生き方 の商品レビュー
仏教の内容と今までの仕事に対する取り組みがかいてあり、稲盛氏の考えで、以下の等式をみたときは胸が熱くなった。 人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力 本の後半は宗教の話なので、難しくてわからなかった。
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Kindle版実際の京セラがどうなのかはわからない。おそらく部署によりけりなんだろうけど書いてあることは、前提として十全に機能していればいいなと思える。支点をしっかり持っている感じ。トップにこういう人文的な素養と理念、実行力があればおそらく仕事に対するイメージや取り組みは大きく違...
Kindle版実際の京セラがどうなのかはわからない。おそらく部署によりけりなんだろうけど書いてあることは、前提として十全に機能していればいいなと思える。支点をしっかり持っている感じ。トップにこういう人文的な素養と理念、実行力があればおそらく仕事に対するイメージや取り組みは大きく違った風景になると思う。道徳、公共の福祉、利他、こういうことを意識しつつ、隷属的でない建設的な貢献を求めることは悪く無いと思う。つまる所、実践の場においては調整する者の意識次第かもしれないけど経営のトップがこれを語り理念とすることは経済界全体にとっては悪く無いと思う。無原則、無節操な合理の前に本来、あるべき心構えだと思う。
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最近読んできた本の内容とは、価値観が異なるところもあります。 それでも共通項が多く見つけられるあたり、スゴイ人はスゴイと思うし、僕もそうなりたいと思いました。 例えば「仕事に専念する」「周りに教えを請う」「分業」…など。 他とアプローチは異なるものの、手段として同じ答えが出てく...
最近読んできた本の内容とは、価値観が異なるところもあります。 それでも共通項が多く見つけられるあたり、スゴイ人はスゴイと思うし、僕もそうなりたいと思いました。 例えば「仕事に専念する」「周りに教えを請う」「分業」…など。 他とアプローチは異なるものの、手段として同じ答えが出てくるのが新鮮でした。 生きる目的が「よりよく死ぬこと」というのは、シンプルですがそうかもしれないと思います。 またついつい近道を求めがちな僕ですが、愚直に一歩ずつ…というのも(これも共通項の一つ)、大切にしないとと我が身を省みるのでした…。
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成功体験などは書かれていない。 人生の意味について、稲盛氏の見解が述べられている。 人は何のために生まれて死ぬのか。 人格、魂を磨き、生まれてきたときよりもよりよい魂の状態となって死ぬためである。 また、人は常に善い心、善い行いに努め、善い状態よりもそうなるために努める事によって磨かれるとある。 宗教的なお話も多かったが、非常に勉強になった。
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元から少し合理主義に寄りすぎているところがある自分にとって、人間の社会で生きるからにはやはり人間として他の人間から評価されることが重要であるということを実感させられた本だった。 ただ仕事を神格化している部分についてはやや説得力が足りなかったように思う。
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興味深い内容だったが、自分が共感するには今以上に仕事に対する心持ちを、変える必要があると感じた。 自分の主観が変わればネガティヴな事象もポジティブに捉えられると書かれている、が、過去この言葉を何度か聴いてきて、自ら気づく、心を許した人から言われると受け入れることができるが、上の立...
興味深い内容だったが、自分が共感するには今以上に仕事に対する心持ちを、変える必要があると感じた。 自分の主観が変わればネガティヴな事象もポジティブに捉えられると書かれている、が、過去この言葉を何度か聴いてきて、自ら気づく、心を許した人から言われると受け入れることができるが、上の立場にいる人からだと都合のいい人間になれと言われているように感じた経験がある。 この様に下っ端ナメクジ精神が根付いている身としてはすんなりとは共感できない。
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松下幸之助氏の『道をひらく』然り、或る道を極めると宗教論的達観に行き着くのかもしれない。現に稲盛氏は仏門を叩いている。京セラやDDIの創業、JALの再建などその卓越した経営手腕は然ることながら、自身の持つ強烈なカリスマ性もそうした宗教的思想から醸し出されるものなのだろう。 稲盛...
松下幸之助氏の『道をひらく』然り、或る道を極めると宗教論的達観に行き着くのかもしれない。現に稲盛氏は仏門を叩いている。京セラやDDIの創業、JALの再建などその卓越した経営手腕は然ることながら、自身の持つ強烈なカリスマ性もそうした宗教的思想から醸し出されるものなのだろう。 稲盛氏の語る生き方は非常にシンプルだ。強い志を持ち原理原則に忠実に利他精神で高みを目指す。明瞭ながら行うは難し、故に本質を突いている。 一般論として大物経営者は若かりし頃はそれこそ狂人と変わらぬ態度で経営拡大に邁進するわけだが、後年聖人君子として崇め祭られ当人もそれを良しとする傾向になりがちである。稲盛氏自身も例外ではないであろうから(一方新卒時の邪念に溢れたエピソードは人間味があり相当好感が持てる)曇りなき人物として神格化すべきではないと思うが、尋常ならぬ実績を残した人物の至言として嚙み締めていただきたい。
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初めの方は、同じことばっかり言っているし、どこかで聞いたことのあるような感想ばっかだなあと思って手が止まっていた。 最近読み始めたらあら不思議。読めば読むほど、味が出る。 それに、同じことばっかり言っているし、どこかで聞いたことのあるような感想ばっかというのは、成功者が同じ法則の...
