サンタのおばさん の商品レビュー

東野圭吾(著者),杉田比呂美(著者)

2012/06/01

「なぜサンタクロースは男性だと決めてかかるのかね」。そういわれてみれば、何故サンタのおじさんなんだろう？。男性でも女性でもいいんですよね。心温かくなるお話でした。できれば12月に読めばよかったです。それにしても東野圭吾さんってすごいなあと思う。

2012/05/07

サンタクロースの概念を(いい意味で)覆される作品だった。絵本仕立てで読みやすいことも手伝って、ただただ受け手になることなく、色々考えながら自分の意見を確認しながら読み進められたのもよかったと思う。子供が小学高学年くらいになった時に読ませたい。
各国のサンタの国民性が出ていたのがおもしろかった。

2012/02/13

一見ただの絵本としても読めるが、ジェンダー、人種差別(←言い過ぎ?)を扱っていて大人になっても読みたい本だと思いました。日本人サンタは日本人っぽいなーって思ったし、ドイツ人も決めつけるのはよくないけどドイツ人っぽいなーって感じて各国のサンタに国民性が出ているところがおもしろかったです。絵もすごくかわいかったです。

2012/02/08

東野さん唯一の絵本作品。内容はとてもほのぼの感があってミステリーが本業の作家が書いているとは思えない。だが、サンタは男じゃなきゃだめだとか、肌が北欧の人のように白くないとだめだって誰が決めたの？って、よくよく読むと男女問題や人種問題に触れている。シングルマザーとして子供を育てているサンタのおばさんは子供にとっては母親であり、父親でもある。母性もあるし、父性もある。東野さん深いです。ヒューマンストーリーを組み込んでるところに東野さんらしさが垣間見れました。☆7つ。

2012/01/15

著者名を見ただけで手に取ってしまいましたが、挿絵の絵柄や文字サイズからして、小学校高学年向けの絵本だったのかも。
10分程度で読み終わることができましたが。
大人にはちょっと面白くないかも…。

2011/12/10

サンタが男と、どうして決めてかかる？父性は男性と、どうして決めてかかる？子供には両親がいると、どうして決めてかかる？
短いけど面白かった。先入観だね。各国サンタの特徴が笑えた。

2011/11/23

クリスマスって、人種や宗教やしきたりの違いや貧富の差とか、そういった違いを超越して、愛を与えたりもらったりする時間なんだ。だから暖かいんだ。
絵も文書も暖かかった。

2011/11/19

東野圭吾（ケイゴリンって言った方がいいか・・）に杉田比呂美の絵
とっても素敵な　小さなお話

初めての女性サンタ、登場
サンタになるおばさんの絵がとってもステキ
美人じゃないけど、穏やかで人が好さそうな　かわいいおばさん
ほわわ～～ん

内容は読んでのお楽しみ　
だけど、突っ込みどころはいろいろあって・・・

フィンランドのサンタ協会に属する12人のサンタさん
会長のアメリカ・サンタはじめ10人が国名のサンタさん
独・仏・英・伊・オランダ・ベルギー・フィンランド・カナダと日本
あとの二人はなぜか地域名の　オセアニア・サンタとアフリカ・サンタ

このばらつきは何なんだ　なんて無粋な思いがちらついてしまう

それで思い出したのが　アメリカ留学の時のワンシーン
教育環境の比較をテーマに　みんなでディスカッションしてた時
一人が　アフリカでは・・・　と意見を述べた
ほとんどの人は何とも思わずに聞いていた（と思う）
それまで、自分の国やアメリカやドイツなど
個別の国について話していたのに　
何も違和感を感じなかった

すると、南アフリカから来た人が　いきなり立ち上がって言った
"Africa is NOT a name of a country, but of a CONTINENT ! ! "

みんな　息をのんで、言葉を失った
多様性を大事になんて言ってる教室で　国際教育のゼミで
足元が崩れ落ちていった

2011/11/03

これからの季節にもどの季節にもいい、あたたかい絵本。

東野圭吾の片思いに出て来るサンタのおばさん。

肌が黒くても女性でもサンタクロースにはなれるんだよ

2011/10/24

東野さんがこんな本書くんだ！と思わず図書館で手にした作品。

大人向けのクリスマス絵本。
簡素な文章だけど、なかなか深い。