が決定されるという意味での決定論を否定する。 ・経験に与える意味で自らを決定する。 ・劣等感を減らす。 ・あらゆる関係は対等でなければならない。大人と子供でさえも。 ・共感能力を高める。 ・対人関係のトラブルは人の課題に踏み込んだ時に起こる。援助を依頼されない限り何もしないのが最善。 ・できると思うがゆえにできる。 ・他人を蹴落として自分だけが幸せになることはない。 ・感情ではなく、言葉で伝える。 ・自信があり、人生の課題と対決するまでになった人は、焦燥したりしない。

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2018/10/23

アドラーという心理学者を本書で初めて知りました。個人をこれ以上分解できない最小単位として扱う考え方らは、東洋的で新鮮でした。また、要素還元主義を持った心理学に対する嫌悪感を感じる私にとっては、非常に参考になる考え方でした。

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2018/10/12

一読では理解出来ず。 「原因論」ではなく「目的論」。 ひとは、怒りにかられて大声を出すのではなく、大声を出すために怒る。 不安なので外に出られないにのではなく、外に出ないために不安という感情を創り出す。

Posted byブクログ

2018/10/03

この本はたまたま家にあったので読んでみただけだが、最近アドラー心理学が俄かに有名になったきっかけと思われる「嫌われる勇気」の作者と同じということに少し驚いた。「嫌われる勇気」は読んだことがないが、タイトルのインパクトから強烈な印象を受ける。しかしこの本は、アドラー心理学を一つの任...

この本はたまたま家にあったので読んでみただけだが、最近アドラー心理学が俄かに有名になったきっかけと思われる「嫌われる勇気」の作者と同じということに少し驚いた。「嫌われる勇気」は読んだことがないが、タイトルのインパクトから強烈な印象を受ける。しかしこの本は、アドラー心理学を一つの任意の主張に乗せるのではなく、アドラー心理学自体を丁寧に解説しているような印象がある。だからこの二つの著作が同じ作者だというのが個人的には意外だった。 と、上で書いたようにアドラー心理学を誤解のないように丁寧に解説した本。私のような一般人でも読みやすいし、引用もそこそこあるのでアドラー心理学を理解しようとするにはよい本だと思う。子育て・教育分野で活躍したのでそこの分野を想定した語りが多いが、大人にもあてはまると思う。他人への気遣いに見返りを求めるな、察するのは期待するな言葉で伝えろ云々、とか。(私自身アドラー心理学を全く知らない頃からこれを実行したが、かなり人生生きやすくなったと感じたので大人にも是非。) ただ、このように書くと過激な感じがするがそういうことではない(アドラー心理学は一言で述べようとするとかなり誤解を受けかねないものだということも、この本でわかった。よく「他人のためではなく自分のために行動しろ」というようなフレーズも耳にするが、これも厳密に理解しないと悪用されかねない。)。 個人的には原因論・目的論的な見方で何故ソクラテスは処刑を免れることもできるがそれを行わないのか、を説明する場面が面白かった。身体が逃げるための動作をしていないからだというような表現だったが、そうじゃないだろ!と滑稽に思えるが実生活にもこういうやりとりがあるのではないだろうか。

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2018/09/18

「(1)自立する(2)社会と調和して暮らせる。心理面の目標として(1)私は能力がある(2)人々は私の仲間である 」 「自己受容、他者信頼、他者貢献はどれ一つ欠くことができない。」 アドラー心理学の入門として わかりやすいのかよくわからん

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2018/06/22

ちょっと古いかな。 同感するところもあるけど、 コモンセンスとか原因でなく目的であるとか。 半分くらい同感したけど、半分くらいあまり飲み込めなかった。

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2018/06/03

「嫌われる勇気」が流行っている。そっちも少し立ち読みしたけれど、老哲学者と人生に悩む若者の対話という展開がどうもきな臭くて読めなかった。 老哲学者=岸見一郎なのだから、その作者がダイレクトにアドラー心理学を語った本にあたるのが手っ取り早いと思った。 アドラー心理学って、要は実存...

「嫌われる勇気」が流行っている。そっちも少し立ち読みしたけれど、老哲学者と人生に悩む若者の対話という展開がどうもきな臭くて読めなかった。 老哲学者=岸見一郎なのだから、その作者がダイレクトにアドラー心理学を語った本にあたるのが手っ取り早いと思った。 アドラー心理学って、要は実存主義のことなんじゃなかろうか。作者も哲学だって言ってるし。だったら「トラウマ」っていう心理学用語を取り入れないほうが、妙な誤解を生まなくて済むと思うのだが。それはさておき。 例えば「ほめる」「罰する」ということをアドラー心理学では禁じており、そのエッセンス自体には共感を覚える。 ただし作者が描く日常――「あなたにはうちの子供をほめてほしくない」「言ってることはわかるのね、という看護師の言葉が親をモノ扱いしている」――は単なる偏屈なじいさんのわがままにしか思えない。 アドラーは民衆と会話を通して自分の教えを伝えたというが、かの作者が生み出しているのは「対立」だ。 その教えがどんなに真新しく素晴らしいものであっても、「社会一般」というものがあることを認めなければ、単なる暴力になってしまう。 哲学はよりよく生きることを目指す。行動に結びつかなければ、無だ。 僕にとってこの作者は「……そうは言っても」の観点がすっぽり抜け落ちているように思う。 「私はこのような考えを持っている」「しかし社会一般はそうではない」「ではわたしの生をより充足させるにはどうしたらよいか?」 その答えは「対立」ではないはず。 ましてや「嫌われる勇気」の老哲学者のような「半隠遁」でもないと僕は思う。

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2018/04/26

自己受容、他者信頼、他者貢献。 ー 「大切なことは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかである」

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2018/02/22

誰が読んでも、どこかしら刺さる部分、ここは自分のための記述だと思える場所があるんじゃないかな 私の場合は、ここ1年くらい前からなんとなく心がけ始めていたことが言語化されたように感じられました

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2018/01/25

入門はできた気がするが、筆者の眼鏡を通しての内容が多く、アドラー心理学を学べているのかどうか分からなくなり、途中で読む気をなくしてしまった…

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