商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2025/03/05 |
| JAN | 9784087718799 |
- 書籍
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世界99(上)
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世界99(上)
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商品レビュー
4.1
430件のお客様レビュー
主人公が生きるいくつもの世界。性と生に関わる行為を人間の代わりにこなしてくれるある生物の存在が怖くもありがたいような。登場人物やワードなど全てが村田ワールドどっぷり。考えさせられる部分もたっぷり。凄い作品でした。
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コミュニティごとに人格を切り替えるのって、程度の差はあれど大勢がやってることだと思う。表の顔と裏の顔みたいなことじゃなく、もっと複雑で曖昧で保守的に。空子が世界を振り分けたように、それぞれの世界の住民もまた分岐した世界を持ってるはずで、そこに想像があまり及んでないのがいかにも村田...
コミュニティごとに人格を切り替えるのって、程度の差はあれど大勢がやってることだと思う。表の顔と裏の顔みたいなことじゃなく、もっと複雑で曖昧で保守的に。空子が世界を振り分けたように、それぞれの世界の住民もまた分岐した世界を持ってるはずで、そこに想像があまり及んでないのがいかにも村田沙耶香の主人公だった。共感性が明らかに欠け、それを補うためにひたすら観察し模倣し調和する。けど本当はみんな空子が思うほど一面的じゃない。心というものに形があるなら、それはハート型じゃなく多面体なんだろう。 あまりに低俗な人間ばかり出てきて(特に男は全員終わってる)、この内容でこの分量はストレスだし下巻は読まないかな〜と思ってたけど、ラストで一気に引き込まれてしまい悔しい。この世界がどう閉じられるのか見届けたくなっちゃう。
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主人公は、したたかなのか、はたまたとんでもなく愚かなのか。私だったらとても耐えられそうにない暮らしだけど、彼女はそれほど悲観しているわけでもなさそう。ピョコルンやラロロリン人の存在のせいもあって、ザワザワした気分がとまらない。気持ち悪いけど、読まずにはいられない。この世界、下巻で...
主人公は、したたかなのか、はたまたとんでもなく愚かなのか。私だったらとても耐えられそうにない暮らしだけど、彼女はそれほど悲観しているわけでもなさそう。ピョコルンやラロロリン人の存在のせいもあって、ザワザワした気分がとまらない。気持ち悪いけど、読まずにはいられない。この世界、下巻でどうなっていくのか。
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