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よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2024/06/13 |
JAN | 9784041146323 |
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商品レビュー
4.1
27件のお客様レビュー
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目次 ・賽子(さいころ)と虻 ・土鍋女房 ・よって件のごとし 日本の神様って、あらゆるところに存在して、様々な姿かたちをしているのに、やることがどうにも人間臭い。 『賽子と虻』は、主人公たちの村で信仰している神・ろくめん様の、賽子賭博での大負けがそもそもの話の発端となる。 ろくめん様は、賭けの相手である虻の神を一緒に祀ることで負けをチャラにしてもらうのだが、巡り巡って主人公の餅太郎の姉が虻の神に祟られ、死に瀕する状態になる。 大好きな姉を救うため、餅太郎は姉の祟りを飲み込み、神様の賭博場で神様たちのお世話をすることになる。 この餅太郎が、読んでいると「幸福の王子」に思えてくる。 自分だって決して恵まれているわけじゃないのに、つい困っている人のために後先考えずに動いてしまうのだ。 いつの日か家族のもとに帰れることを夢見て、餅太郎は毎日を誠実に生きるのだけど、その終焉は突然で、しかも想像だにしなかった理由からだった。 この世界に戻ってきた餅太郎は結局家族と会うこともかなわず、燕の神様を助けたときに萎えてしまった足は今もよく動かせず、年よりよりも働きが悪い。 あんなにいい子の餅太郎の行く末がこれか、と思うと、神も仏もないような気がするけれど、結局神も仏も人間が信心しない限りは存在すらできないのだよという虚無感は作者の絶望なのだろうか。 『よって件のごとし』も、降ってわいた災厄に立ち向かい、生き延びることのできた話だけれど、結局災厄の原因もわからなければ、今後起こらない保証もないわけで、それは地震や火山の噴火のような自然災害であれ、原発事故のようなある意味人災のようなものであれ、今を生きる私たちにも突き付けられたナイフのようなもの。 3つの話はどれも長いスパンの物語で、その中で幸せだった時もあったのだろうけれど、どうにも終わり方がスッキリしない。 救われていない。 これが聞き手の富次郎の問題なのか、作者の問題なのかは今後を読んでいかないとわからないなあ。
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再読。これで37話を聞き終わったことになるそうだ。百物語まで続くのか、続けられるのか、シリーズ全体の行方も気になるし、1話1話のバリエーションとクオリティも気になる。ここまではいろんな話が聞けるという楽しさを存分に味わっている。どこが終着点かはわからないけれど、最後まで続いてほしいな。
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ホラーが苦手な身としては、今回の表題となっている『よって件のごとし』が怖過ぎました。 なんとか頑張って最後まで読み通しましたが、これ以上は私には無理そうです。よって、この百物語シリーズはもう卒業することにします。 あ、私が怖いのが苦手だからダメというだけなので、この評価は次...
ホラーが苦手な身としては、今回の表題となっている『よって件のごとし』が怖過ぎました。 なんとか頑張って最後まで読み通しましたが、これ以上は私には無理そうです。よって、この百物語シリーズはもう卒業することにします。 あ、私が怖いのが苦手だからダメというだけなので、この評価は次巻を買わないようにという自分への戒めです。 怖いお話やホラー系がお好きな方にはたまらない作品だと思います。
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