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伝わる・揺さぶる!文章を書く の商品レビュー

4.2

204件のお客様レビュー

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2018/10/09

文章というものを、それが目指す結果を出せるかどうかということで考える「機能文」としてとらえることで、場面にあった適切な文章を生み出していくことの重要さを説く。 紹介されている細かいテクニックは置いとくとして、書くという行為を行う上で読み手を意識するのはとても大切なことだと思う。...

文章というものを、それが目指す結果を出せるかどうかということで考える「機能文」としてとらえることで、場面にあった適切な文章を生み出していくことの重要さを説く。 紹介されている細かいテクニックは置いとくとして、書くという行為を行う上で読み手を意識するのはとても大切なことだと思う。読み手に迎合するのではなく、わかりやすい表現や論理展開を心がける事は自分のメッセージを伝える上でも必要なことである。 我々は文章を書く上で忘れがちだが、文章を書く→読むというのは一つのコミュニケーションの形である。

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2018/06/26

伝わる・揺さぶる!文章を書く 2001/11/1 著:山田 ズーニー 書くことは考えることである。だから、書くために必要なことを、自分の頭で考える方法がわかれば、文章力は格段に進歩する。 自分を自分らしく外に向かって発現するために、さらに、自分の書いたもので相手を揺り動かす...

伝わる・揺さぶる!文章を書く 2001/11/1 著:山田 ズーニー 書くことは考えることである。だから、書くために必要なことを、自分の頭で考える方法がわかれば、文章力は格段に進歩する。 自分を自分らしく外に向かって発現するために、さらに、自分の書いたもので相手を揺り動かすために、「何と何を考えればよいのか」、それらを「どう考えていけばよいのか」を、本書は具体的な方法として提案している。 構成は以下の5章から成る。 ①機能する文章を目指す ②7つの要件の思考法 ③伝わる・揺さぶる!文章の書き方 ④より効果を出す!テクニック ⑤その先の結果へ 文章を書くことはコミュニケーションをとることである。 文章にも対象や目的によって書き方や構成の仕方などは変わるものの、誰を対象として書くのか何のために書くのかを考えるということは、話すことや接することと通じる点は非常に多い。 話すことと違う点で言えば、書いたものは即時ではなく、時間をおいて相手に届けられることが多い。その分考える時間や準備も出来ることから求められるものやハードルも幾分か高いように感じる。 しかし、書くことも話すことも相手に何を伝える、相手を動かすためになされる。行動を変えたり意識を変えたり感情を変えたりと効果は同じ点がある。 書くこと、話すこと、どちらが難しいかと言えばどちらも難しい。すべてが成功するとも言えない。しかし、どちらも自分が意図しないことがかえってよくなることもある。 大切なことは伝える対象のことを想い、準備し、一生懸命に文字を綴ることだけなのかもしれない。

Posted byブクログ

2018/06/21

昔、読んで、参考にして、文章を書いていました。ですが、内容を、忘れてしまいました。改めて、読み直したい、と考えております。たいへん申し訳ありません。ごめんなさい。

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2018/03/13

文章表現向上のため買った一冊。 小生が買ったモノには、”編集者が選んだ名著”という水色のカバーが付されており、たくさん売れたであろうことが推察される。 開けてみると、小論文指導者として活躍してきた著者が、書くということ伝えるということに真摯に向き合ってきた精神が語られていく。 そ...

