漢方小説 の商品レビュー

中島たい子(著者)

2011/11/04

初、中島たい子さん。

読み易かったし、共感したし、勢いがあった。

漢方のこともしっかりわかって、ためになった。
こんな考えだったんだーと感心。
先生のいう通り はまる ものなんだな。
ちょっとファジーな感じの東洋思想いいと思う。
長く続くものは、きちんとしたバックグラウンドがあると思った。

身近な例えが多くて、大変わかりやすく、
小説を通じて知識が得られて得な気分になれた。

2011/10/11

主人公世代の女性には共感が得やすいお話だと思います。

主人公は病気。でも文面で暗いような要素は（読者側には）全くなく、たんたんと読めます。非常に読みやすいです。

個人的には漢方と縁のない生活をしているのですが、メンタル面も同時に整える事ができるとはすごいな東洋医学！漢方に興味がなくても、女性の再生する物語が好きなら楽しめると思います。

2011/11/10

元彼の結婚をきっかけに精神を病んだ主人公(31歳女性)が、漢方その他の力で立ち直っていく話。

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漢方や東洋医学に興味は湧いたし、ちょこちょこ面白い視点も出てくるんだけど、なんだか大事なものの表面を撫でているだけで踏み込めていなくてモヤモヤした気分だった。
小説というより日記みたい。あるいは東洋医学の教科書。
いきなり治っちゃうし。葛藤から立ち直るまでが見たいのに、そこを一段飛ばされて置いてきぼりだ。
いまいち。

2011/06/20

文章が読みやすく、ぷっと吹き出す面白さもあり、最後まで一気に読んだ。精神的から来る体調の悪化に気付かない主人公の気持ちがリアルだった。
主人公の周りの人物も個性的で良かった。

2011/05/02

漢方に興味があって、陰陽なんたらーとかが図書館で取り寄せになってしまったので、とりあえずこの本を借りてみた。

最初はなんて読みにくい、どうでもいいことだらだらと以下略

とか思っていたのですが、慣れますね、不思議です。

あらすじは、

主人公が元彼の結婚報告を境になぞの痙攣がおき、

医者を何人も訪ねるが、一向に良くならないことから、

昔お世話になった漢方診療所に足を運ぶ。

どちらかというと自分は患者じゃなくて、漢方を学びたいのだから
ちょっとベクトルが違ったかな。

でも、患者視点から見るこんなんだろうということが分かって面白い。
残念ながらこういった所が近所にないのだけど、行ってみたいものです。

2011/04/26

体にいい本。
心身ともにお疲れOLさんが漢方で癒されていく話。
自分も癒されていく感じがして楽しく読めた。

2011/03/23

2004年すばる文学賞受賞作。著者は当時三十代の女性で、映画製作（シナリオ）に携わる仕事をしている。たぶん私小説と思われる内容は、失恋を契機に心身の体調を崩した女性が漢方治療によって、健康を取りもどしていく物語である。
こういうことも小説になるのか～というのが第一の感想。作者の中島氏は、漢方治療の素人だが、その素人さをうまく生かして、漢方薬、東洋医学についてどんどん調べていき、その情報を読者にわかりやすく興味深く伝えていく。
彼女の病気のきっかけともなった昔の恋人の結婚は、実はたいした原因ではなく、仕事のストレスや彼女自身の性格、生活態度など、複合的な要素がからまって体調を崩していくことが、章を過ぎるにしたがって、だんだんわかってくる。最終的に彼女が、「変化を恐れない」自分になることが大切であると気づいていく過程が非常に今日的で、納得できる。

2011/07/16

３１歳、独身、女性 の主人公。面白い人だな。身近にこんな人がいたら面白いだろうなと思うけど、わたしのような人には素顔を見せてくれないのでしょうね。主人公の知人でバツイチ独身でマンションを購入しようとしている女性が登場します。この女性の考え方も面白いです。女性は強いなぁ。

2011/08/22

　直木賞受賞者・中島京子さんの本と間違って、借りました。でも思いがけず、とても面白い本でした。漢方の医院に通うことも含めて、漢方の考え方などを自家薬籠中の物としています。主人公を含め、彼女の仲間たちも愛すべき人たちで、微笑ましい。

2010/09/26

どこか漢方医近くにないかしら？とまず思ったわけです(笑)

ゆるりとして読みやすかったです。なんでもない日常。