アドラー心理学入門 の商品レビュー
「私たちのしていることは何らかの形で全体に広がっていく。だから私にまず何ができるかを考えていくと少しは何かが変わるかもしれないし変わらないかもしれない」という言葉が印象的だった。 日々の生活だと自分の影響力なんて微々たるものと考えがちで、小さなことを蔑ろにしている自分がいる。今日...
「私たちのしていることは何らかの形で全体に広がっていく。だから私にまず何ができるかを考えていくと少しは何かが変わるかもしれないし変わらないかもしれない」という言葉が印象的だった。 日々の生活だと自分の影響力なんて微々たるものと考えがちで、小さなことを蔑ろにしている自分がいる。今日からでも少しでも変われたら、丁寧に日々を過ごしていこうと心に留めておくだけでも日々の行動が変わるのではないか。
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「嫌われる勇気」を読んでアドラー心理学に興味を持ったので岸見先生の本も読んでみました。 内容のわかりやすさで言えば「嫌われる勇気」の方が理解しやすいと思いましたが、内容の濃さやアドラーの考え方との距離はこの本の方が学びやすいと感じました。 本を読みながら、自身のこれまでの経験やも...
「嫌われる勇気」を読んでアドラー心理学に興味を持ったので岸見先生の本も読んでみました。 内容のわかりやすさで言えば「嫌われる勇気」の方が理解しやすいと思いましたが、内容の濃さやアドラーの考え方との距離はこの本の方が学びやすいと感じました。 本を読みながら、自身のこれまでの経験やものの考え方などについて、振り返りながら読みました。
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「嫌われる勇気」に続いて単行本にて読了。前者ほど分かりやすく、ストーリー的に書かれてはいなかったが、基本的な内容は重複していた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アドラー心理学の入門書として大事なことが最終章に書かれていたと感じた。2019年最後のアドラー心理学復習として手に取った本だが、アドラー心理学は時が経って読むことでわかってくることが増えているのを感じた。 目的論、自己決定性、自己受容の大切さもさることながら、アドラー心理学の最も大切なものは柔軟性であり、バイアスによる世界の見方をしなやかなマインドセットによって、世界の見方を変えることにあるのだろうと、今回は思えた。 次アドラー心理学本を読んだときには別の発見があるだろうが、今の私はここに気づけたことを嬉しく思う。
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赤信号で止まらなければいけないのはなぜか? 70%は警官に見つかるとつかまるから 25%は私が怪我をするから 5%は私も怪我をするだろうけど、他の人にも被害を及ぼすかもしれないから。 他者のことも考えられることが幸福の条件。
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アドラー心理学の入門書ということで、分かりやすく全体を捉えた内容で、アドラーの人となりや歴史の背景、人間関係なども書かれていて興味深かった。 嫌われる勇気を読む前に、アドラー心理学を簡単に知っておこうと思い読んでみた。 教育の大切さ、対等な横の関係、楽観主義と楽天主義などとても...
アドラー心理学の入門書ということで、分かりやすく全体を捉えた内容で、アドラーの人となりや歴史の背景、人間関係なども書かれていて興味深かった。 嫌われる勇気を読む前に、アドラー心理学を簡単に知っておこうと思い読んでみた。 教育の大切さ、対等な横の関係、楽観主義と楽天主義などとても参考になる事があった。 大きく世界を変えることは難しいが、自分ができることをやって行こう。
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アドラーに関する本は読んだことがありませんでしたが、分かりやすく書かれていて、タイトルの通り入門書として最適だと思いました。 長年に渡って自分のことが肯定できないことや周りとの人間関係で悩んできましたが、アドラーの優劣に依存しない考え方を学ぶことで、スッキリと解消できる気がしてき...
