坂の上の雲 新装版(六) の商品レビュー
日本の諜報活動につい…
日本の諜報活動について紙面を割いてます。戦線は陸軍、海軍だけでなくロシア内部にもあったということが分かります。たった一人で大金を持ち、政情不安定のロシアに潜入する。スパイ映画のようにワクワクしてきます。
文庫OFF
5巻を読み終わってからここまで、途中で別の小説を読んだりしていて、戻ってきました。 NHKでドラマの再放送が始まり、いいきっかけになりました。
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ようやく6巻までやってきた! この巻は盛りだくさんの内容で、 盛りだくさんな上にめちゃくちゃ細かいエピソードが並んでいて…、 正直ちょっと疲れた。 寒くて辛くてめちゃくちゃ厳しい黒溝台の戦いから始まり、 ロシア革命へと暗躍する明石元次郎の活躍、これ、特に血の日曜日事件の詳細は...
ようやく6巻までやってきた! この巻は盛りだくさんの内容で、 盛りだくさんな上にめちゃくちゃ細かいエピソードが並んでいて…、 正直ちょっと疲れた。 寒くて辛くてめちゃくちゃ厳しい黒溝台の戦いから始まり、 ロシア革命へと暗躍する明石元次郎の活躍、これ、特に血の日曜日事件の詳細は興味深かった。 旅順を攻略した乃木軍が奉天会戦に向けて北進する様子。 ここは、前巻からも悪評高かった伊地知参謀長に代わり着任した小泉少将の墜落事故から、さらに病床の松永少将へと参謀長が代わる乃木希典の不運が印象に残る。 はたまた海軍サイドへと舞台は移り、来たるべく日本海海戦への序章に期待が高まったり、その前に奉天会戦への作戦のドタバタや本当に薄氷を突っ走るような危うさに、結果知っているのにハラハラさせられる。 来月、ドラマが再放送されるみたいだから、あと2巻、早いこと読んでしまわないとなー。 余談だけど、これを読んでアメリカのルーズベルト大統領って2人いたことに恥ずかしながら気がついた。 ニューディール政策の大統領はフランクリンで、日露戦争の仲介はセオドアだったんだね。 これが一番学びになったかも笑
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【30年ぶりに読む「坂の上の雲」】 第六巻は「大諜報」「乃木軍の北進」「奉天へ」など。ニコライ二世によるツァーリ専制への不満が燻る中、「ロシアそのものに接して国内革命を扇動した(p133)」明石元二郎大佐の活躍が痛快だ。 司馬さんの分かり易すぎる人物評に違和感を覚えつつ令和に読み...
【30年ぶりに読む「坂の上の雲」】 第六巻は「大諜報」「乃木軍の北進」「奉天へ」など。ニコライ二世によるツァーリ専制への不満が燻る中、「ロシアそのものに接して国内革命を扇動した(p133)」明石元二郎大佐の活躍が痛快だ。 司馬さんの分かり易すぎる人物評に違和感を覚えつつ令和に読み返す「坂の上の雲」。七巻に進もう。
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奉天へ、まで。戦闘描写は影を潜み、その裏で何が起こっていたのかが主な内容かと。内部からロシアを崩壊させるべく、革命を起こさせるため暗躍する大佐・明石元二郎。彼は日露戦争勝利の影の立役者だろう。あれよあれよと、打倒皇帝を掲げている組織ら幹部たちと接触し、革命へと導くその確かな手腕は...
奉天へ、まで。戦闘描写は影を潜み、その裏で何が起こっていたのかが主な内容かと。内部からロシアを崩壊させるべく、革命を起こさせるため暗躍する大佐・明石元二郎。彼は日露戦争勝利の影の立役者だろう。あれよあれよと、打倒皇帝を掲げている組織ら幹部たちと接触し、革命へと導くその確かな手腕は目を見張るものがあった。とても魅力的な人物で、わたしは好きだ。
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すごい読み応え。ヨーロッパでの諜報および革命煽動活動、バルチック艦隊のドタバタな重労働、バルチック艦隊を迎え打つための周到な訓練、奉天会戦に臨むそれぞれの立場の決意や駆け引き。 世界が注目しているということがひしひしと感じられる。 不謹慎だけどこれくらいの士気での仕事がしてみたい...
