サンタのおばさん の商品レビュー

東野圭吾(著者),杉田比呂美(著者)

2012/09/27

〈内容〉今年もイヴが近づき、恒例のサンタクロースの集会が開かれる。新しく加わった女性サンタを認めるかどうかで会は大騒ぎになるが

2012/09/20

絵本というと、子供にこびるような、大人向けの作家が書いても、そうなるような、そういう印象があったが、この絵本はそうじゃない。形は絵本だけど、子供から大人まで、読者を選ばない素敵な本だった。

2012/09/05

「サンタが男じゃなきゃいけないなんて、ひげがなくちゃいけないなんて、誰が決めた？」絵本の範疇を超えた作品。
父性と母性、人種に対するイメージ、偏見を、サンタクロースという象徴により「ふと」考えさせられる。薄いけれど内容は濃い。なのにふわっと軽い感じなのもいい。

2012/08/27

東野さんが絵本？！と驚き手に取った。

絵が可愛く、文章も易しいので読みやすい。
想像のつきやすいありきたりなストーリーではあるけれど、
何だかんだでほろりとしてしまう温かさがある。
クリスマス時期の子どもを意識した絵本、といったところでしょうか。

2012/08/22

図書館でたまたま見つけた東野圭吾さんの絵本。
サンタについての議論、ん〜確かに。。考えた事なかったなぁ。
でもほのぼのしててこんなのも書きはるんや〜って思った。
イラストも素敵。

2012/08/04

人種差別や日本の父権喪失に何となく触れながら、自然に描いた可愛いお話。
イタリア人をなにげに取り上げていて楽しいんだけど、itaryとは書いて欲しくなかったなぁ。。

2012/06/23

今年と去年の５年生の読み聞かせに使いました。
絵本ではなく、挿し絵が少し多めの「物語」です。
ページ数も多いため、最初に「途中まで読みます」と断ってから読みました。

「サンタクロース」と言われると、どんな風貌を思い浮かべるでしょうか？
少なくても私達日本人は、黒人のサンタさんや
女性のサンタさんを想像することは無いと思います。
文中に出てくるように、鼻が高い北欧系の白人で、
白い眉に白い髭、そして赤い服・・。

しかし、この「サンタのおばさん」の中には
世界中のサンタクロースが集結しています。
黒人のサンタさんもいます。
赤い服は獣に狙われやすいから着ません。
でも、女性がサンタクロースになろうとしたら・・？
(読み聞かせでは、そこまで読みました)

各国代表のサンタを決めるサンタクロース会議に
新顔として登場したのは「女性」でした。
さあ、会議はどのように進行するのでしょうか。

高学年の子供だけではなく、我々大人にも、
ぜひ一度、手にとって読んでみて欲しい一冊です。

2013/04/19

「サンタのおばさん」と聞いて違和感を感じてしまった私は、概念とか先入観で頭が凝り固まってしまった大人です。
そうなってしまう前の、頭のやわらかい子どもに読ませたいと思う、東野圭吾唯一の絵本。

ほのぼのした絵本のように見えるけど、ジェンダーや人種問題も描かれている、読み方によっては深い１冊です。

サンタさんが仕事を終えて「イエスよ」と答えるところがとても幸せ。

2012/06/01

「なぜサンタクロースは男性だと決めてかかるのかね」。そういわれてみれば、何故サンタのおじさんなんだろう？。男性でも女性でもいいんですよね。心温かくなるお話でした。できれば12月に読めばよかったです。それにしても東野圭吾さんってすごいなあと思う。

2012/05/07

サンタクロースの概念を(いい意味で)覆される作品だった。絵本仕立てで読みやすいことも手伝って、ただただ受け手になることなく、色々考えながら自分の意見を確認しながら読み進められたのもよかったと思う。子供が小学高学年くらいになった時に読ませたい。
各国のサンタの国民性が出ていたのがおもしろかった。