ユージニア の商品レビュー
読んでいて吐き気がしそうだった でもこれを読み終わらなければいけないんだ、という使命感のような気持ちで読み進めました どす黒い美しさ、そんなイメージ。 最後は結局なにがなんだったのか、、 当分読む気は起きないな。。
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本を開いて驚きました。凝っているなぁと。 最初は語り手のことも内容も漠然としていて読みにくいと思いましたが、徐々に引き込まれていきました。犯人が誰なのか真相は気になるところですが、多分全部“事実”なのでしょう、その人にとっては。 「だから、実際に起きたことを、本当に知るというのは絶対に無理なんだなあと思いました」登場人物の一人が言ったことは胸にストンと落ちました。
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久々に読んだ恩田作品。以前からタイトルは気になっていたのだがようやく。 読みはじめたらストーリーにひきこまれ一気に読んでしまった。冒頭の情景描写でまるで金沢みたい、と思ったら、舞台は金沢だった。 多少不満があるとすれば、語りで構成されているのに全て標準語であるという点と、ラストの...
久々に読んだ恩田作品。以前からタイトルは気になっていたのだがようやく。 読みはじめたらストーリーにひきこまれ一気に読んでしまった。冒頭の情景描写でまるで金沢みたい、と思ったら、舞台は金沢だった。 多少不満があるとすれば、語りで構成されているのに全て標準語であるという点と、ラストの解りにくさ。少々モヤモヤとしたまま。
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その町では誰もが知っている医師一族のお祝いの最中に起こった毒殺事件。配達員によって運ばれたビールやジュースに毒が入っており、目が見えない少女以外の人間は全員毒を飲んでしまう。その少女が犯人ではないかと匂わせながら話は進んで行くが、最後まで疑惑が確信に変わる事はない。読了後はスッキ...
その町では誰もが知っている医師一族のお祝いの最中に起こった毒殺事件。配達員によって運ばれたビールやジュースに毒が入っており、目が見えない少女以外の人間は全員毒を飲んでしまう。その少女が犯人ではないかと匂わせながら話は進んで行くが、最後まで疑惑が確信に変わる事はない。読了後はスッキリとしない。
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白い夏、白い日、熱にうかされた街で、わたしは死の使いに会った。端正な男。遠い地下の国からやって来た使者に──。 丸窓の屋敷で催された、米寿をはじめとする親子三代の誕生祝い。 その日配達されてきた毒入りのビールやジュースを飲んで、屋敷の住人と親族、近所の人々と子供たち17人が死ん...
白い夏、白い日、熱にうかされた街で、わたしは死の使いに会った。端正な男。遠い地下の国からやって来た使者に──。 丸窓の屋敷で催された、米寿をはじめとする親子三代の誕生祝い。 その日配達されてきた毒入りのビールやジュースを飲んで、屋敷の住人と親族、近所の人々と子供たち17人が死んだ。 現場に残された白い便箋に記された謎の詩、「ユージニア」。 犯行を告白する遺書を残して自殺した孤独な青年。 ただひとり毒を飲まずに生き残った盲目の美少女。 あの日、見たもの。聴いたもの。知っていた事。それは、忘れられない記憶。誰にも言えない秘密。 歳月を経て語られる、事件に関わってしまった人々の証言が、そうとは知らずに事件の真相に迫ってゆくかにも思えたが、真実は立ちのぼる陽炎のようにゆらめき、事件を追う人々を眩惑する……。 全編を強烈な夏とその色彩のイメージで描くサスペンス。
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図書館のポップに釣られて借りてしまいました!! 梅雨のような小説 作品から漂ってくる湿った空気みたいなものが、背筋をゾクゾクさせる感じでページをめくる指が止まりませんでした。「ユージニア」 くり
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「ユージニア」再読了しました。 そんなに期待せず図書館で手にとった本なのですが超没入しました。理由は超シンプル=舞台が金沢だったから。 よっちんの生まれ故郷金沢がステージだったから夢中で読めたというわけではなく恩田睦氏のその文章に引きこまれました。 言葉ってあくまで論理的なもの...
「ユージニア」再読了しました。 そんなに期待せず図書館で手にとった本なのですが超没入しました。理由は超シンプル=舞台が金沢だったから。 よっちんの生まれ故郷金沢がステージだったから夢中で読めたというわけではなく恩田睦氏のその文章に引きこまれました。 言葉ってあくまで論理的なもので記号でしかなく、自分の中で記号をイメージとして再構築するという作業が必要なんだけど…。 恩田氏の文章はとても感覚的な文章で引きこまれます。 男は視線で恋をするいきものでセックスなども目が非常に重要な要素を占めますが、対して女性は視線のみならず五感=聴覚・味覚・触覚・嗅覚といったもので感じる生き物だとききますが「ユージニア」はまさに五感に訴えかけてくる文体でした。 金沢の空や空気をしる人間には共感できる表現がちりばめられていました。 犀川・浅野川・武蔵ヶ辻の古書店街など目に浮かぶようです。 よっちんが浅学菲才なだけかもしれませんが かつて金沢を舞台にしてここまで金沢を表現しきった小説に未だ出会えていないです。 在りし日の金沢の空気感がそのまま文章から再現され、加えてミステリーとしての面白さに引き込まれて結論が早く知りたくて読み急いだら最初肝心なことを読み落としてしまい再読しました。 内容は十七人毒殺という無差別大量殺戮事件です。 さて、ミステリーとしては白黒がつかず「ふわ~」とした謎が残ったまま終わってしまいます。 犯人・動機・事件の経緯が決着はしていないです。 実はまだちゃんと読み切れていないのでもう2回くらい読もうと思っています。 感想としては極めて不完全だよね? でも最後の一文を引用します。「あの日から続く長い夏を、彼女の、終わらない永遠の夏を」
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謎解きものなのだけど、最後まで読んでも、スッキリとしない。 そういうのももちろん狙ってるんだろうけど、第二回本屋大賞作品としては、ちょっと期待ほどではなかったなぁ。 作品のモデルになってると思われるH.G.ウェルズの短編集を久々に読みたくなってしまった。 ブログでの紹介はこちら→http://monogatarigatari.blog.fc2.com/blog-entry-104.html
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不思議な本です。 探偵が登場して犯人の正体を推理し、逮捕するような話を期待して読むと必ず肩すかしを食らうお話だと思います。 読んでいて、うまくは言えませんがとても不安になる本でした。
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☆3.6 なんだか歪んだ話だった。読めば読むほど、歪みの中に取り込まれていくような。 結局あの事件の真相は・・・?もやもやしたまま終わるので気になる~!個人的には、きっちりはっきり暴いてほしいんだけどなぁ・・・。
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