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伝わる・揺さぶる!文章を書く の商品レビュー

4.2

204件のお客様レビュー

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2020/03/08

ネットで購入したらまさかの横書きで読むのに時間がかかった。 後半は実践系の話で、本の要点は前半に詰められている。 ・これは誰に読んでもらうものか 相手の気持ちになって考える ・論点をはっきりさせる 自分で問いを見つけ出す 文章を書くのが苦手な人は読んでみる価値あり

Posted byブクログ

2019/12/31

 文章作成のノウハウ本。文章は種類によって、ゴール(誰に読まれ、どうなることを目指すか)、良し悪しの基準、トレーニング方法が違う。本書で扱うのは、共感・納得・発見など読み手の心を動かし、結果を出せる文章。文章作成に加えて、コミュニケーションのあり方についても論じられている。  つ...

 文章作成のノウハウ本。文章は種類によって、ゴール(誰に読まれ、どうなることを目指すか)、良し悪しの基準、トレーニング方法が違う。本書で扱うのは、共感・納得・発見など読み手の心を動かし、結果を出せる文章。文章作成に加えて、コミュニケーションのあり方についても論じられている。  ついつい文章を書いているうちに自分本位になってしまうので、とことん読み手の立場に立って書かないといけないなと改めて感じた。最後に振り返りのプロセスを入れる癖をつけることが大事かなと。  以下、備忘録。 ■はじめに ・読み手が、なぜ、どんな内容を求めているか押さえる。結果が出せた文章を分析し、水準や要件を割り出す ・限りある時間で対応するため、ゴールからの逆算で必要なことを必要なレベルまでやる ■文章の7つの要件 【①意見】 ・自分が一番言いたい自身の見解・意思を入れる ・「意見と論拠」が機能文の最もシンプルな構成。最小単位(文章の核)は「意見」 【②望む結果】 ・文章が機能して期待する状況を具体的に描く ・読み手にどんな意味があるか、どうなってもらいたいかを考える 【③論点】 ・自身と読み手の関心が一致する問いを設定する ・文章を貫く問い(問題意識)論点が問い、意見が答えの関係 ・自分の関心事を相手の興味のある切り口で書く。相手の関心事を自分の興味ある問いに発展させる ・論点は問いの形にすると、文章の繋がりを検証しやすい ・論点を集める→絞る→決める。論点を集めるには、相手を洗う→テーマを洗う→自分を洗う 【関係性(④読み手、⑤自分の立場)】 ・読み手にフィットした内容であること。相手から見た自分の見え方を踏まえていること ・相手との関係性に応じて書き方を変える。相手から自分がどう見えているか考える 【⑥論拠】 ・主張の正当性を示す根拠があること ・説得のために視野を広げる(自分の体験・見聞、該当分野の基礎知識、具体事例、反対の立場の論拠、海外、歴史背景、専門家の見解) 【⑦根本思想】 ・自分の想いや生き方に嘘のないこと ・根本思想はごまかせない。文章の源。長い文章も要約すると根本思想にたどり着く ■具体ケース 【上司の説得】 ・構成: 論点→論拠→意見 ・相手が読んでどう思うか、一番言いたいことは何か、論点が的確かをチェック ・自分の論へ反論、相手の論拠を押さえる、視野を広げることでグレードアップ 【依頼】 ・構成: 挨拶→自己紹介→背景・目的→依頼内容→依頼理由→条件(別紙要項)→返事の方法、締めの言葉 ・やる気を引き出す(×自己都合、誰でもいい○目的に共感、興味を惹く、相手がやる必然性) 【議事録】 ・論点ごとにまとめる ・次につながる問いを立てる(今後の課題) 【志望動機】 ・構成: 社会認識→志望動機→自身の貢献内容→なぜその会社を選んだか→具体的にやりたいこと→結び ・志望分野の社会認識、志望分野の自己認識(思い、能力、貢献)、その会社である理由を入れる ・相手から見て、共感ポイントやメリットを入れる 【謝罪】 ・構成: 謝罪→相手から見る→罪を認める→原因→対策→償い→結び ・基本構造は、反省→謝罪→償い 【メール】 ・主語を一人称にし、責任を負う ・タイトルに相手にとっての意味を記載(緊急度、アクションなど) ■より効果を出すテクニック ・一歩引いて見る(自分のあたり前を分からない人もいる) ・効能を示し、読む動機をつくる ・「素晴らしい」など思考停止ワードに逃げない ・自分に正直に ・人によって意味合いの変わるキーワードに注意(言葉は不自由な道具)

Posted byブクログ

2019/12/21

話すこと、書くことには相手がいる。相手にどう伝えたいか、何をして欲しいかを明確にする。 論点、何をどうして欲しいか 論拠、こう言う理由で 意見、こうして欲しいと伝える。

Posted byブクログ

2019/10/23

書き方の要点がとても分かりやすく書かれている。 文章を書く活動を始めたので手に取り、「論点(良い問い)と意見」を書けば良いというのを読み早速実践している。 今までダラダラ思いつくままに書いていたのが、論点と意見を押さえることで、骨子が固まり、あらぬ方向で着地することがなくなった。...

