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アイスネルワイゼン の商品レビュー

3.3

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

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2024/09/02

表題作もよかったけど、「アキちゃん」がめっっちゃくちゃ面白かった。読了後の昂った気持ちでブクログに登録しにきたら評価低くてびっくりした。「アキちゃん」は近いうちに絶対読み返す。

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2024/06/23

座り心地の悪い小説。 ヒロインの性格に難あり。 まぁ、ニンゲン誰しもそういう感じかな。 芥川賞候補ということで興味を持って読了。 もう一遍が女の子なのかと思いきやというオチでびっくり。 ちょっとこうかんしゃく持ちなタイプっていたなと思いつつ主人公も性格余り良くはないのよね。 ...

座り心地の悪い小説。 ヒロインの性格に難あり。 まぁ、ニンゲン誰しもそういう感じかな。 芥川賞候補ということで興味を持って読了。 もう一遍が女の子なのかと思いきやというオチでびっくり。 ちょっとこうかんしゃく持ちなタイプっていたなと思いつつ主人公も性格余り良くはないのよね。 なんとなくこういう人っているなーという。 これで何かしらの爽快感があると直木賞になるしモヤッとしたまま救いきれないものを感じると芥川賞になるのかしらん。

Posted byブクログ

2024/06/15

わかりやすい起承転結はないけど 逆にどうしようもない人間関係の複雑さが じわじわ読み取れてなんとも言えない気持ちになった。登場人物それぞれに人間の嫌な部分が見えてきて1人でイライラしながら読んだ。

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2024/05/31

優しいお話なのかなと思って読んでみました。 ですが…私は登場人物に感情移入できませんでした。親切にしてくれる友達に悪態ついたり、どんどん悪い方に事が転がっていく…だんだん腹が立ってしまった…

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2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

仕事では不得手なことを任され悔しい思いをして、好意でプレゼントすればかぶるし、妊娠かもって不安を煽られるし、恋人とはうまくいかないし、発表会にゆあなちゃんを出させようとするお母さんにマンガ教室をすすめるのは、こじれた小林に再度連絡とりたくないからだし、亡くなった加藤美咲との思い出にビッグマックを買おうとすれば販売してないし、あれもこれもうまくいかずなかば自暴自棄になって人生が追いつめられていく感じで読んでてツラかった。 ラスト。 キャリーケースの中身を空っぽにして髪形も変えて心機一転やり直そうと決意したとき、 そこで不意にアイスネルワイゼンのメロディが鼻歌になって出てきた。 もう亡くなったかっちゃんに弾いてもらうことができないことを痛切に実感し、助けてほしいのに素直に助けを求められない自分自身のままならなさ、不安定な将来とか。 そういった感情に押し潰されるように、人生を生きる重みに耐えられなくなって涙あふれて立てなくなる。 そんな主人公の琴音は、職場の知り合いとか友達の友達にいてもおかしくないようなリアルな女性だった。 優が話す遺伝性の視力の病気からだと思うけれど、映画のダンサー・イン・ザ・ダークの雰囲気を思い出しました。

Posted byブクログ

2024/05/22

第170回芥川賞候補作『アイスネルワイゼン』 いろんな話が交差して気持ちが溢れていく描写が上手だった。 文學界新人賞受賞『アキちゃん』 残酷。自らのカルマを清算したという言葉が印象に残った。 良いことをしたら良いことが、悪いことをしたら悪いことが返ってくる。

Posted byブクログ

2024/07/22

登場人物の状況や特徴とかを直接的な言葉で書いてないし会話も噛み合ってなかったりして物語的には分かりにくいんだけど現実ってこんな感じかもと思った 多分誰かと不倫して仕事やめたんだろなとか彼氏とか言ってたのに付き合ってないやんみたいな、断片的なセリフからその人を推測していく感じが今ま...

登場人物の状況や特徴とかを直接的な言葉で書いてないし会話も噛み合ってなかったりして物語的には分かりにくいんだけど現実ってこんな感じかもと思った 多分誰かと不倫して仕事やめたんだろなとか彼氏とか言ってたのに付き合ってないやんみたいな、断片的なセリフからその人を推測していく感じが今までに読んだことない感じだったしリアルに近い感じして面白かった ずっと現実的なお話しだったのにラストは急に物語チックになった気がする 解釈が合ってるかわかんないけど現実が嫌になって何もかも重すぎる感覚は共感できる

Posted byブクログ

2024/05/13

「アイスネルワイゼン」誰もが他人の全てはわからない。会話の中で思い込みや偽善、ひとりよがり、無関心が露わになっている。精神的に不安定な琴音の言動が危うい。 結果的に気持ちが沈む読後感だったが、先が気になりどんどん読み進められた。 「アキちゃん」憎しみと好奇心が混ざった小学生の感覚...

「アイスネルワイゼン」誰もが他人の全てはわからない。会話の中で思い込みや偽善、ひとりよがり、無関心が露わになっている。精神的に不安定な琴音の言動が危うい。 結果的に気持ちが沈む読後感だったが、先が気になりどんどん読み進められた。 「アキちゃん」憎しみと好奇心が混ざった小学生の感覚を思い出したがこれも沈むものだった。

Posted byブクログ

2024/05/06

生きてると上手く行かない事の方が圧倒的に多い。それは自分の振る舞いのせいでないことも沢山あるが、自分の心掛け次第で避けて通れる不運を、主人公の性根の悪さから引き起こしていることをなかなか自分自身ではわからないんだよねと言う事がいいたいのかな。

Posted byブクログ

2024/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題作の中編1篇、短編1篇 どちらも人間関係をうまく築けないその人間性の欠陥をうだうだと描いている。

Posted byブクログ