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キツネを飼いならす 知られざる生物学者と驚くべき家畜化実験の物語
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 青土社 |
| 発売年月日 | 2023/12/27 |
| JAN | 9784791775927 |
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キツネを飼いならす
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商品レビュー
4.1
10件のお客様レビュー
大変面白かった。「ソビエト連邦」と聞くとなんとなく西洋的価値観から遅れている国家イメージであまりいいものではなかったが、当然、その国の中には色んな意志があり、科学者もまた国家の意思と本人の意志を調整しつつ苦しんでいたのだと改めて打たれる思いになるのだった。動物に関する実験はまだ現...
大変面白かった。「ソビエト連邦」と聞くとなんとなく西洋的価値観から遅れている国家イメージであまりいいものではなかったが、当然、その国の中には色んな意志があり、科学者もまた国家の意思と本人の意志を調整しつつ苦しんでいたのだと改めて打たれる思いになるのだった。動物に関する実験はまだ現代でも途上にあり、あるいは倫理観から撤退せざるを得ないことも増えているような気がしているが、ベリャーエフとリュドミラとそのチームの功績は素晴らしいものだ……
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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1921529692500131897?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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野生のギンギツネを家畜化しようというベリャーエフの試み。それは成功して、人懐っこいイヌのようなキツネができあがった。本書は、ロシアで行なわれたこの研究の一部始終を綴ったもの。 ベリャーエフ(1917-1985)が実験を始めたのは1952年。時まだスターリンの時代、生物研究の世界に...
野生のギンギツネを家畜化しようというベリャーエフの試み。それは成功して、人懐っこいイヌのようなキツネができあがった。本書は、ロシアで行なわれたこの研究の一部始終を綴ったもの。 ベリャーエフ(1917-1985)が実験を始めたのは1952年。時まだスターリンの時代、生物研究の世界にはルイセンコが君臨していた。遺伝学研究はご法度、見つかればただでは済まなかった(命がけだった)。ベリャーエフは、毛皮用のキツネの繁殖研究を隠れ蓑にして、人為的な交配実験を進めた。スリル満点、本書の最初のハイライトだ。 トルート(1933-)がこの研究に携わるようになるのは1958年、25歳の時。結婚して子どももいた。彼女は、シベリアの飼育場で実験を順調に進めてゆく。これがメインのハイライト。 最後のほうでは、ブライアン・ヘアが自己家畜化仮説を検証するためにシベリアに来る場面もある。キツネでのその認知実験がおもしろい。 亡くなる直前、ベリャーエフの心残りは、本書のような本を残せなかったこと。トルートは、英語圏の強力な助っ人ダガトキンの手を借りて、それを叶える。 (「日経サイエンス」2017年8月号掲載の「キツネがイヌに化けるまで」は、本書のダイジェスト版。写真多し。)
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