坂の上の雲 新装版(六) の商品レビュー
話が横道に逸れだし、物語に冗長さが出てきたが日露戦争が佳境に入ってきた。ウクライナ侵攻中の現代に読んでいるせいかどうしてもロシアを偏見じみた目線で見てしまうが、自分の感覚を大切に次巻に進みたい。
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ついに最後の巻を読むに至った。いい調子で読んでいたけれど、やっぱりこの話の脱線ぶりというか余談ぶりには全く閉口する。沖縄の漁師がバルチック艦隊を発見してそれを軍部に報告するまでの過程にくだくだと紙面を割くことの悠長さは腹さえ立ってくる。この本を手に取る読者のほとんどの人が読みたいのは日露戦争のドラマ、大筋であってそんなちまちましたことまで読みたいと思うのだろうか。ある意味そういった部分も場合によっては興味深くないこともないが、この膨大な小説が膨大にならざるを得なかったのはそういった余談話をちりばめすぎるからではないか。その分を戦闘シーンに割けばいいではないか。また昔の日本人の名前の漢字は読むのが難しい。なのに、簡単な漢字の「信濃丸」なんてのにルビが振ってあるのはなんなのだ?と、どんどん司馬さんと文芸春秋社を嫌いになりながらこの巻を読んでいる。 もひとつ。読む側の私の意識にも大いに問題があります。貸してもらっていたのを長らく放置していて、もういい加減返さなくてはとの思い。読むのに旬ではなかったのです。ですから文句を言うほうが間違っているとも言えます。すみません。 読み終えました。もう何も言うまい。でも一言、“ホツ”としております。
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本筋の満州での会戦。陸軍のダメダメなところは旅順だけじゃなかったのね。極寒の地で薄氷を踏むような戦い。好古に同情する。サイドストーリーのヨーロッパ諜報戦、インド洋のバルチック艦隊奮闘記も佳境で次の巻に続く。
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ちょっと脱線が多い気が。。脱線が多い分の教養は身につくが、物語としては冗長な構文、構成になっているのが残念であると感じた。 あー、やっと読み終わった、、という感じ。
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日露戦争の陸軍のジリジリとした展開からいよいよ佳境に入ってきました。 攻防が手に汗にぎる感じが伝わります。 次巻に期待。
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とても面白かった。 ロシアという国がなんとなく分かった気がする。 当時の日本の雰囲気もよく想像できた。
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展開が進まず、じりじりとした雰囲気が伝わってくるようでした。巻の終盤で、漸く物語が動き出します。次巻が楽しみです。
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大学2年または3年の時、同期から「読んだこともないの?」と言われてくやしくて読んだ。 長くかかったことだけを覚えている。 文庫本は実家にあるか、売却した。 そして2009年のNHKドラマの数年前にまた入手して読んだ。 秋山好古・真之、正岡子規について、初期など部分的に爽快感はある...
大学2年または3年の時、同期から「読んだこともないの?」と言われてくやしくて読んだ。 長くかかったことだけを覚えている。 文庫本は実家にあるか、売却した。 そして2009年のNHKドラマの数年前にまた入手して読んだ。 秋山好古・真之、正岡子規について、初期など部分的に爽快感はあるが、とにかく二百三高地の長く暗い場面の印象が強い。 読むのにとても時間がかかった。 その後3回目を読んだ。 バルチック艦隊の軌跡など勉強になる点はある。なお現職の同僚が、バルチック艦隊を見つけて通報した者の子孫であることを知った。 いずれまた読んでみようと思う。(2021.9.7) ※売却済み
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明石元二郎の諜報活動にページが割かれているのだけども、これが面白い! 人物も魅力的であるし、真正面からの戦いだけでなくロシア内部から切り崩すためにどのようなストーリーがあったのかが詳しく描かれます。 歴史は、結果でしか捉えることしかできないから割と無機質な印象を持ちがちだったけど、小説を読むことで人柄が結果を左右してたんだなぁと人間味を感じることができるのがよい。
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連載当時これを読んでた人はどう思ったのだろう?? 長期連載の漫画のように、サイドストーリーや過去編に終始して、なかなか本編が進まずにイライラしてしまうような感覚に陥ります。
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