文章表現向上のため買った一冊。 小生が買ったモノには、”編集者が選んだ名著”という水色のカバーが付されており、たくさん売れたであろうことが推察される。 開けてみると、小論文指導者として活躍してきた著者が、書くということ伝えるということに真摯に向き合ってきた精神が語られていく。 それとともに、書くための作法が順を追って提示されていく。 考え方の技術、つまり問いの立て方から、書くためのアウトラインまで詳細に。一方で、女子高校生に指導したエピソードが冒頭から語られているように、割とエッセイ風な調子である。 女性らしく共感に訴えかけてくるようなホットな語り口でとても面白く読みやすく感じたので、エッセイプラス書き方的な感じで、書くことについての読み物としても読める一冊。 内容紹介 お願い、お詫び、議事録など、私たちは日々、文章を書いている。どんな小さなメモにも、そこには読み手がいて、目指す結果がある。ではそのような場面で、どうしたら誤解されずに自分の思いを伝え、読み手の気持ちを動かすことができるのだろう? 著者は長年、高校生の小論文指導に携わり、現在は糸井重里氏のサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』で「大人のための小論文教室」を連載し人気を博している。本書では「意見」「望む結果」「論点」「読み手」「自分の立場」「論拠」「根本思想」の七つの視点から、よい文章を書くための戦略をアドバイス。「自分の意見が見つからないときは、小さな問いを立ててみる」「テーマと論点の違いを意識する」などのユニークなノウハウを、具体的な文例を紹介しながら、解説していく。 単なる文章のテクニックをこえ、自分の頭で考え他者と関わることの痛みと歓びを問いかける、コミュニケーションの本質に迫る一冊である。 プロローグ 考えないという傷―考える方法がわかれば、文章は生まれ変わる 第1章 機能する文章を目指す―いい文章を書くとは、どういうことか? 第2章 7つの要件の思考法―書くために、何をどう考えていくか? 第3章 伝わる・揺さぶる!文章の書き方―実践編 第4章 より効果を出す!テクニック―上級編 第5章 その先の結果へ エピローグ あなたと私が出会った意味

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2018/02/11

文章を「書く」という行為は、ビジネスの場であっても、日常の些細なメールであっても、何かを「伝える」という行為に他ならない。 「伝える」という行為の奥深さ。 まず、目的は何なのか 誰に? どこに? なんのために? 自分自身をどんどん掘り下げていかなくてはいけない それは角度を変えて...

文章を「書く」という行為は、ビジネスの場であっても、日常の些細なメールであっても、何かを「伝える」という行為に他ならない。 「伝える」という行為の奥深さ。 まず、目的は何なのか 誰に? どこに? なんのために? 自分自身をどんどん掘り下げていかなくてはいけない それは角度を変えてみたり 広げてみたり 絞り込んでみたり 分けてみたり つい見栄えの良い文章を書きたくなってしまう なんとなく収まりの良い 綺麗な言葉を並べて どこかから借りてきた言葉でもっともらしく してしまう つい つい 思考停止してしまっているんだなーと反省 ズーニーさんの本は、そんな自分を丸裸にされるような感覚になる ー自分の正直な姿を現すところは、自分の中ではない。 紙の上でも、パソコンの上でもない。「相手の中」だ。 自分が考える事は、文字や言葉にすることで、最初の思考からは少し離れたものになります。本来感じるべきことを、そういった使い勝手に少し難のある道具を使いながら探り合うのが、人間同士のコミュニケーションなのでしょう。 これは、ある法務共感の言葉だ。その人は、罪を犯した少年に、文章を書かせ、彼らが反省したり、立ち直るのをサポートしている。その、ぬきさしならない現場の経験から出た言葉だ。 自分を現し、人とつながる主な手段として私たちに与えられているのが、この、言葉という不自由な道具なのだ。 その例として、話をしている時に出てくる「キーワード」その言葉の定義がお互いにずれてしまうとコミュニケーションは成立しているようで成立していない。 確かにあるある。 なんだかうまくいかないとき 相手の言葉の意味を相手の言わんとするところで受け止められているのか振り返りたい。

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2017/12/25
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著者の名前が気になって読んだ本。著者の著作の中で初めて読んだ。著者の経歴をこの本を読んで初めて知った。170ページの謝罪についてかいてあるところと、177ページのメールのところが読んでいて特に参考になった。

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2017/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小論文の書き方をベースに、人にどう分かりやすく伝えるか、ということを教わることができる一冊。編集者として個人指導など様々な人たちと、真っ直ぐに関わってきた筆者の経験は、深い洞察を可能にする。シーン別に展開されていて、細かい点も参考になるが、一番は書き手に最も必要な要素を知ることができたのが大きい収穫。

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2022/02/27

論文などの長文を書く上で、例えば、「論点を絞ること」、「相手が読む動機を作ってあげること」、「思考停止ポイント(自分がついつい逃げるように使ってしまう言葉や言い回し)に気づくこと」 ************ 【お詫びをする】 ①謝罪 ②相手側から見る ③罪を積極的に認める ④...

