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きみの友だち の商品レビュー

4.4

295件のお客様レビュー

  1. 5つ

    148

  2. 4つ

    94

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2018/05/19

二度目だけど友達の本当の意味を考えさせられる。毎日会うことができなくても、楽しい時間を共有することがなくても、それでも忘れられない相手が本当の友達?

Posted byブクログ

2018/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

学校という社会で日々もがいている子たちの物語。 ‘みんな’というくくりになると、なぜかそれはある種の鋭さを持って誰かを傷つける。 ‘みんな’から外れて、自分一人になったとき、客観的に‘みんな’の中のあの子やこの子を見つめる恵美。そして沢山の友だちはいらない、本当の友だちが一人いればいい、ということを知る。 その本当の友だちとはずっと一緒にいられないかもしれないけれど。 色々な子を主人公に綴られる短編集だが、それぞれがゆるやかに結びつき、最初と最後の主人公である恵美が、様々な年齢で脇役となって登場する。 ガラスの十代とは言ったもので、脆くて鋭いこの年齢を生きる子たちに、前に進むための…作中の言葉を借りるならば…「ヒント」となる物語であって欲しい。 2018.5.7

Posted byブクログ

2018/02/06

文字が映像となって、主人公たちが動き出す。 「言葉にならない、言葉を絞り出して」 感情を言葉に出すことって、とてもむずかしいと思う。 大人になると、「技術だとか、トレーニング」だとか・・・色々と言われるけど、僕はあまりそうだとは思わない。 言葉にできないことってあると思う...

文字が映像となって、主人公たちが動き出す。 「言葉にならない、言葉を絞り出して」 感情を言葉に出すことって、とてもむずかしいと思う。 大人になると、「技術だとか、トレーニング」だとか・・・色々と言われるけど、僕はあまりそうだとは思わない。 言葉にできないことってあると思うし、言葉にならないものだってある。 それを、人にどうのこうの言う必要はないよなぁ。

Posted byブクログ

2017/07/30

社会問題となっているいじめなどの問題に、マイペースで肩の力を抜いて、気の合う人とだけ付き合えば良いこと、社会に出れば実はみんなそうしてることを伝えてるのだと思う。学校という世界では、100点を取って、みんなと仲良くできることを優秀と呼ぶんだけど、それも足が速い、絵が上手い、人を思...

社会問題となっているいじめなどの問題に、マイペースで肩の力を抜いて、気の合う人とだけ付き合えば良いこと、社会に出れば実はみんなそうしてることを伝えてるのだと思う。学校という世界では、100点を取って、みんなと仲良くできることを優秀と呼ぶんだけど、それも足が速い、絵が上手い、人を思いやれる、優しい、と同じ単なる1つの能力、長所なだけなんだよな。。そこだけがやたらフォーカスされるからバランスが悪く、居心地が悪くなる。嫌なことなら逃げてよいんだよ。逃げ方も人それぞれでよいんだよ。

Posted byブクログ

2017/06/13

誰目線で描かれているのかはじめは分からなかったけど、どんどん引き込まれた。この年頃の女子にありがちな感じがよく描かれていた。

Posted byブクログ

2017/02/25

小学生の時から、何度も読み続けてきた。 私も、強くなりたい。強く、優しくなりたい。 読むたびにそう思う。 小学生の時に、この本に出会えたから頑張れた。 これからも読み続けたい大切な本です。

Posted byブクログ

2016/04/03

★★★★★やばい。感動した。後半に進むに連れて泣けた泣けた。ブンとモトの友情は眩しくて憧れるなぁ。堀田ちゃん、ハナちゃん、西村さんのどの状況もありありと想像できてしまって過去を思い出さずにはいられなかった。する方もされる方も心当たりがあった。友達、大切にできてなかったなと反省しま...

★★★★★やばい。感動した。後半に進むに連れて泣けた泣けた。ブンとモトの友情は眩しくて憧れるなぁ。堀田ちゃん、ハナちゃん、西村さんのどの状況もありありと想像できてしまって過去を思い出さずにはいられなかった。する方もされる方も心当たりがあった。友達、大切にできてなかったなと反省しました。

Posted byブクログ

2016/01/11

「友だち」や「親友」の定義のレベルが落ちている現代。SNSなどで直接顔を合わさずに、悩みを共感したり喧嘩をする関係が「友だち」と言えるのか。安易な人間関係が、近年の不条理な事件の原因になっている気がする。 「いなくなっても一生忘れない友だちが、一人、いればいい」「一生忘れたくない...

「友だち」や「親友」の定義のレベルが落ちている現代。SNSなどで直接顔を合わさずに、悩みを共感したり喧嘩をする関係が「友だち」と言えるのか。安易な人間関係が、近年の不条理な事件の原因になっている気がする。 「いなくなっても一生忘れない友だちが、一人、いればいい」「一生忘れたくないから、たくさん思い出がほしい。だから『みんな』に付き合ってる暇なんてない」 とてもハードボイルドだ。でもハードボイルドな人生は生きづらい。終章のエピソードは、そんな恵美でも認めてくれる周囲がいるというメッセージだと思う。

Posted byブクログ

2015/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

友だちって何なんだろう。 自分がいま友だちと思っている人は、学生時代の派閥みたいなものからは自由になって、本当の友だちだとは思うけど、恵美と由香ほどの仲かと言われると自信がない。 でも比べることはできないし、私は私、彼女は彼女、彼は彼、と認められる存在ならどな仲だっていいのかもしれない。 それにしても、花いちもんめってシビアな遊びだ。 あの頃怖れつつも笑いながら参加していた私は、堀田ちゃん的立ち位置だったのかも。 人の痛みをちゃんと感じられる人になりたいって、いい大人な年齢で今さらだけど思う。

Posted byブクログ

2015/06/01

「きみ」と呼ばれる短編の中に出てくる主人公がいる。きみがいるからにはきみと呼ぶ僕がいる。書き手はずっとその僕と気づくのに時間がかかってしまった。きみと一言に言っても色んなきみがある。

Posted byブクログ