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坂の上の雲 新装版(六) の商品レビュー

3.9

136件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2017/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

黒溝台会戦勃発前の日本軍の悪手から奉天会戦直前までの第六巻。黒溝台では司令部の判断力欠如を現場の軍人が補う恰好で、この戦いが本当に綱渡りな勝利であることがこのエピソードでも語られ、この大戦で負けた場合の日本の今日を考えると寒々とします。 明石の諜報作戦、バルチック艦隊、ロジェストウェンスキー航海も読みごたえあり。特にバルチック艦隊は前巻よりじわじわ進んでおり海戦の章が不謹慎ながら楽しみになってきます。最終的に日本が勝つとわかっているので安心して読めるが、愛国心をもって読んでしまいます。秋山兄弟の出番は薄く児玉源太郎など首脳陣達の人間ドラマが楽しめます。

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2017/07/23

日露戦争は一旦小休止し、ロシア艦隊の停滞振りと、日本軍の満州決戦準備に多くの頁が割かれているので、全体的に動きがなく中弛みの印象。

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2017/01/07

前巻からもうずっとやけど、こんなに危うい状況で、作戦をたてて邁進した人たちのことを思うと、心臓がいくらあっても足りない。 その各々のことを事細かに伝える司馬遼太郎はほんまにすごい。 事細か過ぎてやっぱり上滑り。笑 あと2巻!あとちょっと!

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2017/01/02
  • ネタバレ

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 トリビアというか著者の蘊蓄が彼方此方で叙述される。なかなか面白いし、よくもまあそんな小ネタを仕入れているものだなぁと感嘆。  鉄甲弾の技術進歩と日露の特色、喫水線以下の軍艦の形状等々。  陸軍は黒清台会戦から奉天会戦へ。  海軍はバルチック艦隊東征の続き。  そして、明石大佐による諜報、ロシア国内での紊乱活動が描かれる。  この巻だけ保持継続しようか?

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2016/09/20

坂の上の雲を読み終えた。 巻数がちょっと違うバージョンを読んだみたい。 自分の読んだものは、6巻で最終巻となる。 今まで日露戦争をして、バルチック艦隊を破って日本が勝利したくらいの感覚しかもってなかった。それが日本の教科書、授業の限界かも。 その2行の中に、こんなにもドラマがあ...

坂の上の雲を読み終えた。 巻数がちょっと違うバージョンを読んだみたい。 自分の読んだものは、6巻で最終巻となる。 今まで日露戦争をして、バルチック艦隊を破って日本が勝利したくらいの感覚しかもってなかった。それが日本の教科書、授業の限界かも。 その2行の中に、こんなにもドラマがあったとは。 感激です。 ロシアが攻めてくるから、しょうがなく日本は戦った。日本を守るために、全員が一生懸命戦った。すべてをかけて戦った。 こんな熱い授業を聞きたかった。そうすれば、歴史がただの暗記から、生きるために必要な知恵を得る教科になると思う。

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2016/09/01

外から見た帝政ロシアの斜陽。内在する貴族を取り巻く問題に、もう一つの日露戦を明石元次郎の視点を通して語られる章はとても面白い。 あらゆる可能性を追求し勝利を呼び込む。決して教科書にはのらない大諜報作戦。

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2016/03/09

恐るべきロシアのバルチック艦隊が日本へ向けて航行を開始。いっぽう日本は諜報活動をとおして、欧米での反ロシアの機運を高めようとする。 ロシアの圧政から逃れるには帝政を倒壊させるしかない、と、ヨーロッパ各国の活動家が手を組む。しかし、その後のソ連時代に社会主義の名のもとに大粛清が行...

恐るべきロシアのバルチック艦隊が日本へ向けて航行を開始。いっぽう日本は諜報活動をとおして、欧米での反ロシアの機運を高めようとする。 ロシアの圧政から逃れるには帝政を倒壊させるしかない、と、ヨーロッパ各国の活動家が手を組む。しかし、その後のソ連時代に社会主義の名のもとに大粛清が行われた歴史を知るだけに、複雑な思いになった。

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2016/02/13

黒溝台から奉天へまで。 満州で一時的に大軍に攻められたり、満州での決戦準備をしたり、バルチック艦隊の停滞状態だったりを説明。 ロシア国家がいかにひどいかを永遠に書いている。

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2015/12/14

東郷の太平洋艦隊も準備が整って、次巻からいよいよバルチック艦隊との激突。    陸戦でも、ロシア30万、日本20万の世界最大規模の奉天会戦が。 着々と進む激戦から目が離せない。    6巻では、主戦場とは別の、 ロシア本国やヨーロッパで、クーデターの煽動や諜報活動を担う明石元二...

東郷の太平洋艦隊も準備が整って、次巻からいよいよバルチック艦隊との激突。    陸戦でも、ロシア30万、日本20万の世界最大規模の奉天会戦が。 着々と進む激戦から目が離せない。    6巻では、主戦場とは別の、 ロシア本国やヨーロッパで、クーデターの煽動や諜報活動を担う明石元二郎の影ながらの活躍が描かれていて、印象的だった。    反体制派の時流に乗って、様々な人種、民族の利害関係の乱れるレジスタンス達を、   ロシア帝国打倒という1つの目標に向かわせるように奔走する。   表舞台には決してたたない、孤独な戦い、 その中でレジスタンスの人たちとの友情が築き上げられる。   様々な思惑の絡み合う反体制派の人たちをまとめ上げて、機動的な組織を作り、 着実にロシア内での反体勢力の活動を展開していく。   彼一人の力だけではないにしても、 ロシア帝国に内側から働きかけて、 たった一人で、陸海戦での勝利と同じくらいか、それ以上に、日露戦争の勝利に貢献した    明石が心に残った。   

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2015/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

盛り上がって来ました! 旅順要塞がついに陥落。 バルチック艦隊はようやくインド洋へ。 帝政ロシアの不満分子が決起 冬が終わる前に奉天作戦開始へ。 こんなに面白いのに、なぜ読み進められないのだろう。 なんかペースが上がらない。 司馬遼太郎の文章と私は相性が悪いのか? でも、もっと読みにくい文章たくさんあるしなぁ・・・ 司馬遼太郎がインタビューした人の住所まで書いてあるのには驚いたが、昔はその辺気にしなかったのだろうか。

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