すごい読み応え。ヨーロッパでの諜報および革命煽動活動、バルチック艦隊のドタバタな重労働、バルチック艦隊を迎え打つための周到な訓練、奉天会戦に臨むそれぞれの立場の決意や駆け引き。 世界が注目しているということがひしひしと感じられる。 不謹慎だけどこれくらいの士気での仕事がしてみたい。
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ロシア帝政の瓦解のはじまり。 日露戦争時、遼東半島や南満州の戦場だけでなく、ヨーロッパでも勝利のために活動する日本人がいたのですね(このくだり、ちょっと長かった...)
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▼旅順を、あっという間に落としてしまう児玉さん。ここンところの描き方は天晴。ヤクザ映画の終盤のような、カタルシス。▼当然、戦闘ではなくそこに至る人間模様が滋味深い。確実に「坂の上の雲」で司馬さんが書きたかったことベストテンに入るくだりであろう。▼それにしても、たかが紙に文字がいっ...
▼旅順を、あっという間に落としてしまう児玉さん。ここンところの描き方は天晴。ヤクザ映画の終盤のような、カタルシス。▼当然、戦闘ではなくそこに至る人間模様が滋味深い。確実に「坂の上の雲」で司馬さんが書きたかったことベストテンに入るくだりであろう。▼それにしても、たかが紙に文字がいっぱいあるだけなのに、そこに未知の山河で右往左往する幾万の軍勢が、その足元の凍てつく寒さまで感じられる。割と突き放した「半ルポルタージュ風」なのに。取材の情熱と、話題の並べ方。それに加えて、「感情的にならぬよう」と自分に叫びながら溢れ出ちゃう書き手の思い入れ。▼そうか、敢えて言えば「戦争と平和」トルストイ。アレも読み終えた途端に再読を夕日に誓ったモノスゴイ小説だった。
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上層部が固定観念に凝り固まっている場合、その下の人間(改革、改変を上申する人)は苦労したり不幸になったりすると思う。今ならば転職するなど出来るけれど、戦時下ではそれも難しく運命を受け入れなければいけなかったのかもしれない。 正岡子規が亡くなってからは戦艦や戦術、人物像や弾薬の説...
上層部が固定観念に凝り固まっている場合、その下の人間(改革、改変を上申する人)は苦労したり不幸になったりすると思う。今ならば転職するなど出来るけれど、戦時下ではそれも難しく運命を受け入れなければいけなかったのかもしれない。 正岡子規が亡くなってからは戦艦や戦術、人物像や弾薬の説明が多くて読み進めるのが中々難しい。 それでもこの「坂の上の雲」はいつか読まなくてはならないと思っていたので、今月中に読了したい。 別の日に書いた感想 明石元二郎の登場する「大諜報」の項は面白くてあっという間に読んでしまった。 また、バルチック艦隊の項も詳細が書かれていて面白かった。 気になった人物 黒木為楨 津野田是重
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ハワイ旅行における旅のお供として読んだ本。 いよいよ、日露戦争における終盤戦、奉天会戦へ。 そこにはただ純粋に戦力のみで勝つという話だけで無く、政治や戦術など、様々なものが絡み合って終盤へと紡いでいく。 一つ一つの話をもっても人の模様や歴史背景が丁寧に、そして臨場感もって描かれ...
ハワイ旅行における旅のお供として読んだ本。 いよいよ、日露戦争における終盤戦、奉天会戦へ。 そこにはただ純粋に戦力のみで勝つという話だけで無く、政治や戦術など、様々なものが絡み合って終盤へと紡いでいく。 一つ一つの話をもっても人の模様や歴史背景が丁寧に、そして臨場感もって描かれており、スッと引き込まれていく。
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