商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 地平社 |
発売年月日 | 2024/05/31 |
JAN | 9784911256060 |
- 書籍
- 書籍
ガザ日記
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ガザ日記
¥3,080
在庫あり
商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
まず、この本の存在そのものが、すごいと思う。そして内容もすごい。 毎日続く爆撃。死体は日常の風景の一部となる。 ミサイルで身体がバラバラになっても分かるようにと、子供たちが自分にマーカーで名前を書く。家族の携帯電話の番号を書く子もいる。 自分の身体が無くなって、腕一本だけで発見...
まず、この本の存在そのものが、すごいと思う。そして内容もすごい。 毎日続く爆撃。死体は日常の風景の一部となる。 ミサイルで身体がバラバラになっても分かるようにと、子供たちが自分にマーカーで名前を書く。家族の携帯電話の番号を書く子もいる。 自分の身体が無くなって、腕一本だけで発見されても、家族に連絡してもらえるように。 この世の地獄だ。
Posted by
2023年10月、ガザ侵攻に巻き込まれた著者が脱出するまでの80日余りを記録した日記。 日本のニュースを見ていても手触りが遠過ぎて、実際に何が起きているのかよくわからない。でも、目を背けてはならない何かが起きている。ずっとそんな思いでガザ侵攻をウォッチしていました。 2024年...
2023年10月、ガザ侵攻に巻き込まれた著者が脱出するまでの80日余りを記録した日記。 日本のニュースを見ていても手触りが遠過ぎて、実際に何が起きているのかよくわからない。でも、目を背けてはならない何かが起きている。ずっとそんな思いでガザ侵攻をウォッチしていました。 2024年の春に緊急出版された本書は、そんなよくわからない侵攻の現実を、ガザの内側から見て、記録した迫真の戦争ドキュメントです。ガザで一体何が起きているのか、ガザの人たちがどんな思いでどんな日々を強いられているのか、知ることができました。でもずっと終わらない責め苦に、これほど読んでいて辛い本も久しぶりでした。 読んでいると、イスラエル人(軍)はとてもナチュラルにパレスチナ人を人と思ってないんだな、と感じます。遊び半分で人を殺す、みたいな記述も出てくるので、まさかそこまでは思ってないでしょ。とか思ったのですが、クーリエがレポートしたところによると(https://courrier.jp/news/archives/373614/)、遊び半分で殺しているみたいです。そんなに深い分断、日本にいるとにわかには考えられません。とても胸が痛いです。 この本は最後に著者がガザを離れ、死地に置き去りにしたガザの人々への罪の意識で締めくくられます。生き残った者の苦しみはWW2の後の日本にもたくさん記述が残っていますね。死ぬのも地獄、生きるのも地獄。こんな戦争をいつまでもやりたがる人類に、少し絶望の感を抱かざるを得なくなります。ガザ、ウクライナ、ミャンマー、シリア、アフリカ諸国などなど。いつか戦争や紛争でこんな思いをする人がいなくなることを、嘘でも希望として持ち続けなければいけないのは苦しいですね。
Posted by
本当のところ、ガザで起きていることって、どんな感じだろうと思い読んでみた。 ホロコース関係の本も何冊か読んでいるので、こうした本への耐性はあるのではないかと思っていたが、かなりヘビーで読むのに時間がかかった。 改めて、ここで起きていることは、ジェノサイド以外の何ものでもなく、...
本当のところ、ガザで起きていることって、どんな感じだろうと思い読んでみた。 ホロコース関係の本も何冊か読んでいるので、こうした本への耐性はあるのではないかと思っていたが、かなりヘビーで読むのに時間がかかった。 改めて、ここで起きていることは、ジェノサイド以外の何ものでもなく、ホロコーストで起きていたこととかなりパラレルな状況であることがわかる。そして、あらためてそれが今、21世紀に起きていることに驚愕してしまう。 この本はそのジェノサイドの内側にいる人からの情報なので、全体として何が起きているかが分かるわけではないのだが、インターネットが発達しているため、おおよそどんなことが起きているかは知ろうと思えばしれる状況で、かつこうした事態に国際社会が有効に対応することができずにいるということは驚くべきことだ。
Posted by