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坂の上の雲 新装版(八) の商品レビュー

4.5

232件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2010/06/01

司馬さんの作品で最高の作品だと思います。 開国し、文明・文化が大きく変わろうとしている中、 貧しくも前を向きながら、生きる3人の青春を おなじみの司馬節で多角的に切っていきながら 絶妙な表現をしています。 男子は生涯一事を成せば足る 好古の言葉は本当に痺れます。

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2022/07/14

情報科教員MTのBlog(『坂の上の雲・8』を読了!!) https://willpwr.blog.jp/archives/51097491.html

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2020/01/13

<本の紹介> 本日天気晴朗ナレドモ浪高シ―明治三十八年五月二十七日早朝、日本海の濛気の中にロシア帝国の威信をかけたバルチック大艦隊がついにその姿を現わした。国家の命運を背負って戦艦三笠を先頭に迎撃に向かう連合艦隊。大海戦の火蓋が今切られようとしている。感動の完結篇。巻末に「あとが...

<本の紹介> 本日天気晴朗ナレドモ浪高シ―明治三十八年五月二十七日早朝、日本海の濛気の中にロシア帝国の威信をかけたバルチック大艦隊がついにその姿を現わした。国家の命運を背負って戦艦三笠を先頭に迎撃に向かう連合艦隊。大海戦の火蓋が今切られようとしている。感動の完結篇。巻末に「あとがき集」他を収む。 ----- この本を読みながら、「司馬さんが読者である自分達に伝えたかったことはなんだろう」ってのを考えてました。そして、明確に書かれてはいないけど自分の中では「日本人である君たちの先人には、誇りにしていいこんな人たちもいたんだよ」とかそういったことなんだろなと思ってました。 そして、その答えを探しに、この8巻を読み終わる日に大阪に飛んだ。目的は、司馬遼太郎記念館。安藤忠雄が設計しているってのもあって、一度見に行きたいと前から考えていたけど、「これ以上のタイミングはこの先来ないでしょ」っと思い立って行ってきました。向かう途中のバスの中であとがきを読み進めていくと、「登場人物たちがおかれている条件下で、たえず『日本人とは何か』ということをあたまにおいて考えてみた」という一節があった。 自分が作品を通して感じた答えが、司馬さんが伝えたかったこととそう遠くなかったことを嬉しく思ったし、読書の楽しみってこういうことなのかな、とも思いました。 本の中で目にしていくのは活字の一つ一つかもしれないけども、その活字が重なって単語になり、文章になり、物語になっていく。その物語には、活字一つ一つでは表現できない意味があり、情景があり、伝えたい想いが隠されている。 本に書いてあることをそのまま受け取るんじゃなく、その「本を読む」ことを通して本に書いていないことまで自分の感性で感じていく。そんなことができてくると、読み手としての楽しみもまた出てくるんじゃないかなと思いました。 多分、100冊読む前にはたどりつけなかった場所だろうな、と素直に思います。 本にもいろいろあるのと同じように、著者もみんな違う。人間性や育った時代、環境、嗜好や考え方の癖、その違いが作品である本から少しだけどつかめるようになってきたってのは大きな収穫だろうと思いました。 あと、坂の上の雲って作品の由来も最後にわかりました。 なるほどね、うまいなと。 この作品を全部読むのは骨が折れるかもしれないけど、それだけの価値のある作品だと思います。読んだ人よかったら感想言い合いませんか~。

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2010/05/08

ます、タイトルがとても素敵だと思う。 司馬遼太郎は丁寧に描写をしてくれるのが良い。 ロシアやバルチック艦隊の事などにも長々とページを割いており(特に6巻)、当時のロシア事情に明るくない私でもなんとなくの雰囲気は掴めた。 特に後半から、軍艦好きの自分にはたまらない作品でした。

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2010/05/02

長い、長い話だった。途中延々と続く陸戦に読むのを放棄しかけた6、7巻、そして8巻にて日本海海戦、これは痛快に読めた。日本の勝利はまたしても相手方大将の大将らしからぬ判断ミスの連続による部分が大きく、徹底的な完全勝利となった。しかし海軍のこの完膚なきまでの勝利がなければポーツマスで...

長い、長い話だった。途中延々と続く陸戦に読むのを放棄しかけた6、7巻、そして8巻にて日本海海戦、これは痛快に読めた。日本の勝利はまたしても相手方大将の大将らしからぬ判断ミスの連続による部分が大きく、徹底的な完全勝利となった。しかし海軍のこの完膚なきまでの勝利がなければポーツマスでの講和には至らなかったであろう事を思えば日本という国の存在を賭けた綱渡り的な戦いだったと言える。この一文を今正に出撃に際して付け加えた真之の真意は。「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」、本来軍人を目指していなかった真之の名文です。

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2010/04/13

長かった。が、当時の時代背景などが丹念に調査、執筆されており、多少その時代について知識がなくても理解しながら読み進めることができる。 明治という、重苦しくも前途だけを見ていれば良かった時代が少し羨ましい。

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2010/03/22

怒涛の戦争終結から、ラストは急激に穏やかに。そんな穏やかさの中で、ノボさんの呼びかける声が、感動的でした

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2010/02/13

ドラマが始まる前から、少しずつ読んでいました。全8巻という大作ですが、とても分かりやすく、飽きることなく読み終えました。色々な人にオススメしたくなる本です。

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2010/01/29

教科書に載っていたどことなく暗鬱な横顔に、あまりいいイメージを持っていなかった正岡子規だが、明るく楽天的な子規のユーモア感覚に共感。俳句・短歌にも興味を持った。機会があれば子規の句集なども読んでみたい。そして明治という新しい時代を純粋に一生懸命に生き抜いた、秋山兄弟・子規や彼らを...

教科書に載っていたどことなく暗鬱な横顔に、あまりいいイメージを持っていなかった正岡子規だが、明るく楽天的な子規のユーモア感覚に共感。俳句・短歌にも興味を持った。機会があれば子規の句集なども読んでみたい。そして明治という新しい時代を純粋に一生懸命に生き抜いた、秋山兄弟・子規や彼らを取り巻く全ての人々に、惜しみない拍手を。

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2010/02/09

読みきった、というかんじです。 読めば読むほど、よく勝てたなぁと・・・。 とにかく、ロシア側のダメっぷりに助けられたギリギリの勝利に、結末を知っているとはいえ「大丈夫なのか?ほんとに大丈夫なのか!?」とハラハラさせられました。 明治はよい時代だった、と思っていましたが、翔ぶが如...

読みきった、というかんじです。 読めば読むほど、よく勝てたなぁと・・・。 とにかく、ロシア側のダメっぷりに助けられたギリギリの勝利に、結末を知っているとはいえ「大丈夫なのか?ほんとに大丈夫なのか!?」とハラハラさせられました。 明治はよい時代だった、と思っていましたが、翔ぶが如く~坂の上の雲を読んで、生きていくには今のほうがずっといい(でも恵まれすぎていて心が貧しい人が増えて幸せに気づけない)と、考えを改めました。 明治はほんとうにスタートで、だからこそこれからの希望に満ちた、心が豊かで幸せな時代だったんだなぁと。 人間、少し足りないものを追いかけ続けるほうが幸せに生きれるのかもしれません。 そういう意味で、このタイトルも秀逸だと思います。

Posted byブクログ