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ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論
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ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

デヴィッド・グレーバー(著者), 酒井隆史(訳者), 芳賀達彦(訳者), 森田和樹(訳者)

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ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2020/07/30
JAN 9784000614139

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ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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商品レビュー

3.6

156件のお客様レビュー

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2026/07/02

 朝の通勤電車は今日も人であふれる。眠そうな顔、スマートフォンを見つめる目、資料に赤を入れる手。皆、どこかへ向かい、何かを支えているように見える。だが、その仕事は本当に社会に必要なのだろうか、とふと思うことがある。  人類学者 (デビッド・グレーバー)は著書『(ブルシット・ジョブ...

 朝の通勤電車は今日も人であふれる。眠そうな顔、スマートフォンを見つめる目、資料に赤を入れる手。皆、どこかへ向かい、何かを支えているように見える。だが、その仕事は本当に社会に必要なのだろうか、とふと思うことがある。  人類学者 (デビッド・グレーバー)は著書『(ブルシット・ジョブ)』で、働く本人でさえ「なくても誰も困らない」と感じる仕事が少なくないと指摘した。機械化が進めば労働時間は減り、人はもっと自由になる――そんな未来予想図は外れた。むしろ会議のための会議、報告のための報告が増えた。  忙しさは、しばしば充実と混同される。だが、埋まった予定表が人生の豊かさを保証するわけではない。働くことが目的化したとき、人は静かに疲弊する。 庭木を剪定すると、不要な枝を払うだけで風が通り、木は息を吹き返すという。社会もまた同じかもしれない。本当に必要なものを残し、余計なものを削ぐ。その先に、人が人らしく働ける風景がある。

Posted by ブクログ

2026/07/01

 濃い。オーディオブックでなかったら完走できなかったかもしれないが、私はすごく好きだった。私ってアナキストの素質があるのかしら。好きなところ全部は書けないし、一部を選ぶのも難しい。  訳者の酒井隆史さんによる『ブルシット・ジョブの謎』を先に読んで(聞いて)いたから入りやすかったが...

 濃い。オーディオブックでなかったら完走できなかったかもしれないが、私はすごく好きだった。私ってアナキストの素質があるのかしら。好きなところ全部は書けないし、一部を選ぶのも難しい。  訳者の酒井隆史さんによる『ブルシット・ジョブの謎』を先に読んで(聞いて)いたから入りやすかったが、当然ながらグレーバーさんの原著のほうが分量も多いが密度もみちみちで、酒井さんの本で難しかったところや腑に落ちなかったところは、グレーバーさんの語りでだいぶ納得した。  中世ヨーロッパ北部のライフサイクル奉公からの、資本主義、プロテスタント、トマス・カーライル(漱石が博物館に行った話書いてた人だ!)、労働価値説から資本と消費価値説への転換、労働=生産という偏り(女の仕事は出産のみということになるらしい)……いろんなモヤモヤがすべてつながった。  普遍的ベーシックインカムが実現すると、被雇用者が「じゃあやめてやる」と言えるようになる。つまり対等になる。縦の関係から横の関係へ、ってこれはアドラーだ。そういう世界は探せばきっとある、よね? 想像することをやめなければ。グレーバーさんは若くして亡くなられたそうだ。このような大著を残されたことに敬意。

Posted by ブクログ

2026/06/13

働いていることが善、働くことでお金を稼いでいることが善という認識がこびりついているため、いくら機械やAIに仕事が奪われても人間は何らかの仕事をしないといけない、そのためにブルシットジョブ(意味のない仕事)が生み出されているのだという話。 お金がないと生きられない、働く以外にお金を...

働いていることが善、働くことでお金を稼いでいることが善という認識がこびりついているため、いくら機械やAIに仕事が奪われても人間は何らかの仕事をしないといけない、そのためにブルシットジョブ(意味のない仕事)が生み出されているのだという話。 お金がないと生きられない、働く以外にお金を稼ぐ方法がないことが全ての問題ですね。ただ、私は上手くブルシットジョブを掴めた人に羨ましいの感情以外ない。「ブルシットジョブをしている人はリアルジョブをしている人を羨ましいと思っている」というような記述が何度も出てきたが、「でも俺にはあれはできない」と思ってる人も同じくらい多いと思う。 労働とお金を稼ぐことが同じ意味でなくなればいい。仕事の種類が給料の金額でなく「自分が生きながら何をしたいか」で選べるようになる。やっぱベーシックインカムってありよなぁ。労働が強制でなくなれば、生まれてきてよかったとも思えるかも。 一番胸が苦しくなったのは、p.319の「わたしたちは仕事に生活が侵食されているために、短い時間でできる娯楽、つまりお金を使った消費でしか快楽を得られない」という旨の記述。そうなのよね。お金を使うことが唯一の息抜きで、また働き、またお金を使いわずかな息抜きをする……その繰り返しが資本主義社会の人生。 よく「家事労働は給料に換算するといくら」みたいな論争が上がるが、給料に換算することでしか労働の価値を語れなくなっているってやばいね。

Posted by ブクログ

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