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月魚 の商品レビュー

3.7

90件のお客様レビュー

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2010/05/27

初、三浦女史作品。 本を巡る人たちの物語です。 本に選ばれた真志喜と瀬名垣に羨望の念を抱きながらどんどん進んでしまう。 長い長い呪縛から解放されたときに、その姿を見せた月魚。 目を閉じて、その風景を想像すると深い深い感嘆の息が漏れます。 真志喜くんと瀬名垣くん...

初、三浦女史作品。 本を巡る人たちの物語です。 本に選ばれた真志喜と瀬名垣に羨望の念を抱きながらどんどん進んでしまう。 長い長い呪縛から解放されたときに、その姿を見せた月魚。 目を閉じて、その風景を想像すると深い深い感嘆の息が漏れます。 真志喜くんと瀬名垣くんが、コインロッカーベイビーズのハシとキクに被ったなぁ。

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2010/04/22

雰囲気のある作品。 真志喜と瀬名垣の関係性が蠱惑的なのに透明感に溢れていて、いやらしさを感じさせない。とても綺麗なものを垣間見たような気になる。 二人の掛け合いも楽しく、かなり私好みの話。

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2010/01/12

<内容>古書店『無窮堂』の店主・本田真志喜と幼馴染で「せどり屋」の瀬名垣太一。田舎町の旧家に買い付けに行った先で出会った人物は、二人の「罪」を呼び起こした。新進気鋭の女性作家が描く「罪」と「再生」の書き下ろし青春小説

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2009/10/18

三浦しをんを今読み漁ってます。 エッセイを読み終えてしまったので、小説に。 …どうもBLっぽい!!

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2011/07/22

父子の確執、過去の過ちから、友情以上の複雑な感情で繋がれた真志喜と瀬名垣は幼馴染。古書店「無窮堂」の店主・真志喜は瀬名垣に誘われ、本の買い付けに出かけることになった…。【以下ネタバレ含むため未読の方はご注意】古書を扱う職に就いた二人の青年の静かな日常と再生を描いた作品。うーん。こ...

父子の確執、過去の過ちから、友情以上の複雑な感情で繋がれた真志喜と瀬名垣は幼馴染。古書店「無窮堂」の店主・真志喜は瀬名垣に誘われ、本の買い付けに出かけることになった…。【以下ネタバレ含むため未読の方はご注意】古書を扱う職に就いた二人の青年の静かな日常と再生を描いた作品。うーん。こういう雰囲気の作品は初めてだなぁ。二人の関係はなんとなくこそばゆい。でも古書店を中心にした全体的なしっとりとした印象は嫌いではないかも。古書に携わる仕事には単に本が好きなだけでなく、目利きの才能や膨大な知識が必要なのかと感心もした。真志喜と家出したきり行方不明だった父との偶然の再会、そして対決…が一番のクライマックス。正面から向き合い対峙し、胸の内を言いきったことで、気持ちを新たに、呪縛からも解かれて生きてほしいと思った。ところで、真志喜、瀬名垣の家庭には「母」の存在感が皆無なのは、なぜだろう。記憶にすら母はでてこないが…。

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2009/10/04

私の三浦しをんさん初の作品。 知り合いにすすめられて読んだらもう大当たりでした! 真志喜ちゃんの美少年っぷりが目に浮かぶようである。

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2009/10/09

文庫版の表紙が綺麗でいつか読んでみたいと思ってました。 まったく予備知識なしで読み、感想として思い浮かんだのは「あれ、これってBL?」(笑) 物語に漂う透明な空気のおかげかさして抵抗なく読めましたが、苦手な人はたぶん苦手。 でもこの配役だからこの空気が出たのかな、とも思ったり。 ...

文庫版の表紙が綺麗でいつか読んでみたいと思ってました。 まったく予備知識なしで読み、感想として思い浮かんだのは「あれ、これってBL?」(笑) 物語に漂う透明な空気のおかげかさして抵抗なく読めましたが、苦手な人はたぶん苦手。 でもこの配役だからこの空気が出たのかな、とも思ったり。 古本屋の仕事とかセドリとか興味深い単語が出てきて、私はむしろそっち方面で萌えた(笑) 090722

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2009/10/04

この作品は人気があるそうですね。 友人のオススメで三浦さんの「月魚」が読みやすいと言われ、読んでみたのですが・・・ ほんのりとBLの香りがする作品でした(笑)

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2009/10/04

ほのかな耽美。瀬名垣の高校時代が素晴らしくツボです。 文章が光を反射する水面のようにきらきらしています。 原罪を背負ったままで、愛しい人を求めてもいいのか?それを許すのはだれなのか。 相手の許しを得ることもできないままに、互いに求めあう。それは果たして愛なのか。 答えを相手に求め...

ほのかな耽美。瀬名垣の高校時代が素晴らしくツボです。 文章が光を反射する水面のようにきらきらしています。 原罪を背負ったままで、愛しい人を求めてもいいのか?それを許すのはだれなのか。 相手の許しを得ることもできないままに、互いに求めあう。それは果たして愛なのか。 答えを相手に求めず、自分自身の内観によって見つめられるそれぞれの苦い過去。 滾るような熱も、ギラつく欲望もない静寂の物語はそれを読み手に問いかけてくるよう。 青春小説の醍醐味が詰まっています。

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2012/02/07

本と誇りと水と愛。草の香りがする。 寒色系なのに鮮やか。 魔法やら異世界やらが出てくるわけじゃないけど、これはファンタジー。 BLにためらいがある感じ。

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