論文などの長文を書く上で、例えば、「論点を絞ること」、「相手が読む動機を作ってあげること」、「思考停止ポイント(自分がついつい逃げるように使ってしまう言葉や言い回し)に気づくこと」 ************ 【お詫びをする】 ①謝罪 ②相手側から見る ③罪を積極的に認める ④原因を究明する ⑤対策を立てる ⑥償いをする ⑦再度、謝罪

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2017/07/25

この本を読んで、改めて文章を書く奥深さ、面白さ、難しさを再確認した。 自分の文章に迷いが生じた時、何度でも読み返したくなる一冊。 文章はいわば究極のコミュニケーション術。 読み手がいて、始めて成り立つもの。 相手の立場や考えなどを考慮し、戦略的に文章を構築していく事が重要。 この...

この本を読んで、改めて文章を書く奥深さ、面白さ、難しさを再確認した。 自分の文章に迷いが生じた時、何度でも読み返したくなる一冊。 文章はいわば究極のコミュニケーション術。 読み手がいて、始めて成り立つもの。 相手の立場や考えなどを考慮し、戦略的に文章を構築していく事が重要。 この一冊で、小論文の書き方のコツ、謝罪文の書き方のコツ、メールの書き方のコツまで書いてくれていて非常にありがたい。 読んでいて、著者の人柄もよく滲み出ていて親近感が湧く。 最後に何故、文章を書くのか、それは自分の正直な気持ちを表に出す事だ。 他の誰でもない、自分の考えや想いを表現する為に文章はある。 書くこと以外にも人とのコミュニケーションについても参考になる一冊だった。

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2017/07/05

もっと読み手に分かりやすい、まっとうな文章を書きたい!~という思いを込めて読んでみた。+( ̄ω ̄〃) まず、新書で横書なの!?ってとこに驚き…まぁそれはいいとして。笑 とにかく説明が丁寧で分かりやすく、例文も豊富で読みやすかった。 だが、しかし!! 私の拙い文章力では、本書の...

もっと読み手に分かりやすい、まっとうな文章を書きたい!~という思いを込めて読んでみた。+( ̄ω ̄〃) まず、新書で横書なの!?ってとこに驚き…まぁそれはいいとして。笑 とにかく説明が丁寧で分かりやすく、例文も豊富で読みやすかった。 だが、しかし!! 私の拙い文章力では、本書の良さは語りきれない。←お前はこの本を読んで一体何を学んどったんじゃ!ヽ(`Д´#)ノ 「とても素晴らしかった」「マジ最高でーす!」「役立ちそうだと思った」…あぁ、なぜこんな感想文しか書けないんだい?? 思うに、文章を書くにあたって大切なのは、本書で教えてもらった文章構成の技術はもちろんのこと、それ以前に語彙力がないといけないんだなと…反省。 どの章も、文章を書くということについて、さまざまな“気づき”を与えてくれたけれど、個人的には、終章の言葉が一番胸に響いた。 書き手と読み手の個性がぶつかったとき、そのメッセージは必ずしも相手に受け入れてもらえるわけではなくて、ときには違和感を与えたり嫌厭されたりするかもしれない。だけど── 〝それでも違和感という形で、ときに反発という形で、相手の潜在力を揺り動かすことができれば、相手を生かし、自分を相手の中に生かしたことに他ならない。〟(236頁) 〝自分にしか書けないもので、互いの潜在力が生かされるとき、相手とあなたが出会ったことは意味を持つ。あなたが書くものは、相手にとってかけがえのない意味を持つのである。〟(〃頁) 自分で考え、自分の言葉で書く。 誰かに何かを伝えるための文章には、そのことにも意味がある。 だからこそ、「書くこと」に責任を持たなければならない~と、改めて強く感じた。

Posted byブクログ