クロニクル 千古の闇(1) の商品レビュー
児童書のカテゴライズ(図書館の棚も児童書だったけど)大人が読んでも充分楽しめる重厚な物語。表紙の酒井駒子さんの画も、雰囲気があって素敵だし。 分厚さに躊躇していたのが悔やまれる。 物語の舞台は、いまをさかのぼること6000年前(!) 北ヨーロッパの針葉樹の森を彷彿とさせる、古...
児童書のカテゴライズ(図書館の棚も児童書だったけど)大人が読んでも充分楽しめる重厚な物語。表紙の酒井駒子さんの画も、雰囲気があって素敵だし。 分厚さに躊躇していたのが悔やまれる。 物語の舞台は、いまをさかのぼること6000年前(!) 北ヨーロッパの針葉樹の森を彷彿とさせる、古代ファンタジー。 冒頭から、一人深い森に放り出されるかっこうで「万物の精霊の山」を目指すことになったトラクは弱冠12歳の少年。 山を目指すことになる前は父親と二人、人里離れた山奥で狩りをして暮らしていたものの、まだまだ知らないことのほうが多い子供だ。 一人で山を目指さなくてはならなくなった原因も衝撃的だけれど、 トラク少年が理由もわからず、けれど立てた誓いを守るためにひたすら山を目指す心境は、同じく理由を知らない私たち読者とて一緒で、だからトラクの行く末に待ち受ける運命に、彼と同じ気持ちで臨めるのだと思う。 秋から冬へ移ろう森をはじめとする自然の美しい描写。 そこを駆け抜ける獣たちのしなやかな姿。 梢でさえずる鳥たちの歌声。 旅の案内人そしてトラクの数少ない友人となるウルフの独特の言い回し。 どれもこれもが、その世界で息づいているかのような文章もとても魅力的。 全6巻だけれど、この1冊でひとまず一件落着はしているので、これだけ読んでも充分楽しい。 まぁ私は、これから図書館に行って続きを借りてくるつもりだけれどねっ♪
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表紙にひかれて図書館で借りて夢中で読んだ。 大人になってから好きな児童文学に出会えたのが本当にうれしい。 古代が舞台です。オオカミ目線で言葉が出てきたりします。すてきです。
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中学生のときに初めて読んだのですが、今でも読んだときのワクワク感は忘れられません。 自然の壮大さ、生き物の躍動感を感じます。 狼の視点は、新鮮で、面白いです!
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高校生の時に気に入って読んでた本。当時の印象は独特の言い回しがあってちょっと難しかった。シリーズの最後まで読んでないのでいつか読みたい。
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児童向けファンタジー作品。 この後に長々ストーリーが続いてはおりますが、これ一冊でひとまず完結しているので手軽に読めます。 読み終わったあと、犬に意味もなく『ウッフ』ってやってみたけどきょとんとされて終わった。うまくいかないものだな。
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挿絵を書いている酒井駒子さんが大好きで手に取った。実はずいぶん前、第1巻が発売された時から気になってはいたのだが、なんとなく全巻発売されるまで待とう…と思って、ようやく今回、実際に読み始めたのだけれども。大正解!もう先が気になってほぼ全6巻一気読み! ともかく私が大好きなモティー...
挿絵を書いている酒井駒子さんが大好きで手に取った。実はずいぶん前、第1巻が発売された時から気になってはいたのだが、なんとなく全巻発売されるまで待とう…と思って、ようやく今回、実際に読み始めたのだけれども。大正解!もう先が気になってほぼ全6巻一気読み! ともかく私が大好きなモティーフがてんこもり。ネイティブアメリカン的な世界観・神話、森の狩猟生活、オオカミなどの動植物の描かれ方。いずれも興味津々。。。狩猟生活の悦びや苦しさや、太古の部族の風俗、野生の生き物の息づかい。「ファンタジー」と一言で括るのはちょっともったいないなー。好奇心をくすぐる舞台設定に、力強いストーリーテリング。主人公たちが常に危機にさらされているのでずっとドキドキでした。。。これまで読んだことのない世界観の物語でした。この手の物語にありがちな説教臭さがあんまりないのも良い。登場人物(?)の中ではオオカミのウルフが一番好き。あぁ、オオカミに会いたい! ペイヴァーの新作も待ち遠しい!翻訳出るまで待てないから今度は原書で読むかなぁ〜。
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キャラクターの個性や奇抜なストーリーで読ませるファンタジーは多い。 でも、世界観そのものを楽しめる作品って、意外と少ないような気がする。 主人公たちをとりまく自然の深さ、闇の濃さ、目に見えないものへの畏怖。 読み手はそれらを確かに体験する。 想像力だけでなく、豊富な知識と地道な調査がなければ書けないのだ。こういう本は。 もっと話題になっていいと思うんだけどなー。 ついでに、表紙に酒井駒子さんを起用した評論社のセンスに脱帽。
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面白いo(^▽^)o 最初からお父さん死にかけててびびった(;´Д`A トラクが大熊を警戒しながら一人きりで森を彷徨っているシーンが印象的です。さぞかし不安だったろうに… シリーズ全部読んだのですが、色々な試練 人間 大切な人の死を乗り越えて生きていくトラクを自分も一緒になって乗り越えて行けるように思わず応援してしまうような本です。 ただ個人的には、最後にレンがトラクと離れ離れになっても良かったなぁとも思います。
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酒井駒子さんの絵に惹かれて小学校の図書室で読みはじめた本。 そのため中学生になってシリーズ読破を中断してしましまったという… 本当に6000年前の暮らしが浮かび上がってくるようで面白かった これまだ完結してないよね…結末気になる…
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