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ガザ日記 ジェノサイドの記録
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 地平社 |
| 発売年月日 | 2024/05/31 |
| JAN | 9784911256060 |

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ガザ日記
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商品レビュー
4.7
11件のお客様レビュー
2023年10月7日、ハマスの奇襲攻撃をきっかけに、イスラエルがガザ地区に大規模な侵攻を開始する。それまでも複雑な情勢下に長く置かれていた地域だが、この日を境に、人々の生活は一変する。一般市民がいつ終わるとも知れない戦争に飲み込まれたのである。 突然、家族・親族・友人知人が亡くな...
2023年10月7日、ハマスの奇襲攻撃をきっかけに、イスラエルがガザ地区に大規模な侵攻を開始する。それまでも複雑な情勢下に長く置かれていた地域だが、この日を境に、人々の生活は一変する。一般市民がいつ終わるとも知れない戦争に飲み込まれたのである。 突然、家族・親族・友人知人が亡くなる。物資が手に入りにくくなる。物の値段が高騰する。住み慣れた家を離れて、別の土地に行くように命じられる。街が破壊される。 本書は、侵攻が始まったとき、息子とともに、たまたまガザに居合わせ、そのまま3ヶ月近く、滞在を余儀なくされた作家による、日々の記録である。 著者は早い段階から、日々の出来事を書き留めて外の世界に発信していた。リアルタイムのジェノサイドの証言を書籍化したのが本書である。 侵攻下の人々には、当初、何が起きたのかもわからなかった。多少の爆発があるのはガザでは珍しいことではなかった。訓練か、演習か、とのんきに構えているうちに事態はエスカレートし、人々にもこれが異常な事態だということがわかってくる。 突然の侵攻は、どこかシュールである。作家はまるで映画の中に放り込まれたように感じる。爆撃音に衝撃。まるで大作戦争映画だ。 けれどもそれは現実で、実際に人が亡くなり、街は壊されていく。 人々は将来の展望をなくし、今日一日を何とか生き延びようとする。パンを焼くための粉はどこか。水はどうやって手に入れるか。夜はどこで眠れば爆撃があったとしても助かる可能性が高いか。 電話もインターネットも常につながるわけではない。合間を縫って、親しい人たちと連絡を取り、無事を確認しあう。 毎日毎日、誰か親しい人が亡くなる。著者の若い姪は、両親と兄弟を失い、家族は姉一人となる。芸術家を目指していたが、両足と左手を奪われ、悲嘆の淵に沈む。支えなければならない立場の姉もあまりのショックに精神の均衡を失う。 街は著しい混乱だが、こんな中でも貨幣経済は機能しているようで、限られた量であり、価格は高騰はしているが、店が開けば一応、物は買える状況だったようである。ただ、本書は2023年10月から12月の記録であるため、今現在のガザでも同様かどうかはわからない。 人々は、困難な中、親族や知人の安否を常に気にかけ、互いに手を差し伸べあって1日1日を生き延びていく。しかしそれは絶望と背中合わせだ。街は瓦礫に埋もれ、懐かしい風景も、豊かだった営みも失われてしまった。たとえ直ちに戦闘が終結したとしても、マイナスからのスタートである。それはどれほどの苦難を伴うことか。 著者は、最終的に、息子とともに、出国可能者のリストに名前が載り、カイロ経由でヨルダン川西岸の自宅に帰れることになる。84日間のガザ滞在だった。 著者が生き延びたのは偶然で、死んでいてもおかしくなかった。去ることに安堵しながらも、罪悪感を抱えている。残っても苦しい、けれども去るのもまた苦しい。 <私が立ち去ったのは事実だが、私はまだそこにいる。私の思考はすべてそこにあり、すべての体験は、現在進行形で展開する記憶の中で、いまだにそこで起きている。未来についての私の考えでさえも、今そこで起きていることや、そこでこの先に待ち受けているものによって、既定されている。物理的にこれほど遠く離れていても、私の心はそこにある。>
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海水浴中のロケット弾。そこから始まる85日。友人の訃報を聞く。姉の家への爆撃を知る。四肢の3本を失った姪。神経衰弱に陥るその姉。実家も失う。親族は離散する。生活必需品が全く足りない。要介護者も避難生活。外国人ジャーナリストは入れない。ここで起きてることを伝えたいがために残した日記...
海水浴中のロケット弾。そこから始まる85日。友人の訃報を聞く。姉の家への爆撃を知る。四肢の3本を失った姪。神経衰弱に陥るその姉。実家も失う。親族は離散する。生活必需品が全く足りない。要介護者も避難生活。外国人ジャーナリストは入れない。ここで起きてることを伝えたいがために残した日記。…ハマスの攻撃。報復するイスラエル軍。バルフォア宣言。3枚舌外交。複雑な事情を抱えるこの地域。遠く離れた日本において、軽々に見解を見出すことなどできない。犠牲になるのは、日常生活を営む人々。ただ、紛争を止められない人の性を嘆く。
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”ガザの人がみんな学ぶことだ。自分がロケットの標的になった時は、飛んでくる音は聞こえない。死だけが来る。いきなり死ぬのだ。”(P.115,DAY17,2023年10月23日) ”最も幸せな瞬間は、目を覚ました時、自分の身体をつかみ、ちゃんと揃っていることを確認し、それからへ部屋...
”ガザの人がみんな学ぶことだ。自分がロケットの標的になった時は、飛んでくる音は聞こえない。死だけが来る。いきなり死ぬのだ。”(P.115,DAY17,2023年10月23日) ”最も幸せな瞬間は、目を覚ました時、自分の身体をつかみ、ちゃんと揃っていることを確認し、それからへ部屋を見渡したときだ。”(P.120,DAY18,2023年10月24日) 著者はガザ地区の難民キャンプ生まれの作家であり、パレスチナ自治政府の文化大臣を務めている。たまたま帰省した実家で10月7日を迎え、エジプトに脱出する85日後までイスラエルからの攻撃に巻き込まれてしまった。 生をあきらめ、死に触り続ける毎日は、私には堪えられないだろう。それでも著者はエジプトに脱する時、ガザに残った親族に対する思いから、脱出したことを後悔する。 "泣きながら一気に読みました"とは、私がティーンの頃大ヒットした『世界の中心で愛を叫ぶ』の帯に、柴咲コウが寄せた一言である。あまりにインパクトが強く、内容もさることながらこの言葉も鮮明に記憶に残っている。しかし人間は、ある一定程度の悲しみや不条理を突き付けられたとき、泣くこともできないし、一気に読むこともできないことを、この本を読んで理解させられた。
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