坂の上の雲 新装版(六) の商品レビュー
この巻で盛り上がった場面は、バルチック艦隊の大航海です。 極東までの大艦隊による大航海がいかなる困難を伴うか・・・ 100年前と比べたときの技術の進歩にも感動します。 全体としては大きな進展がないため、読む速度は標準ペースでした。
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ロシア帝国は負けるべくして負けた。 日本が強かったからではない。 負けるように内乱が起こるよう活動はしていたようだ。 また、英国を味方にできたことが非常に大きい。 バルチック艦隊の疲労感がしつこく説明されている。 天運が間違いなくこの時期の日本とともにあった。
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明治と言う時代を秋山兄弟と正岡子規の三人を通して描く。 この時代の人々の豪快さ、潔さ、必死さがひしひしと伝わってくる。
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日本海海戦と奉天会戦、それぞれ陸海の決戦前までを描く章。また、明石元二郎大佐による当時ロシアの属国フィンランド・ポーランド他における諜報活動も丁寧に描かれている。
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6巻はロシア革命の前奏曲 明石という日本人がロシア・東欧の反ロシア勢力を集めてロシア革命の火をつけたんだって 知らなかったなぁ
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やっと…やっと六巻終了! 切ない、バルチック艦隊が切ない…!!! 冬場の太平洋の荒波、船中26時間で死にそうだった私には、とても艦隊勤務は無理だと思ったのですが、六巻のバルチック艦隊…そりゃ発狂もしますよ…!!!
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ロシア軍反転攻勢による黒溝台会戦。全軍壊滅の危機の中で見せる秋山好古の豪胆さに明治時代の日本人の気骨を感じます。(砲弾飛び交う司令部でブランデー片手にニヤリと笑うシーン)。 ロシア革命を煽動させる明石元二郎の欧州での暗躍も描かれ、世界史の中での日露戦争の位置付けも見えてきます。
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読み止まってた本読了。 ロシア側の敗戦への原因が綴られている。 改めて司馬遼太郎の情報収集力はすごいと思う。
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やはり、多くの犠牲を払ってこの国があること、 先人達の活躍と苦労を忘れてはならないと読んでる最中思っている。 この巻では、ロシアの専制君主制による弊害、 ロシアが辿ってきた国家が国民に強いた悪政、 その不平不満を利用・革命を引き起こし、 戦を優位に導こうと活躍した日本人に驚かさ...
やはり、多くの犠牲を払ってこの国があること、 先人達の活躍と苦労を忘れてはならないと読んでる最中思っている。 この巻では、ロシアの専制君主制による弊害、 ロシアが辿ってきた国家が国民に強いた悪政、 その不平不満を利用・革命を引き起こし、 戦を優位に導こうと活躍した日本人に驚かされ、 この国を思う気持ちに痛く揺さぶられた。 奉天会戦、日本海海戦という 日露戦争の最大の戦いでありクライマックスに向け、 物語は徐々に加速していく。
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日露戦争、旅順の乃木による不毛な戦いのあとの話し。ロシア帝政か崩れた裏に、日本のスパイの活躍があったというのは目新しく面白かった。これまでのシリーズで一番のめり込んで読めたかも。久々の司馬遼太郎に、改めてこの人は歴史学者だ!と思った。史実を調べてぬいて小説を書き上げるという姿勢が...
日露戦争、旅順の乃木による不毛な戦いのあとの話し。ロシア帝政か崩れた裏に、日本のスパイの活躍があったというのは目新しく面白かった。これまでのシリーズで一番のめり込んで読めたかも。久々の司馬遼太郎に、改めてこの人は歴史学者だ!と思った。史実を調べてぬいて小説を書き上げるという姿勢がすごい。
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