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それは令和のことでした、 単行本文芸フィクション
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それは令和のことでした、 単行本文芸フィクション

歌野晶午(著者)

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それは令和のことでした、 単行本文芸フィクション

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2024/04/11
JAN 9784396636616

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商品レビュー

3.7

38件のお客様レビュー

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2024/09/14

一つ一つの話の結末に驚きがある。結末に近づくにつれて、「えっ、そういう設定だったの!?」という意外性を含んでいる。十分楽しめる本だ。

Posted by ブクログ

2024/09/12

歌野さん2冊目です。一冊目はあの「葉桜の季節に君を想うということ」。意表を突かれたというかやられたというか、お見事でした。  この本は短編小説集ですが、最後の最後まで何があるかわかりません。それこそ最後の一行に全てが明かされたりするので、余韻がたまらない。そこまでいかなくても終盤...

歌野さん2冊目です。一冊目はあの「葉桜の季節に君を想うということ」。意表を突かれたというかやられたというか、お見事でした。  この本は短編小説集ですが、最後の最後まで何があるかわかりません。それこそ最後の一行に全てが明かされたりするので、余韻がたまらない。そこまでいかなくても終盤には事実が明らかになるのですが、やはり意表を突かれます。  最初どうかな?と思いながら読み始めたのですが、だんだん面白くなってきました。一番良かったのは「彼女の煙が晴れるとき」。将棋という設定もうれしかったし、やっぱり『なんだ!そうだったのか!』ときました。  ただ、単にそうやって読者の意表を突くことだけをねらっているのではなくて充分文学的に仕上がっていると思います(当たり前か)。  以後も歌野さんに注目していきます。

Posted by ブクログ

2024/09/09

母は僕に「太郎」と名付けた。今となっては新しい名前、どう対応するかで却って相手がどんな人間か分かるリトマス試験紙になる素晴らしい名前、そう嘯く母は誇らしげに微笑んでいる。それがどんな地獄を僕にもたらすか知らずに。LGBTQや炊き出しに集まる若者、コロナがもたらした後遺症、かつての...

母は僕に「太郎」と名付けた。今となっては新しい名前、どう対応するかで却って相手がどんな人間か分かるリトマス試験紙になる素晴らしい名前、そう嘯く母は誇らしげに微笑んでいる。それがどんな地獄を僕にもたらすか知らずに。LGBTQや炊き出しに集まる若者、コロナがもたらした後遺症、かつての他愛無いやりとり或いは本来は罪であったものの扱われ方。令和の時代に顕在化したトピックを織り込んだ短編集。 さすがのキレ。短編ながら謎と驚きと毒がきちんと仕込まれてて面白い話が多い。「彼の名は」は初っ端から毒満載で殴ってくるけど、「君は認知障害で」などの愛のある温かい話もあり、バラエティにとんでて楽しい。情報量が多いのでちょっと疲れるけど。とはいえいくつかはそこで終わるの!?って問題提起で終わってしまった感のあるやつもあるけど、全体的な満足度は高かった。それにしても、令和ちゃんほんと問題しかない。

Posted by ブクログ

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