ビジョナリーカンパニー(2) の商品レビュー
前作はまさに数多くのエグゼクティブのバイブルとなったが、そこで述べられていない良い会社が偉大な会社へ飛躍した要因を本書で探っている。確かに、P&GやJ&Jなどエクセレントであり続ける企業もあるが、逆にある要因から一気に偉大な企業になったこともある。例にある11社のうち残...
前作はまさに数多くのエグゼクティブのバイブルとなったが、そこで述べられていない良い会社が偉大な会社へ飛躍した要因を本書で探っている。確かに、P&GやJ&Jなどエクセレントであり続ける企業もあるが、逆にある要因から一気に偉大な企業になったこともある。例にある11社のうち残念ながら既に倒産している会社があるのは皮肉だが、会社の飛躍とその原因を理解して役立てたいと思う。 まず第一に、飛躍した企業は最高の人材を最高の機会の追求に当てており、最大の問題の解決には当てていないということ。 次に、厳しい現実を明らかにして、どうやって人々の意欲を引き出すのかという点だ。意欲を引き出す動機づけの中止は説得力のあるビジョンではない。あくまでも真実に耳を傾け、現実を理解することである。 第三に、ストックデールの法則(戦争捕虜時代に楽観主義者が希望を失い死んでいく中で、現実を直視し困難に対処した)という最後には必ず勝つという核心を失わないことである。 最後に針鼠の概念である。これは情熱を持って取り組める、経済的動機になる、自社が世界一になれるものに集中するという意味で、コアコンピタンスより厳しい。 会社の飛躍は、偉大なだれかではなく、組織の力がどのように前向きに発揮されるか、そこにどう導くかにかかっているのかもしれない。
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膨大なデータから抽出された概念で説得力がある. 部分的には個人に置換えることできる. ・厳しい現実を直視する ・針鼠の概念 ・劇的な転換はゆっくり進む
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前作の「ビジョナリーカンパニー 時代を越える生存の法則」には超一流の優良企業に共通する特質が解説されていますが、「普通の会社がビジョナリーカンパニーの真似をするのは難しいな。」という印象が残るかもしれません。 そんな感想に応えるために書かれたのが「ビジョナリーカンパニー2 飛...
前作の「ビジョナリーカンパニー 時代を越える生存の法則」には超一流の優良企業に共通する特質が解説されていますが、「普通の会社がビジョナリーカンパニーの真似をするのは難しいな。」という印象が残るかもしれません。 そんな感想に応えるために書かれたのが「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」です。普通の会社が偉大な会社に変わるまでの道筋が解説されています。 この本を読むと、「企業は人なり」という言葉を強く認識させられます。特に理想の経営者像とする「第5水準の経営者」はこれまでのカリスマ経営者のイメージと正反対なので、目からうろこが落ちます。 ビジネスマネジメントのフレームワークの中に「マッキンゼーの7S」がありますが、初めてこのフレームワークのことを聞いた時は、言葉遊びのように聞こえました。 しかし、「ビジョナリーカンパニー」に当てはめると中核となるShared Valueが両編に共通するキーワードで「~生存の法則」ではハードの3S(Structure・Strategy・System)、「~飛躍の法則」ではソフトの3S(Staff・Skill・Style)について 語られていることが分かります。この両編を合わせて読むことで7Sのイメージがより具体的に理解できるのではないでしょうか。 人によっては「~生存の法則」を飛ばして「~飛躍の法則」だけ勧める方もいらっしゃるようですが、この2冊はやはり順番に読むことをお勧めします。
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お友達に借りて読みました。 「いかにして「GOOD」の壁を突破し、「GREAT」に至るか? 企業としての命題に、「データ」を持って挑戦した本。 「統計」ではなく、厳格な基準をもって調査を進めている点にすごく好感がもてました。 「第5水準の経営者」の考え方はたしかに理にかなっ...
お友達に借りて読みました。 「いかにして「GOOD」の壁を突破し、「GREAT」に至るか? 企業としての命題に、「データ」を持って挑戦した本。 「統計」ではなく、厳格な基準をもって調査を進めている点にすごく好感がもてました。 「第5水準の経営者」の考え方はたしかに理にかなっていると思いました。 ブレのない理想って大事だなと改めてリーダーシップについて考えらせられた作品でした☆ ---------------------------------- 2010年10月31日 読了 28冊目 友達より借読。 ----------------------------------
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偉大な企業への変化の過程。 ・第五水準のリーダーシップ ・最初に人を選び、その後に目標を選ぶ 誰をバスに乗せるか ・厳しい現実を直視する 最後は必ず勝つ ・針鼠の概念(3つの円のなかの単純さ) ・規律の文化 人ではなくシステムを管理する ・促進剤としての技術 新技術に振り回されな...
偉大な企業への変化の過程。 ・第五水準のリーダーシップ ・最初に人を選び、その後に目標を選ぶ 誰をバスに乗せるか ・厳しい現実を直視する 最後は必ず勝つ ・針鼠の概念(3つの円のなかの単純さ) ・規律の文化 人ではなくシステムを管理する ・促進剤としての技術 新技術に振り回されない ・弾み車と悪循環 劇的な転換はゆっくり進む
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第五水準のリーダーにはなるほどと思う点が多いです。 第4水準のリーダーは確かに会社を飛躍的によくしますが、そのカリスマ的リーダーが去った後その会社は恐ろしいほど急降下します。圧倒的なパフォーマンスを示すリーダーは知らず知らずのうちに自分の取り巻きを弱くしてしまっています。考える能...
第五水準のリーダーにはなるほどと思う点が多いです。 第4水準のリーダーは確かに会社を飛躍的によくしますが、そのカリスマ的リーダーが去った後その会社は恐ろしいほど急降下します。圧倒的なパフォーマンスを示すリーダーは知らず知らずのうちに自分の取り巻きを弱くしてしまっています。考える能力がなく決断のできない人を集めてしまうのです。 第五水準のリーダーは恐ろしく謙虚で控えめです。しかし、本質的なものからはぶれない強固な意志をもっているのです。
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ずいぶん時間がかかったけどやっと読み終わった。最後の一文にガツンとやられた。今は考える時間と勉強する時間がたくさんあるので、自分にとって意味のある人生とはどういう人生なのかを考えてみたい。
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1の方が面白かった。 ただ、リーダーに必要なスタンスとかが分かる。 別に目立たなくても、推進力を発揮できればいいんだ。
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この本で最も印象深かったのが、「最初に人を選び、そのあとに目標を選ぶ」ということ。誰をバスに乗せるか、というのは、いかに仕事を任せて仕事を進めるかということにもつながりそう。
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