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ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論
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ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

デヴィッド・グレーバー(著者), 酒井隆史(訳者), 芳賀達彦(訳者), 森田和樹(訳者)

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ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

4,070

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2020/07/30
JAN 9784000614139

ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

¥4,070

商品レビュー

3.7

144件のお客様レビュー

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2025/12/13

5章を読んで、あ、これレントシーキングの話だ、と理解できるかどうかが分かれ目だと思う。 4章までは労働疎外論の変奏で、ここまではよくある話題。 本書の中で、最も重要でかついちばん面白いのは、その後の5章にある。 ここで、ブルシットジョブが生まれるのはレントシーキングによることが明...

5章を読んで、あ、これレントシーキングの話だ、と理解できるかどうかが分かれ目だと思う。 4章までは労働疎外論の変奏で、ここまではよくある話題。 本書の中で、最も重要でかついちばん面白いのは、その後の5章にある。 ここで、ブルシットジョブが生まれるのはレントシーキングによることが明らかにされ、議論の眺望が一気に開ける。 論理展開が非常に回りくどくて明確な言及もないため、レントシーキングだと分かりにくい面はある。 とはいえ、ところどころ「レント」の語は用いられていて、きちんと読んでさえいればわかることではある。 しかし、書評の多くでは4章までしか言及されていないし、5章に言及したとしても軽く触れている程度。 帯に寄せられている推薦文も同様で、おそらくほとんどの評者は5章以降を読めていない。 とはいえ、そこを理解しないことには本書の意義は半減以下だと思うし、それならあの長い本をわざわざ読む必要もないんじゃないかと思う。

Posted by ブクログ

2025/11/30

他の人も書いている通り、とにかく冗長で読みづらい。が、筆者の言いたいことは納得できるし面白い。 本文の後に続いた訳者の文章は1番要約してあってわかりやすいのだが、だったら本文の訳もう少しわかりやすくしてよ…と言いたくなった。。 ケアリングの話は全くその通りで、簡単にロボットによ...

他の人も書いている通り、とにかく冗長で読みづらい。が、筆者の言いたいことは納得できるし面白い。 本文の後に続いた訳者の文章は1番要約してあってわかりやすいのだが、だったら本文の訳もう少しわかりやすくしてよ…と言いたくなった。。 ケアリングの話は全くその通りで、簡単にロボットによる代替ができると思わないし、それを数量化しようとするからおかしなことになる、というのは実際にブルシットジョブをやっている人間として非常にわかる。 そして最後は少し違う観点からベーシックインカムの議論に。ここが非常に面白かった。 人間の本質はきっと労働そのものに価値を感じるはずであって、だったらそこに集中する環境を作るべきだと。 とても腹落ちしてしまった。 総じて苦行でもあったが、読んで正解だった、かな。

Posted by ブクログ

2025/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2回目読了。1回目は「クソどうでもいい」という言葉に引きずられてしまい、本書で書かれていることの広がりがつかめれなかった。2回目にして、ようやく広がりを理解したかんじ。 究極的には315頁に書かれていることが本書の一番の主張か。 ●ブルシット・ジョブがいま増殖しているのは、大部分、富裕国の経済──とはいえますますあらゆる国の経済──を支配するようになっている経営封建制の特異な性質のゆえである。 ●ブルシット・ジョブが惨めさを生みだしているのは、世界に影響を与えているという感覚のうちにつねに人間の幸福が織り込まれているがゆえである。 ●この感覚は、仕事について語るさいには、たいてい社会的価値の語彙を通して表現されている。しかしながら、それと同時に、仕事によって生みだされる社会的価値が大きければ大きいほど、受け取る対価は少なくなるだろうということにも、たいていのひとが気づいている。 ●多くの人びとが、子どものケアのような有用でありかつ重要な仕事をやるか(他人を助けることで得られる満足感それ自体が見返りであり、それ以上の報酬は期待すべきでないと説教されつつ)、あるいは無意味であり自尊心を傷つけられる仕事を受け入れるか(原因はなんであれ心身ともに破壊するような労働に就かないような人間は生きるに値しないという浸透した感覚以外にとくに理由もなく、心身を破壊されつつ)、選択を迫られている。 ++++++++++++++++++++++++ あと次の3点の視点設定も秀逸。理解を深める3点として要チェック。 そもそもなぜ人びとはゲームをしているのか。これが三つめの問いである。ブルシット・ジョブの増大といった社会的変動の広範にわたるパターンを検討しているようなばあいでも同様に、実際には二つではなく三つの異なる次元の説明に配慮する必要があると指摘しておきたい。つまり (1)任意の個人が野宿するにいたった具体的理由、 (2)野宿者数のレベルを上昇させる大きな社会・経済的諸力(たとえば家賃の高騰や家族構造の変化) (3)だれもそれに介入しない理由 この三つである。(3)は、政治的・文化的次元としておきたい。さらにいうと(3)は、最も見逃されやすい。なぜなら、それはおおよそ、ひとのおこなっていないことがらにかかわるからである。

Posted by ブクログ