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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2024/05/22 |
JAN | 9784152103321 |
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
アカデミー賞5部門にノミネートされ、国際長篇映画賞及び音響賞を受賞した、同名映画の原作小説。受賞に合わせて早川書房より邦訳版が刊行されたので、手に取ってみることに。 舞台は、第二次世界大戦下のナチスドイツ、とある強制収容所。飲酒に溺れ己の"正常"を保とうとす...
アカデミー賞5部門にノミネートされ、国際長篇映画賞及び音響賞を受賞した、同名映画の原作小説。受賞に合わせて早川書房より邦訳版が刊行されたので、手に取ってみることに。 舞台は、第二次世界大戦下のナチスドイツ、とある強制収容所。飲酒に溺れ己の"正常"を保とうとする強制収容所の司令官パウル・ドル、上官であるドルの妻ハンナとの恋愛に執心する将校アンゲルス・ゴーロ・トムンゼン、生き延びるために同胞の死体処理に従事する特別労務班長であるユダヤ人のシュムル・ザハリアシュ。非人道的な残虐行為が横行する強制収容所に関わる三者の視点で描かれる、"非日常的"日常―――。 強制収容所(と、ナチス体制)の"異常性"から目を逸らすように、それぞれの形で己の「領域」からそれらを排除しようとする姿が印象的。歴史上、決して風化させてはいけないナチスによるホロコースト。それを後世に伝えるものとして大切な作品であることは間違いないが、作品に対する私一個人としての満足度はそこまで。
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関心領域 自分の中にある言葉でこれを読み解けない気がするがそれでも心に刻まられる作品 戦争という狂気の中で行われる蛮行の中にある人間らしさとはなんなのか 明日の僕たちはどう生きてなにを残していけるのだろうか
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アウシュヴィッツをモデルにした収容所とその周囲の暮らしや戦況の話。 収容所の管理にあたる軍人は家族帯同で暮らしていた。 家では普通に家庭生活があり、周囲の街にも普通に暮らしている人たちがいる。 そこへやってくるユダヤ人を満載した列車。同じ人間でありながら家畜よりも酷い扱いで、到着...
アウシュヴィッツをモデルにした収容所とその周囲の暮らしや戦況の話。 収容所の管理にあたる軍人は家族帯同で暮らしていた。 家では普通に家庭生活があり、周囲の街にも普通に暮らしている人たちがいる。 そこへやってくるユダヤ人を満載した列車。同じ人間でありながら家畜よりも酷い扱いで、到着してすぐにガス室行きか、半年も持たずに死ぬ。 彼らを選別し、収容所に運んでいくが彼らの気配、音、匂いは当然普段の暮らしに影響がある。死体が増えるにつれ、焼却しきれずに野原に埋める。それが地下水に出て、近隣では井戸水が飲めなくなる。 何が起きているのか、想像がつく。でも、それを口にはしない。 目を逸らし、受け流す。 そんな環境でも、自分の考えや判断を保つ人もいる。そのうちの1人である収容所司令官の妻に恋をした主人公は、彼女の考えに習い、目の前のことを考えて反乱を計画するが失敗。逮捕されて終戦を迎える。 司令官の妻が過去の恋人を否定するのに、「他人の考えで頭がいっぱい」と表現しており、小説全体では、周囲に意識を向け、自分の頭で善悪や自分の行動を判断することがテーマになっている。 収容所の運営にあたっていたユダヤ人は、自分の考えで司令官の命令に背き、他人の命を救う。 読むのはとても苦しい。 知らんぷりをしないこと、目を背けないことを伝える本を読んでいると、パレスチナやウクライナを考えざるを得ない。 知っているのに、私は何もしていない。 ユダヤ人が迫害されたが、ユダヤ人でないから声を上げないでいたら、自分が迫害された時には、誰も私のために声を上げなかった、という詩を思い出す。 「何をすべきだと思うか」を、問われる本。
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