アドラーに関する本は読んだことがありませんでしたが、分かりやすく書かれていて、タイトルの通り入門書として最適だと思いました。 長年に渡って自分のことが肯定できないことや周りとの人間関係で悩んできましたが、アドラーの優劣に依存しない考え方を学ぶことで、スッキリと解消できる気がしてきました。 私にとっては折に触れて読み直す本になることでしょう。
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子供の行動を「原因」から探るのではなく「目的」から推察して本質を見極めていくという方法は、初めて知る方法でへぇーとなった。
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アドラーの人となりや背景、アドラー心理学の基礎的な部分を理解するのには良い本。 具体例も多く、わかりやすい文章で読みやすい。 さすが「嫌われる勇気」の著者! 目的論、課題の分離、横の関係、自己受容・他者信頼・他者貢献、共同体感覚 赤信号をなんで渡ってはいけないか?という質問を...
アドラーの人となりや背景、アドラー心理学の基礎的な部分を理解するのには良い本。 具体例も多く、わかりやすい文章で読みやすい。 さすが「嫌われる勇気」の著者! 目的論、課題の分離、横の関係、自己受容・他者信頼・他者貢献、共同体感覚 赤信号をなんで渡ってはいけないか?という質問をアメリカ人にした結果が印象的だった。 70% 警察に見つかると捕まるから 25% 私が怪我をするから 5% 私も怪我をするだろうけど、他の人にも被害を及ぼすかもしれないから ある状況が自分にとってどういうことかをまず考えるのではなく、皆にとってどういうことなのか考える。その中で自分がどう貢献できるか考えていくことが、幸福につながっていく。誰もやっていなくても自分から始めること。 わかっているができないというとき、実はできないのではなく、したくないのです。
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ギリシア哲学の専門家によるアドラー心理学の概説。詳細にはわからないが、雰囲気は伝わる。 アドラーの言い分: (教育) ・原因論ではなく目的論で人の行動について考える。(何かのせいでそのように行動に出るのではなく、何かを達成するために行動している) ・性格(ライフスタイル)は変え...
ギリシア哲学の専門家によるアドラー心理学の概説。詳細にはわからないが、雰囲気は伝わる。 アドラーの言い分: (教育) ・原因論ではなく目的論で人の行動について考える。(何かのせいでそのように行動に出るのではなく、何かを達成するために行動している) ・性格(ライフスタイル)は変えられる ・教育の目標は、「自立する」「社会と調和して暮らせるようにする」こと。そのうえで、「自分には能力がある」「人々は自分の仲間である」という意識を持てるようにすることが重要。 ・問題はすべて人間関係上の問題である。 ・適切な行動に注目するが、ほめはしない。 ・普通でいればいいのに、普通のままでいる勇気がない者(劣等コンプレックスのある者)には「勇気づけ」をしないといけない。 ・課題を分離し、適切な過程を経なければ他人の課題を手伝わない。 (個人の性格形成) ・全て人間は対等であり、横の関係にある。 ・自己受容、他者信頼、他者貢献の三つが必要であり、健康なパーソナリティには共同体感覚(要議論)が必要。 (アドラー理論の特徴) ・目的論 ・「法則定立的」でなく「個性記述的」。人は自分で意味づけした世界に生きていることの理解。 ・決定論に与せず、自由意志による選択を信奉。 (その他人生論に関すること) ・人生の意味は自分で決めるのであって、他人は関係がない。自分自身が人生を創り出している。だから、失敗を恐れず、今、したいことをせよ。ただ、自分で自由に選択することは構わないが、自分の選択したことには責任を持つこと。また、他人も自分と同じような権利を持つ人間として尊重すること。その意味で、個々人は社会の中で自立してそれぞれ生きていくべきであり、必要なときに必要な言葉による(よらなくても)意志表示をするべき。 ・現実をありのままに見据えて、とにかくできることをやろうと思ってできることから取り組んでいくこと。 _____________ 文章が下手だと思う。主語、目的語がなかったり、なぜ挿入したのかわからない文などが散見され、あんまり校正していない…?みたいな気持ちになった。個々のそれっぽく良さげな小話を無理やり入れたいがために前後の接続がなんかわかりにくくなっているところがある。 他人がそもそも分かり合えないことを前提に生きていくと、波風が立たない、というのはその通りだなぁと思う。わからない他人と共同して生きていけることが感動的。
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