月魚 の商品レビュー
結構よかった。最初は?なんの話?と思いましたが、独特の雰囲気と言葉の言い回しや引用がマッチして、引き込まれました。 多田便利件も読んだけど、こっちの方が断然好きです。
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古本屋をベースにした話。若干BLっぽいのですが、とても小説の持っている雰囲気が良かったです。若い2人の瑞々しさが伝わってきます。編集者I氏の尾崎○の世界に似ている、というのは的確な表現だと思います。
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図書館にて。 いわゆるBLなんだけど、落ち着いていてロマンチック。 傷を抱える2人の支えあう様子が素敵だった。 古本業という本と関わる仕事という点も興味深かった。
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三浦しをんさんのエッセイは面白くて好きなのですが、小説となると苦手みたいです。そういえばエッセイの巻末に収められていた短編も無理だった。 古本屋「無窮堂」の若き当主、本田真志喜。眉目秀麗で女性と見まごうような24歳。細い首、白い肌、過去に傷を持っていて…という設定だけでもうお腹い...
三浦しをんさんのエッセイは面白くて好きなのですが、小説となると苦手みたいです。そういえばエッセイの巻末に収められていた短編も無理だった。 古本屋「無窮堂」の若き当主、本田真志喜。眉目秀麗で女性と見まごうような24歳。細い首、白い肌、過去に傷を持っていて…という設定だけでもうお腹いっぱいで胸焼けしそうです。こういうしっとり耽美系の物語は好きなはずなのに、何故だか表現が逐一あざとく感じてしまう。おそらく好みが合わないんだろうなぁ。
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どこかに薄暗さが漂う話。ずっと夜のシーンというわけではないのだけれど、夏の宵のイメージで読んでました。 露骨ではないのだけれど、どことなく耽美小説の雰囲気というか、創刊されたころのルビー文庫があるなー、という感想。あ、褒め言葉です。 色々、差しさわりを考えたのかどうか分からないけれど、真志喜と瀬名垣の意識がちょっと中途半端だったかなあ。本編のラストはどう捉えればいいのかな。それも含めて、後書きの「ご自由に想像していただければ」なんだろうな。
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初期の作品なんですねー、という感じがしました。 三浦しをんさんの作品は「風が強く吹いている」しか多分読んでないけれど、やっぱりなんだか厚みが違う気がします。
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「できれば......いつまでも一緒に、 同じものを見ていられる、そんな未来を」 (文庫書き下ろし:名前のないもの)
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【0511・めも】図書館で借りました。独特のひんやりとした空気感が新鮮。 自分まで『無窮堂』にいるような気分になります ましきと瀬名垣の会話が格好よかったり、意味深でドキドキします。 初めの印象は変わらず、 続きが気になって気になって次々ページをめくる訳ではなく、ゆったりと、か...
【0511・めも】図書館で借りました。独特のひんやりとした空気感が新鮮。 自分まで『無窮堂』にいるような気分になります ましきと瀬名垣の会話が格好よかったり、意味深でドキドキします。 初めの印象は変わらず、 続きが気になって気になって次々ページをめくる訳ではなく、ゆったりと、かみしめながら読む事ができました。 Fのつくおなごなので、どうしても萌えざるを得なかったのですが(笑) でも、すごく澄み切った、綺麗だけれどどこか切ないお話でした。 ましきと瀬名垣、みすずと秀郎の関係性というか、すごく良かったです。 そしてましきちゃんのひとつひとつの所作が美しい(^////^)
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本が人の手を渡って何年も何十年も何百年も存在し続けるということは凄いことだと思った。 また相手をひどく傷つけてしまうきっかけは特別なものではなく、相手の大切にする価値観や物の側にはごろごろと転がっているのだと思った。
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二人の関係性をはっきりと言葉にしていないが、そこはかとなくにおい立つものがあった。 しかし、いやらしい感じはなく、綺麗ではかない美しさがあった。 いずれにせよ想像力を掻き立てられる。 そして月魚という名前がぴったりだと感じた。
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