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それは令和のことでした、 の商品レビュー

3.7

35件のお客様レビュー

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2024/09/02

読後感がスッキリとか良い話という感じではないのもあるけど、話の最後に、「そういうことかー」となる驚きがある。

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2024/08/29

2024.8.29 いずれの短編も令和の今ならではのテーマで、捻りの効いたラストシーンが印象的でした。

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2024/08/27

2024.16 図書館 多分モーニングストーリーで「わたしが告発する!」の紹介があって面白そうだったので。 最後の最後を読んだらミスリードに気付くパターンが多かった 最初の「彼の名は」はなるほど〜〜となった が、その他はぼちぼち 途中に散りばめられたと思われた伏線も特に回収され...

2024.16 図書館 多分モーニングストーリーで「わたしが告発する!」の紹介があって面白そうだったので。 最後の最後を読んだらミスリードに気付くパターンが多かった 最初の「彼の名は」はなるほど〜〜となった が、その他はぼちぼち 途中に散りばめられたと思われた伏線も特に回収されない(最後の将棋の話も、よくわからんやつが動画回しながら話聞いてきた件あって以降特に触れられず)

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2024/08/26

令和的な社会問題を扱った短編集。どれも歌野氏特有の捻りが効いていて簡単には読み終えなかった。暗い気持ちになりつつあったが、ラストのショートショート、「花火大会」はとても良かった。

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2024/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それは令和のことでした、 歌野晶午 ∞----------------------∞ なるほど令和っぽい。今どきの若者が主人公だったり、ここ最近変わった法律のことだったり、今どきの事情だったりする。最終的に腑に落ちるものもあれば、モヤモヤして終わるものもあり。 やられたーと思ったのは「彼の名は」と「彼女の煙が晴れるとき」。思い込みで読んでるなぁってつくづく思った。 -彼の名は- 太郎という名前で虐められる?って思ってたら、そういえば出生届の名前の読みって... フリガナがないと勝手にそうだと思い込んでしまう思考が凝り固まってる私の脳。 -有情無情- このような犯罪(冤罪)は実はこの世に溢れてるんじゃないかと、いつ自分に降りかかってくるかも分からなくて怖い。 自分は本当は被害者で、更には子供を助けられなかったと嘆く、こんな優しい人を失ってしまう世界って悲劇。 -わたしが告発する!- 両親が亡くなってもなお引きこもりの姉を、つい殺してしまった。 ネットで色んな人と繋がってる引きこもりって、なんだか都合が良い。 -君は認知障害で- 認知症のおばあさんの元へ。尋ねたのが2度目と分かると、犯罪を犯しに行ったと思われるのか? 色々置いといて、人が正しく生きていくように指導してくれる塵介天使さんが素敵だった。 -死にゆく母にできること- 自分に従わせる母の顔色を伺うだけでなく、一緒に住んでもいないのに、乾燥機や食洗機を使うことを知られたら困る、結婚してからもうるさく言われると恐れてるって、子供の頃から相当自分を抑えて生きてきたって分かる。 旦那さんはもっともな助言をするけど、他人事って感じが嫌だな。 -無実が二人を分かつまで- 終わり方微妙だった。それを知らされたからって、納得出来ない。 でも文面にそんな要素あったっけ?と読み直したけど分からんかった。 文字が読めないのは外人さんとかじゃなくて、病気なのかと思った。 -彼女の煙が晴れるとき- 肺癌の主な原因は煙草じゃなくPM2.5だよなとか考えてると、それ以上の事態だった。駒姐さん若いのに苦労しすぎ。 時々ハッピーエンド風なのが嬉しい。 -花火大会- スマホの中の私とみんなで撮影っていうのが最近ぽかったけど、2011年に書かれた作品だった。 2024/08/17 読了(図書館)

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2024/08/05

初っ端から胸糞悪い話だったので引きずりながら他の話も読んでしまった。 「彼女の煙が晴れるとき」が良かった。

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2024/08/02

社会問題に直面する人々を描いた短編集。 なるほど… 歌野晶午さんらしく、見えていた世界が反転する仕掛けがあります。 思いもよらぬ方向へ展開されるラストに唸らされました。 どれも現代ならではという感じがして色々考えさせられました。 生きづらい世の中だなぁと暗い気持ちになったりしま...

社会問題に直面する人々を描いた短編集。 なるほど… 歌野晶午さんらしく、見えていた世界が反転する仕掛けがあります。 思いもよらぬ方向へ展開されるラストに唸らされました。 どれも現代ならではという感じがして色々考えさせられました。 生きづらい世の中だなぁと暗い気持ちになったりしますが、様々なタイプの作品があって重苦しいだけではなかったです。

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2024/07/31

令和的な短編集。 最後のどんでん返しから、途中の記述に思い当たる節がたくさんあった。苦しみが伝わってきてこちらも苦しい。

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2024/07/30

短編集でどれもストーリーがダークだけど面白く、続きが気になって止まらなかった。どれも仕掛けがあり、なるほどという事もあれば、それは考えつかないわ。という事もあったけど、文章力によるものなのか、次の話も読みたくなった。

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2024/07/20

彼の名は 有情無情 わたしが告発する! 君は認知障害で 死にゆく母にできること 無実が二人を分かつまで 彼女の煙が晴れるまで 花火大会 以上短編集。 色々と、いい話っぽかったり、どんでん返しを狙って、そうきたか!と思わせようとしすぎるあまりに、土台の設定に無理があるような印象が...

彼の名は 有情無情 わたしが告発する! 君は認知障害で 死にゆく母にできること 無実が二人を分かつまで 彼女の煙が晴れるまで 花火大会 以上短編集。 色々と、いい話っぽかったり、どんでん返しを狙って、そうきたか!と思わせようとしすぎるあまりに、土台の設定に無理があるような印象が多くて、面白かったけどなんか入り込めない感じがあった。 面白かったけど。 有情無情、令和の感覚についていけないおじさんの切ない話なんですが、実際にここまでではないにしろ同じような話を複数件知っているので、本当に空気を読むということが大事になってしまった、善人であるだけでは生きていけないというのか…生きづらい世の中だよなぁと思ったりした。

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