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月魚 の商品レビュー

3.7

90件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

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  3. 3つ

    30

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2013/05/26

図書館に三浦しをん作品が珍しく四冊も並んでたので借りました。著作年順に読んでみた際の一冊目。 『まほろ…』は面白かったんだけど、当作品は独特な雰囲気がプンプンしてて…。 ジョン•ダニングのシリーズのように登場人物の古書への想いは感じられず、耽美な演出として古書が扱われているだけな...

図書館に三浦しをん作品が珍しく四冊も並んでたので借りました。著作年順に読んでみた際の一冊目。 『まほろ…』は面白かったんだけど、当作品は独特な雰囲気がプンプンしてて…。 ジョン•ダニングのシリーズのように登場人物の古書への想いは感じられず、耽美な演出として古書が扱われているだけなのが残念。

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2013/05/20

こういう本を読むのはほんとうに久しぶり。古本の世界というのは奥深く、面白いなあとおもった。読んでから、後悔するのやめたい。

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2013/05/03

なんと艶やかで官能的な世界でしょうか。古書店という妖かしい舞台だけでも歓喜に震えます。夜の無窮堂が美しい。ラストの幻想的な描写にしんみり感動しました。「水底の魚」に続く2編目「水に沈んだ私の村」も好き。宇佐美の語る水に沈んだ村。今は無きものへの思いは切ない。そして文庫書き下ろしの...

なんと艶やかで官能的な世界でしょうか。古書店という妖かしい舞台だけでも歓喜に震えます。夜の無窮堂が美しい。ラストの幻想的な描写にしんみり感動しました。「水底の魚」に続く2編目「水に沈んだ私の村」も好き。宇佐美の語る水に沈んだ村。今は無きものへの思いは切ない。そして文庫書き下ろしの「名前のないもの」は本への愛着、執着に同感しながら読みました。出来ることならばもう少し古書を深く描いた続編を熱望。

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2013/03/10

苦い記憶と苦しい想いに囚われた二人の男。しかしどちらもそれを捨てようとせず、もはや妄執。 出てくる人、男率が高いですが、皆女々しい。まぁある意味本質ドライな女性が憧れるウジウジっぷりを体現してくれてるのかな。 場面の描写は言葉で記されているのにビジュアルが浮かぶよう。そこに温度...

苦い記憶と苦しい想いに囚われた二人の男。しかしどちらもそれを捨てようとせず、もはや妄執。 出てくる人、男率が高いですが、皆女々しい。まぁある意味本質ドライな女性が憧れるウジウジっぷりを体現してくれてるのかな。 場面の描写は言葉で記されているのにビジュアルが浮かぶよう。そこに温度や匂いが立ち上ってくるので、キャラクターたちがリアルに動いている。コミックを読んだみたいな読了感。すごい文章表現力ですね。

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2013/01/20
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しをんさんの本を読むのは初めてなのですが、かねがねお噂は聞いておりましたから。 古書堂と仄暗い因縁を持つ幼馴染同士という設定に興奮メータが振り切れんばかりです。 インフルの熱に冒されつつ読んだのがいけなかったのか二人の間にある妖しい熱にも中てられたのか、読了後ノックアウトです。

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2012/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三浦しおんさん、いいねぇ☆ 古本屋を営む二人の青年。 二人は全く違うタイプだが、子供の頃からの幼馴染。 この二人にはただの幼馴染というだけでなく、深い絆とも、因縁ともいえるつながりがあったのだった。 「古本屋」の奥深さを初めて知りました。 今の私にとって、古本屋は、ブックオフみたいな感覚だったけど、あんなのはきっと、本物の古本屋さんからすれば、かなり邪道なんだろうな。 しおんさんの本への愛情をとても感じられました。

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2012/11/18

この艶っぽさはいったい、なんなんだ!「ソノテ」の関係がたまらない女子には、悶える程のシチュエーション。でも、肝心なところまでは踏み込まない、だからなおさら、妄想が掻き立てられる。 この感覚がわかる人には是非オススメいたします!

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2012/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

3代にわたって古本屋を営む本田真志喜と 幼い頃から互いの存在を求めているせどり屋の息子の瀬名垣太一 まだ小学生だった二人が 瀬名垣の生まれながらにもつ本の価値を見抜く才能が もたらした真志喜と離れられなくなるきっかけを作った出来事 それでも惹かれあう二人の友情とそれ以上の愛情と絆 うほうほ。BL!長野まゆみ読んでるみたいだったよ! 宇佐美先生が出てくる水に沈んだ私の村のほうが好きかな。 あとがき読んでなんか意味深すぎてけれどその理由を解読できない無念さ)^o^(

Posted byブクログ

2012/06/28

タイトルが秀逸だと思った。月のおぼろな光に揺れる世界。庭の池で、とぷん、と魚が跳ねて飛沫が浮かぶ。全体的にそんな雰囲気。 でも主人公たちがデキてんのは無しだろー。なんかモヤッとする。その辺は三浦さんの趣味全開ですな。

Posted byブクログ

2012/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わった後に夢か現か分からない幻想的な光景が広がるような、そんな空気感を感じさせてくれます。とても美しい話だと思いました。

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