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月魚 の商品レビュー

3.7

90件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2017/01/01

瀬名垣と真貴志の過去がお互いを必要としなが素直に言い出さない。二人は同性愛か?と勘ぐりたくなる場面多数

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2016/04/09

全体的に静かというかほの暗いというか物憂げというか不思議な雰囲気を感じる作品。 二人の関係を親友と言うには暗すぎて、恋人というには甘さがない。そんな関係。

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2015/11/22

古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。 二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。 瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ...

古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。 二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。 瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。 しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。 透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。 月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。

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2015/09/27

BL要素ありの、古本屋の物語。お互いに惹かれあってるはずなのに、罪悪感でがんじがらめになっていてとてももどかしい。水の底に沈んでいるかのような静かな物語。古本屋の仕事内容が書かれている部分も面白かったです。「俺たちは古書の世界の主に試されている。どちらの見識が高いか、どちらの運が...

BL要素ありの、古本屋の物語。お互いに惹かれあってるはずなのに、罪悪感でがんじがらめになっていてとてももどかしい。水の底に沈んでいるかのような静かな物語。古本屋の仕事内容が書かれている部分も面白かったです。「俺たちは古書の世界の主に試されている。どちらの見識が高いか、どちらの運が強いか、そしてどちらがより古書を愛し古書に愛されているか」熱いなぁ!!

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2015/02/23

古本に魅せられた二人。それが産んでしまった父との確執。とある古本買い取りの依頼を通じて和解・・・とまではいかなくても、更に邁進するきっときっかけになったのでしょう。一応BLらしいのですが、私的にはあまりそこは気にならなかったです。むしろ二人の関係がとても心地良く、会話も楽しいもの...

古本に魅せられた二人。それが産んでしまった父との確執。とある古本買い取りの依頼を通じて和解・・・とまではいかなくても、更に邁進するきっときっかけになったのでしょう。一応BLらしいのですが、私的にはあまりそこは気にならなかったです。むしろ二人の関係がとても心地良く、会話も楽しいものでした。怪しい雰囲気はあれど、淡々と進みもの悲しくもあり、艶めいてもいて。「水の底には秘密が潜んでいる」としをんさん自らが最後語ったように、作品内で一瞬姿を見せた魚・・・その描写がありありと目の前に情景を繰り広げ印象的でした。

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2014/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

由緒ある古書店に生まれ、その店を継いだ真志喜(ましき)。 古書の世界に魅せられ、本卸しとなった瀬名垣。 彼らの関係は、兄弟のように育ったことにより育まれた部分もあるが 真志喜の父が姿を消したことにより、それぞれが罪の意識を背負っていることによる影響が強い。 ある日、村の旧家の古書買い付けに出向いた2人はそこで意外な人物に出会う…。 美しい本でした。うっとりしてしまう。 「まほろ」でも多田と行天は過去にとらわれていけれど、 行天があっけらかんとしているので 過去が話題にされるシーンがありました。 本作の真志喜と瀬名垣の場合、 強がったり、相手を思いやったりした結果言えない気持ちが多くて、お互いその話題を最後まで避けるのです。 更に傷を背負ったからといって後悔していないから、より深くて複雑。 その罪の意識の上で互いを思い合う故に成り立つ 美しい関係に心を奪われます。。。恍惚。 皆さんも虜になれば良いさ。 そして美しいのは二人の関係だけではなく、それを綴る文章もなのです。 どうやったらこんな文章が書けるのだろう。 三浦作品の中で抜群でした。

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2014/01/27

すきなタイプの話。 青春であること。 屈折した感情であること。 古書に関するあれこれが知識浴を刺激すること。 読みやすい文体、表現であること。 明るい未来を感じさせること。 ユーモアとウィット。 ゲイを匂わせつつ踏み込んでないことだけが、残念であり、また、ホッとするのでありま...

すきなタイプの話。 青春であること。 屈折した感情であること。 古書に関するあれこれが知識浴を刺激すること。 読みやすい文体、表現であること。 明るい未来を感じさせること。 ユーモアとウィット。 ゲイを匂わせつつ踏み込んでないことだけが、残念であり、また、ホッとするのでありました。

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2013/10/21

25歳の二人の若者。古書の世界で生計を立てている。過去の出来事から、それぞれの心に罪を背負い生きている。逃れようのない罪、そしてその罰を背負い、お互いに離れるのでも許し合うのでもなく正対しつづける。誰のせいでもない、罪とも言えない出来事がお互いを強くひきつけている見えない蜘蛛糸。...

25歳の二人の若者。古書の世界で生計を立てている。過去の出来事から、それぞれの心に罪を背負い生きている。逃れようのない罪、そしてその罰を背負い、お互いに離れるのでも許し合うのでもなく正対しつづける。誰のせいでもない、罪とも言えない出来事がお互いを強くひきつけている見えない蜘蛛糸。 古書の世界の奥深さ、面白さも優しく触れてきます。 実際の古本屋さんでもこんなロマンてあるのかな? 古書の世界の静かな大河。池の主。の雰囲気があって楽しく読めました。

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2013/07/12

いっそすがすがしいまでにホモくささ漂う作品でした。 古書店の年若き店主と、価値のある本を見抜く目を持った幼馴染を主軸としたお話。 におわすどころの話じゃない気がしているのは、多分私だけではない、はず…。 家庭環境のなかまで深く入り込んでいて、 うまく構成されているなといえば間違い...

いっそすがすがしいまでにホモくささ漂う作品でした。 古書店の年若き店主と、価値のある本を見抜く目を持った幼馴染を主軸としたお話。 におわすどころの話じゃない気がしているのは、多分私だけではない、はず…。 家庭環境のなかまで深く入り込んでいて、 うまく構成されているなといえば間違いなく肯定します。 ただどうしても漂うホモ臭のあざとさが、ちょっと苦手だったかな、という結論。

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2013/06/03

面白かったです。ややBLっぽいにおいがしますが、ほのめかすだけです。ストーリーが面白かった。古本屋の本の匂いがしてきそうでした。

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