書き方の要点がとても分かりやすく書かれている。 文章を書く活動を始めたので手に取り、「論点(良い問い)と意見」を書けば良いというのを読み早速実践している。 今までダラダラ思いつくままに書いていたのが、論点と意見を押さえることで、骨子が固まり、あらぬ方向で着地することがなくなった。 著者の愛情あふれる文章にも大いに励まされた。

Posted byブクログ

2019/09/24

先生が渾身の本といっていたがまさにその通りでした。 この本を実践すれば、いい文章は書けると思います。 ただ、とても時間がかかります。 考えて、考えて、考え抜いた心を書く。それは確かに、オリジナリティのある文章になるはずだ。

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2019/09/08

相手を動かす文章をいかにして書くか、について書かれている。 具体的に分かりやすく整理されており、すぐに活かせそうだと感じる部分が多い。 また書くだけにとどまらず、コミュニケーション全般にも活用できそうである。定期的に、読み返したい一冊。

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2019/07/18

2019.7.18読了。長年愛されている山田ズーニーさんの本。これは実用書ではありません。小手先のテクニックではなくて、文章を書く以前の考える力をじっくりと養っていくところから、言葉を使ったコミュニケーションが始まるのだなと思いました。読んでいる最中から、“読み終わったらどんな文...

2019.7.18読了。長年愛されている山田ズーニーさんの本。これは実用書ではありません。小手先のテクニックではなくて、文章を書く以前の考える力をじっくりと養っていくところから、言葉を使ったコミュニケーションが始まるのだなと思いました。読んでいる最中から、“読み終わったらどんな文章を書こうかな”とワクワクさせられる本でした。これからもちょくちょく読み返すこと間違いなしです。

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2019/06/28

①読み手を理解し、読み手の気持ちを想像する、(自分ではなく)読み手の当たり前は? ②問いは何か?、論点は何か?、問い・論点に対する意見(示唆)は何か? ③ゴールは何か?、読まれた結果は?、どうなってもらいたい?、そのゴール・結果を阻むものは? (基本) ・読み手が何を求めて...

①読み手を理解し、読み手の気持ちを想像する、(自分ではなく)読み手の当たり前は? ②問いは何か?、論点は何か?、問い・論点に対する意見(示唆)は何か? ③ゴールは何か?、読まれた結果は?、どうなってもらいたい?、そのゴール・結果を阻むものは? (基本) ・読み手が何を求めているのか? ・「問い」は何か? (機能する文章) ・文章は誰に読まれるのか? ・読まれた結果どうなることを目指すのか? ・文章の良し悪しは目指すゴールによって異なる ・ゴールを明確にして、ゴールから逆算する ・結果をイメージし、まず結果を出すことを念頭に置く ・読み手の心を動かす (機能する文章の要件) ・問いに対する意見 ・問いの正体を意識、理解しようとする姿勢 ・時間軸と空間軸を広げる ・望む結果、何の為に書くのか?をイメージする ・セルフチェック:読み手にとってどんな意味がるのか? ・セルフチェック:読み手にどうなってもらいたい? ・問い・論点と意見は呼応する ・問い・論点は文章を貫く問題意識 ・読み手は何を求めているのか? ・相手の主張を読む・聞く・理解することに時間を使う ・最低2回は読む ・説得力は論拠から生まれる ・相手と私の真ん中に論拠がある ・極端に短く言う ・それを一言でいうと? (文章の書き方) ・相手はこれを読んでどう思うか? ・一番言いたいことは何か? ・そもそも問いは何か?論点は何か? ・何の為に書くのか? ・結果をイメージできているか? ・だれにどうなってもらいたいのか? ・その結果を阻む問題点は何か? ・読み手はこれで納得するか? (その他) ・議事録:議題を問いの形にして冒頭に書く ・議事録:何を話しているのかではなく、何について話をしているのか?=発言の裏にある問いは何か?=論点は何か?に着目する (テクニック) ・2歩前提を引いてみる:  – 読み手の気持ちになると?  – 自分が当たり前だと思っていることは読み手にとっても当たり前か?分からないのでは?と想像する

Posted byブクログ

2019/05/06

明日から使えるビジネス文書術的な本。読み手をかなり絞った文書を書くにはわかりやすい本かと思う。 著者がどのような方か知らずにタイトルだけで本を読んでいたが、ベネッセの方の本でした。故に読み手を学生に絞った実例が中心(とはいえビジネスパーソン向けの実例もあるよ)。 ちょっとノリと...

明日から使えるビジネス文書術的な本。読み手をかなり絞った文書を書くにはわかりやすい本かと思う。 著者がどのような方か知らずにタイトルだけで本を読んでいたが、ベネッセの方の本でした。故に読み手を学生に絞った実例が中心(とはいえビジネスパーソン向けの実例もあるよ)。 ちょっとノリと経験で本ができあがっているフシがあり、文章術を深く学びたい人には向かない。(他のHowto本でも似たような例はよくあるので)

Posted byブクログ

2019/12/13

すごくよかった。文章のポイントが7つの視点からわかりやすく解説されている。さすがにこの本も伝わりやすい。自分の想いを伝えるのはくるしい。だからこそ、諦めないで欲しいという気持ちがズーニーさんにこの本を書かせたのだと思う。 実際にお会いしたことがあるからかもしれないが、ズーニーさん...

すごくよかった。文章のポイントが7つの視点からわかりやすく解説されている。さすがにこの本も伝わりやすい。自分の想いを伝えるのはくるしい。だからこそ、諦めないで欲しいという気持ちがズーニーさんにこの本を書かせたのだと思う。 実際にお会いしたことがあるからかもしれないが、ズーニーさんはあかるい。独特のあかるさがある。ズーニー節がでたな、という感じである。いつ読んでも、遅すぎるということはないと思う。勇気づけられる本。 小論文的に、バツばっかりで過ごしてきたこと、書いてきたことに気づかされるが、それでも今まで生きてこれたのは、まわりに甘えていたのと、言葉だけでは伝わらないこともあるからだと思う。 書かないと伝わらないときはある。就活とか仕事の依頼とか、あらたまって他人に文章で気持ちを伝えなくてはいけない場面とか。でも親しい人とのやりとりのなかでは、きっと書かなくても伝わっていることがあると思う。そういうことにも気づかされた。ありがとうございました。

Posted byブクログ