商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2019/04/05 |
JAN | 9784022516046 |
- 書籍
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マジカルグランマ
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マジカルグランマ
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商品レビュー
3.4
151件のお客様レビュー
70代のおばあちゃんが主人公の画期的な物語。 この本を読んで「マジカルニグロ」という言葉をはじめて知った。 白人が作ったフィクションの中で黒人が白人にとって都合よく献身的な存在として描かれることを指すんだそうだ。 マジカルニグロからとった「マジカル」には差別する側、強い側からの理...
70代のおばあちゃんが主人公の画期的な物語。 この本を読んで「マジカルニグロ」という言葉をはじめて知った。 白人が作ったフィクションの中で黒人が白人にとって都合よく献身的な存在として描かれることを指すんだそうだ。 マジカルニグロからとった「マジカル」には差別する側、強い側からの理想的な…という意味がこめられる。 マジカルグランマは理想的なおばあちゃん。 読みながら上から目線の「理想的な」なんてクソくらえだな…と思った。 人にどう思われてもいいから自分らしくありたいな、私は。 で、マジカルを取っ払ったおばあちゃんの物語だったのだけれど、むやみやたらに理想を演じているよりよ生き生きしていて人間らしくて素敵に感じた。 私には元気すぎるように思えたけれど(笑)
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読後感がとてもよかったです。75歳の女優、正子さん、夫は、映画監督の浜田荘太郎。同じ敷地で母屋と離れで別居中。4年間、一度も口をきいていなかったが、夫の死に1週間も気づかなかった事が世間に知られ、“ちえこおばぁちゃん”としてシニア女優、ブレイク中だったのにあっという間に世間から目...
読後感がとてもよかったです。75歳の女優、正子さん、夫は、映画監督の浜田荘太郎。同じ敷地で母屋と離れで別居中。4年間、一度も口をきいていなかったが、夫の死に1週間も気づかなかった事が世間に知られ、“ちえこおばぁちゃん”としてシニア女優、ブレイク中だったのにあっという間に世間から目の敵にされることに。映画監督の夫と友だちだという田村杏奈が「お別れの会」が開かれた夜に現れる。杏奈と正子の不思議な同居生活が始まり、生活費の為にメルカリで家にあるものを売り、売れるものがなくなるとお化け屋敷を運営する事に。題名のマジカルグランマのマジカルは都合の良いという意味で使われている。正子が好きだった映画『風と共に去りぬ』がマジカルニグロ問題と言われ意味がわからなかったがステレオタイプ、現実にはいない、便利なタイプ、ご都合キャラと訳してもらい、正子は、全てが腑に落ちる。 マジカルグランマにならない正子の戦うストーリーでもあるのかなぁー、わがままで毒舌で、でもなんだか色々な人を巻き込んで、どんどん余計なものを削ぎ落として、楽しく生きる姿、本来の正子がどんどん出てきて、杏奈ともなんだか親友の様な孫の様な、娘の様な、互いが必要としていて、言いたい事をいいながら成長しあっていく姿がいいです。正子のINTARESTが楽しい日々を送る原動力なのだと思いました。元気なお年寄りになる為に、正子さんを見習わないと!と思いました。
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図書館。 装丁やタイトルから可愛い話なのかなと思ったけれど、そこは著者らしく、いろんな世代の女性の悩みと、それをブチ砕く場面を描いていた。 中盤のホラーハウスのくだりはとても楽しくてワクワクしたし、全部が全部上手くいかないのも、とても良かった。
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