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「働き手不足1100万人」の衝撃 2040年の日本が直面する危機と“希望"
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | プレジデント社 |
| 発売年月日 | 2024/01/30 |
| JAN | 9784833425148 |

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「働き手不足1100万人」の衝撃
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「働き手不足1100万人」の衝撃
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商品レビュー
3.5
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労働供給制約社会の到来とそれに対する対応策は、楽しい活動を仕事にでき、三方よしの社会建設へとつながる。全ての人がマクロな観点を持ちつつミクロな活動をする着眼大局着手小局を求められる時代になろう。
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人材不足の解消の一つの手段としてワーキッシュアクト(社会に対して機能している本業以外の活動)がある。つまり有償無償のボランティアやプロボノ、副業、趣味の延長など。たとえば派手な色の服を着てランニングがてらパトロールするなど。しかしそれってある程度生活にゆとりがある層(収入だったり...
人材不足の解消の一つの手段としてワーキッシュアクト(社会に対して機能している本業以外の活動)がある。つまり有償無償のボランティアやプロボノ、副業、趣味の延長など。たとえば派手な色の服を着てランニングがてらパトロールするなど。しかしそれってある程度生活にゆとりがある層(収入だったり、時間だったり)ができることで、本業や子育てや介護が忙しい人たちは難しいだろうな。だったら趣味やバイトや自己投資の勉強したいと思うだろう。何かメリットや楽しいことがないと。 他の手段は機械化・自動化、シニア、ムダ改革。客が店員にすべてを任せっきりにせず、自分でもやる(セルフレジ、配膳ロボットの調整)。 ここでも出てきたドイツの哲学者ハンナ・アレントの『人間の条件』(『仕事なんか生きがいにするな』で著者の泉谷が紹介していた)。人間の活動は労働・仕事・活動に分けられる。活動として行っていることを労働に代替していく。。→遊びが労働になる仕組みは、現実的には難しいのでは・・・例えば私にとっての遊び、ドラマ・マンガ・アニメ鑑賞やスポーツ、音楽を聴くこと、食べること、旅行などが誰かの役に立つとは思えないし。消費者としてお金を落とすことはできるけど。 生活維持サービスが2040年も充足しているのは首都圏3県と大阪府だけ。事務・技術者・専門職のデスクワーカーは多少の不足は発生するが他の職種に比べれば軽い。ドライバー、物流、薬剤師、学校の先生、介護職など。 人と直接触れ合う対人業務やロボット・システムを管理する業務は増えていく。自動化がしやすいのは生産工程、運輸、事務・営業、しにくいのは医療、介護、建設。 高齢者の生活と両立する仕事・活動の3要素は現役世代にも当てはまる。 自分はそんなに無理したくないから。 ①仕事を通じて健康的な生活リズムを整えられる ②過度なストレスがない ③利害関係のない人とゆるやかにつながる
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これから日本が人口減少社会になることを示し、どのように進路をとっていけばいいかと論じている。本書でいうところの「労働供給制約社会」を打開するために提言されているのは「機械化・自動化」「ワーキッシュアクト」「シニアの小さな活動」「仕事におけるムダ改革」ということなんだけど、これらの...
これから日本が人口減少社会になることを示し、どのように進路をとっていけばいいかと論じている。本書でいうところの「労働供給制約社会」を打開するために提言されているのは「機械化・自動化」「ワーキッシュアクト」「シニアの小さな活動」「仕事におけるムダ改革」ということなんだけど、これらの手立てを講じても人手不足の進度を10年ほど緩めることにしかならない(2032年までの人手不足の上昇を一定程度抑制できる)。確かに不十分な補完策でしかない印象。でも、個々の人のウェルビーイング向上にはなりそう。 人が、若手がどんどん減っていくことは変えられない事実だから、前述の打開策で延命を図りながら根本的な対策を打ち出していかないといけない。労働法制の改正とか外国人の積極的な受け入れとか制度政策や人々の意識の根本からの改革が必要になるわけだけど、マイナンバー制度の停滞や消費税ひとつに有権者の顔色うかがっているような政治と国民の関係性においてはちょっと難しいんじゃなかろうか。日本の人々が己が衰退にあることを受け入れ、サービスに対する需要を減らしミニマムに生きていく覚悟しないとどうにもならないと思う。 生活維持サービス(エッセンシャルワーク)の重要性やここに人が割かれている現状は示されているけど、今後の方策の突っ込みがいまひとつな感じ。もっと具体的にどうすべきか、どうあるべきか論じてあるとよかった。
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