きみの友だち の商品レビュー
主人公と周りの人物の過去や未来と現在、そして著者目線で「きみ」という呼び名で語られる主人公の周りの出来事など・・・なんとなくしんみりする感じ。良かった。。
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すっごい重松清っぽい話。主人公の周りにあるイロイロn形の友情。どれもありえそうな話ばっかりで,そうそうって分かる。やっぱり泣けたな。
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作者の優しさが心にしみます。 恵美ちゃんを中心とする友だちたちの短編集。 「きみ」は自分であると思えるものが、必ず一つはあるはずです。
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男女問わず、友情ものには弱いのです。『恵美ちゃん』のまわりに存在した何人かの友達のことを、ルポのように淡々と、けれど温かく見守って描いていく小説。自分が子供のころには、誰だっただろう? と考えてしまいました。後半、とにかく涙と鼻水が止まりませんでした。読み終えたくなくて、大切にゆ...
男女問わず、友情ものには弱いのです。『恵美ちゃん』のまわりに存在した何人かの友達のことを、ルポのように淡々と、けれど温かく見守って描いていく小説。自分が子供のころには、誰だっただろう? と考えてしまいました。後半、とにかく涙と鼻水が止まりませんでした。読み終えたくなくて、大切にゆっくりと読みました。
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講習の予習しないで(オイ)一気に読んでしまいました。久しぶりに本でちょっとほろっときたよ。 大人だけでなく、子供の世界にもドロドロした汚い、大人には気付かれない部分がある。重松さんの作品は、そういったものを、奇麗事を交えずに、淡々と描ける所がいい。 現実と虚構の入れ子構造っぽさも...
講習の予習しないで(オイ)一気に読んでしまいました。久しぶりに本でちょっとほろっときたよ。 大人だけでなく、子供の世界にもドロドロした汚い、大人には気付かれない部分がある。重松さんの作品は、そういったものを、奇麗事を交えずに、淡々と描ける所がいい。 現実と虚構の入れ子構造っぽさも、見守るような語り口も好き。
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「きみの友だち」と言うタイトルは、最初はどういう意味かなと思っていたのですが、この本には、物語を進める語り口調の方がいます。そんなに意識するほどのことでもないのですが、最後に表題作が出てきて、その存在が分かります。なるほどねえ。 いい作品でした。こういうことあったかもなあって思...
「きみの友だち」と言うタイトルは、最初はどういう意味かなと思っていたのですが、この本には、物語を進める語り口調の方がいます。そんなに意識するほどのことでもないのですが、最後に表題作が出てきて、その存在が分かります。なるほどねえ。 いい作品でした。こういうことあったかもなあって思ったりしました。小学のときからわりと友だちの多い方だった自分は、親友って誰だ?って聞かれると困ってしまいました。親友と呼べる人はいないんじゃないかって思ったりしました。しかし、親友とはどういう友だちかな?そんなことも分からずに、中学のときに知り合った友達とはよく一緒にいました。その子が親友だったのだろうかって思ったりしました。 今も年賀状のやり取りはしますが、「過去の」友だちと一緒に飲みに行く機会もなく、結局は今の友だちと言うか付き合いの中で動いているだけの自分でいます。 でも、一緒に飲み行くことや、今でも付き合いがあること自体が、親友の証でもないような感じを受ける本です。星の王子さまじゃないけど「大切な事は目に見えない」もので、「もこもこ雲」の価値観を共有できるようなことが親友の証なのかも。
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大号泣。 長編と言うよりは、連作短編。 泣ける連作短編を書かせたら、ピカイチの重松さん。 今回のテーマは友情。 たくさんの友達か?たった1人の親友か? どちらのつきあい方を選びますか? (2005.11.21)
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