初めの方は、同じことばっかり言っているし、どこかで聞いたことのあるような感想ばっかだなあと思って手が止まっていた。 最近読み始めたらあら不思議。読めば読むほど、味が出る。 それに、同じことばっかり言っているし、どこかで聞いたことのあるような感想ばっかというのは、成功者が同じ法則の下にいるということ。 心の底から、ああそうかと納得する場面もしばしば。人は、経験したことのないことには敏感に反応できないけど、経験したことのあることは 強く反応することができる。「魂」の話は特にそれを実感する。以下、ビボロク。 【印象的だったフレーズもしくはセンテンス】 宗教の信心を失ったことが、道徳論を教えない時代へ繋がっている(194-199) →確かにそうかもしれない。正しい道筋を教授してくれる対象がなくなったことで、人間の思想が自由になった一方で、道を失った人も多いのでは。私もその失いかけている人の一人だった気がする。仏教の教えはなるほど、しっくりくる。 稲盛さんの言う、「六波羅蜜」の教えも全然違和感なく取り込むことができる。お坊さんになった理由、すごくよくわかる。今の人は小さなことに惑わされすぎなんだって。学歴やお金名誉。小手先のスキルではなく、心を教えられる人になりたい。 本当にそう思った。 40年ごとに同じ歴史を繰り返している(199-202) →1868明治維新 1905日露戦争に勝ち、列強の仲間入り。 1945第二次世界大戦に敗戦。焦土から奇跡的な成長を遂げる。 1985円高導入、プラザ合意 物質的な豊かさを追い求めて、他国との競争をひたすら繰り返してきた。1985年から40年後だから、2025年が次の年か。 欲望を原動力にして優勝劣敗の競争を続ける、「覇道」の道を進んでばかり。このままだと何年後かにWWIIと同じ道を進みそう。 40年が大きな節目であることを実感した。 結果を焦らない。因果の帳尻は必ず合う。(215-218) →何時因果の帳尻が合うかはわからない。ただ、信じ続けること。それが、最高の方法。まあ、信じ続けるのは本当難しいんだけどもね。 不完全でもいい、精進を重ねることが尊い(229-231) →悟りの境地には我々凡人は辿り着くことはできない。と稲盛さんが書いていたのには、ああなるほどと思った。 確かに完全に私欲を断ち、常に利他を考えること。本当に難しいことだと思う。そういう意味で、先人たちの偉大さを肌身をもって実感した、
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私個人的には、なんで多くの日本人は一生懸命働いているのに、豊かさを感じられないか、 長い間、疑問に思っています。 稲盛氏の言葉を引用します 「日々の仕事を精魂込めて一生懸命に行っていくことがもっとも大切で、 それこそが魂を磨き、心を高めるための尊い「修行」となるのです。」 労...
私個人的には、なんで多くの日本人は一生懸命働いているのに、豊かさを感じられないか、 長い間、疑問に思っています。 稲盛氏の言葉を引用します 「日々の仕事を精魂込めて一生懸命に行っていくことがもっとも大切で、 それこそが魂を磨き、心を高めるための尊い「修行」となるのです。」 労働の大切さを諭していますが、私自身海外で働いている経験もあるので、 いろんな国の労働観を実際見てきていますが、日本人が一番真面目に働いている印象があります。 所得を指標にすると94年に世帯所得は640万になりました。 それが15年には480万になっています。25%の減少です。 多くの識者が指摘しますが30年には世帯所得が300万近くなると言われています。 一方名目GDPは増えています。16年度には名目GDP537兆円になっています。 それを政府は「日本再興戦略2016」で名目600兆円にしようとしています。 アメリカ並みの一人当たりにGDPにしようと躍起になっています。 おかしいと思わないでしょうか?GDPは増え続けているのに、所得は減る。 また、これから人口減少の加速化(30年1億116万 16年比20%の減)、 生産年齢の大幅な減少(15年で1300万減少)が起こります。 所得の増加云々は企業の再分配によるものですが、 上記の変化から、これから、もっと仕事上で効率性を求められます。 つまりストレスが増えます。 しかし、一生懸命やっても給与は増えない状況が、多くの人に確実に訪れます。 正直言うと、今までも頑張っても所得に結びつかず、 これから、もっと頑張っても、所得が減るという、その社会状況がおかしく、 日本人の労働=美徳、そして「一生懸命働く」という倫理感自体を私は改善した方がいいと思います つまり、もう、すでに一生懸命やっているのに、なんで、 もっと一生懸命やるのか、カラダ、精神が壊れてしまうんじゃないかと思います。 今の日本社会のあちこちで、その軋みが出現しているように思います。 たしかに、私自身も豊かな心を修養するのは、大事だと思いますが、 生活がどんどん貧しくなっていく方が、もっと問題だと思います。 頑張って、工夫すれば、良い結果が出るならば、 多くの日本人は、豊かさを既に享受しているはずです。 今の社会の閉塞感が、まさにそういう所から出てきていると感じます。
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念ずれば花開く、うんうん「思いの強さを何度も説いたから成功した」…高名な経営者の俺様論に不穏な空気。35歳未満で読めば仕事に打ち込む!と洗脳されただろう。仕事してる自分の姿が家族の喜びに繋がる!みたいな。本書に社員の幸せ、育成、他人との関わり、友人、家族、近隣は無い。最後は仏門?彼の生き様をひとつの創作として読むと、あくまで感想として仕事に没頭することで他の全てから目を背けていたと思えてやまない。
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