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カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」 集英社新書1208
定価 ¥1,320
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/03/15 |
JAN | 9784087213089 |
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カレー移民の謎
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商品レビュー
4.4
52件のお客様レビュー
何だか「おすすめ」としてよく表示されるので(おそらく埼玉クルド人問題の本を買ったからですかね)、そんなに勧めるなら(笑)…と読んでみた次第。 読んでみたら、これが想像以上のルポルタージュの力作。日本のインド料理店の多くは経営もしくは料理人がネパール人とは聞いていましたが、こんな仕...
何だか「おすすめ」としてよく表示されるので(おそらく埼玉クルド人問題の本を買ったからですかね)、そんなに勧めるなら(笑)…と読んでみた次第。 読んでみたら、これが想像以上のルポルタージュの力作。日本のインド料理店の多くは経営もしくは料理人がネパール人とは聞いていましたが、こんな仕組みになっていたのですね…
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俗に「インネパ」と呼ばれる、近年日本各地で見られる、主にネパール人がコックや経営者として「インドカレー」を出しているレストランについて、その爆発的増加の背景と付随する社会的問題が考察されている。 私自身、なにげなく安くて美味しい気軽に入れるお店として、「インネパ」のレストランに...
俗に「インネパ」と呼ばれる、近年日本各地で見られる、主にネパール人がコックや経営者として「インドカレー」を出しているレストランについて、その爆発的増加の背景と付随する社会的問題が考察されている。 私自身、なにげなく安くて美味しい気軽に入れるお店として、「インネパ」のレストランに入り、大きなナンとカレー+サラダ(謎のオレンジ色ドレッシングがよくかかっている)+ラッシーのランチセットを頼むことはよくある。 そこに対して深い考えはなかったので、これがインドカレーそのものと思っていて、まして今やそのコックはインド人よりネパール人が多いとは思いもよらなかった。 大元は1980年代以前から、日本でカレーのお店を開いているインド人とみられている。彼らがコックとして、次第に出稼ぎのネパール人を多く雇うようになる。そこで出されているのは、インド人たちが日本人の舌に合うように日々調整していったもの。 そのネパール人が、独立して自分の店を出すようになると、やはり安全策として本来のネパール料理やアレンジを加えたものよりも、インド人たちの日本人に合わせたカレーを模倣して提供するようになる。 次第に、日本人の懐事情にも合うように調味料の質を下げてでも、安価に提供できるランチセットを出すことを志向する店も増えていく。 出稼ぎのネパール人は、母国の未来を案じて日本に来たのであり、家族の生活もかかっている。「模倣」や、ネパール本来の料理とはかけ離れたものを提供することに対するネガティブな考えもあるかもしれません。 私自身も、そのような考えが全くないわけではありません。 しかし、ネパール人が出稼ぎに来ている背景まで想像してみると、彼らの優先順位として、強かに日本で生活していくには止むを得ないことなのだとも思います。
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2025-10冊目 『#カレー移民の謎 日本を制覇する「#インネパ 」』 (2024年3月発行) /#室橋裕和 著 /#集英社新書 /読了日 20250114 ★★★★★ 【初めて行く国で日本人が、中華料理店コックとして和食をかなぐり捨てて中華料理をくる日もくる日も作り続け...
2025-10冊目 『#カレー移民の謎 日本を制覇する「#インネパ 」』 (2024年3月発行) /#室橋裕和 著 /#集英社新書 /読了日 20250114 ★★★★★ 【初めて行く国で日本人が、中華料理店コックとして和食をかなぐり捨てて中華料理をくる日もくる日も作り続けて、故郷に仕送りするためにその国の最低賃金以下で一生懸命働き、その国の貧困層からは抜け出せない仕組みのような感じ】 ➖目次
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