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世界99(上)
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世界99(上)

村田沙耶香(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2025/03/05
JAN 9784087718799

世界99(上)

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商品レビュー

4.1

497件のお客様レビュー

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2026/02/05

えぐい、なにこれ。また村田沙耶香さんの独特な世界へと引き摺り込まれてしまった。 早く下巻を読まなければ!

Posted by ブクログ

2026/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

気持ち悪くて気持ち良い、 最高の読後感です。 ありがとうございます。 文章で物語を書く良さが凄く出ていて、読者をこの歪な世界の住民にさせてしまう村田さん恐るべし。 文章だからこそ描き出せる現実感と非現実感のバランスが心地よかったです。 出てくる人も生物も世界も、自分が生まれ育った所とはかけ離れているのになんか見覚えのある感じ。私も空子のように世の中に蔓延るいろんな情報を仕入れ、それを自分の中にダウンロードしているからそう思えたのかな、なんてことを思いながら読んでいました。 以下、好きなフレーズ。 「呼応」が上手くいった時の甘い空気の振動。 「性格」とは自分ではなく他人が創るものなのだ、とこのとき理解した。 自分が人間ロボットだったら。 自分以外もみんな人間ロボットだったら。 誰が人間を始めたのだろうか。 私たち全員が互いをトレースしているとしたら、最初に人間を始めたのは誰なのだろうか。 白藤さんがあまりにも正しさにとらわれていることが、私のほうも少し薄気味悪かったのだ。 孤独ほど抗えないエネルギーはない。 孤独はなによりも強大な力を持ったエネルギーで、それに突き動かされているとき、少し変だなと思っても、それに逆らうことは決してできない。

Posted by ブクログ

2026/02/04

 「続きが読みたいのに手が止まる」こんな体験は初めて。上巻のスリリングな人生は魅力的かつ悍ましい。一方、下巻は物語を補完、そして読者の思想を反転させ麻痺させる。たとえ上巻だけの話でも私は好きだし、むしろその方が好きかもしれない。同時にこんな小説は、私には書けないと心の底から思った...

 「続きが読みたいのに手が止まる」こんな体験は初めて。上巻のスリリングな人生は魅力的かつ悍ましい。一方、下巻は物語を補完、そして読者の思想を反転させ麻痺させる。たとえ上巻だけの話でも私は好きだし、むしろその方が好きかもしれない。同時にこんな小説は、私には書けないと心の底から思った。  女性の悪口は嫌いだった。けれども、彼女らはいつも知らぬところで犯され続けている。自身で守る術など無いに等しい彼女らにとって、悪口は心を優しく包むホワイトなメッセージだった。生物の体力の上下がある同種、いま私たちは残酷な世界に生きている。 呼応とトレース。意識してないだけで多くの人が無意識下で行なっているもの。人間関係のいざこざの複雑性の要因の一つになってるはず。だから人から想像以上に好かれたりもするし、逆にこちらの片思いの友情と愛情がある。  高校生時代の1つ、「おっさんの世界」の時、バイト先のおじさんに襲われるシーンはとてつもなく怖かった。今まで生きてきて生物の力量で恐怖することなんてなかった。けれども女性は本気で抵抗しても男に負けてしまう。どうにもできない恐怖、そこから逃げ出せない絶望。本当に怖く、そして私も主人公のように被害者の生贄を出すことに安堵したし、私だってそうしただろう。

Posted by ブクログ