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アイスネルワイゼン
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2024/01/12 |
| JAN | 9784163918129 |
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アイスネルワイゼン
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商品レビュー
3.2
60件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
嫌な人間だったとか、気の毒な人間だったとか、そういう判断そのものが曖昧になっていった。 もちろん、琴音に苛立つ場面はある。みっともないとも思うし、しんどいとも感じる。でも、この小説では、そうした感情が琴音の言動それ自体だけから生まれるというより、彼女の他人を見る目や、会話の端々ににじむ微妙な棘、日常のなかで少しずつ露出する自意識の硬さを通して、じわじわこちらに感染してくる。 その「しんどさ」を感じている自分の視線そのものが、結局は自身の輪郭をかなり露骨に映してしまう。何を見て嫌だと思うのか、どこで許せなくなるのか、逆にどこでかばいたくなるのか。その反応の仕方に、自分が何に怯えていて、何を欲しがっているのかがでてしまう。 この小説は、どう見るかというより、どういう物差しで人を見ているのかを、琴音の視線を経由してじわじわ突き返してくる感じがあった。 たぶん私は、価値を決める行為そのものが、決める側の顔をかなり晒すものだと思っている。人を測ることはやめようがないし、やめなくていいとも思う。でも、その測り方には必ずその人の欲望や恐れが混ざる。弱さに苛立つ人は、たいてい自分の弱さの管理に必死だし、媚びに敏感な人は、自分のなかの承認欲求にかなり神経質だったりする。浅さを嫌う人は、自分が空疎に見られることに怯えている。 被害と加害。孤独と嫉妬。自尊心と依存。 揺れる人は、境界の崩壊を恐れている。私は被害者でいたい。私は孤独でいたい。私は誇りだけで立っていたい。依存などしていないと思いたい。だが、人は加害する。妬む。縋る。混ざる。濁る。そこを見たくない。そこを認めたくない。だから過剰に反応する。だから切り捨てる。だから怒る。つまり判断は、判断者の告白になってしまう。しかも本人の意志と無関係に。 琴音が周囲の人間を見て、測り、わずかに見下し、あるいは距離を取りながら、同時に自分自身の不安定さまで滲ませてしまう、その語りの手つきのなかで示されていく。 好きに測ればいい、その代わり、その結果は自分の顔に返ってくる。お前の秤にはお前の手垢がべったりついている、という話だ。その逃げ場のなさが、私はわりと好きだ。この小説は、そういう読みを強いてくる。 読後に残るのは、琴音の輪郭だけではなく、それを見ていた自身の輪郭でもある。何を醜いと思ったか、何を哀れだと思ったか、それがそのまま自分の顔だと思う。
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表題作の「アイスネルワイゼン」はヒューマンドラマ、もう一つあった短編の「アキちゃん」は青春ヒューマンドラマというジャンルに分けたいと思います。 「アイスネルワイゼン」の主人公は「田口琴音」32歳のピアノの先生です。しかし独立でピアノの先生をしているのでフリーです。 田口琴音には周りに知り合いや友人が何人かいました。その中での琴音の立ち位置を書いていたのですが、読み進めていくうちに琴音の人格が徐々に壊れていくような気がして、読み終わった後、いや~な気持ちになりました。しかし話の内容は面白かったです。 この「アイスネルワイゼン」という話は、単なる小説としてではなく、自己啓発本としても参考になりました。読者の自分にも問われているような気がして、「この環境下であなたはどう動きますか?」って聞かれているようでした。田口琴音の周りの人たちが特徴ある人ばかりで、「小林由香」の電話からすべてが始まっていくけれど、「よし子」のピアノ伴奏をお願いされたり、「赤井優」の自分の子供にピアノを教えて欲しいとか、周りから影響を受け続けて自分というものが何なのかわからなくなっていく所が面白かったです。 また、琴音自身もプライドが高くて、自分の才能を信じてピアノ教室をしているし、琴音は恋人はいるがまだ結婚はしていない、周りの人は結婚している、その環境に反抗したかったのではないかと思いました。田口琴音の「静かな崖っぷち」の意味もだんだん分かってきました。 短編の「アキちゃん」も読みました。自分は途中までこの「アキちゃん」を女性だと思い込んでました。後々になって男性の言葉遣いをするから変だなぁ~とは思っていたんですけど。 男性であるにしろ女性であるにしろ、自分はこの短編を読み終えてこの「アキちゃん」がムカついてくるような感じでした。でも話は面白かったです。後味は悪くなるかもしれませんが、自分はこの本に出会えて良かったです。一番高い星5つの評価をさせていただきました。
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「アイスネルワイゼン」 主人公の思考や行動が予測不能で面白かった。常に静かな悪態をついてて、色々と限界なんだけどパワーがある感じ。 「アキちゃん」 小学生の頃を鮮明に思い出した。アキちゃんほどワガママで横暴な子はいなかったけど、相手のものを相手以上に自分のもののようにして振る舞う小学生いるよなぁと思った。女の子だと思って読んでいたから、まさか男の子だったとは思わなくてびっくりした。
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