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キツネを飼いならす 知られざる生物学者と驚くべき家畜化実験の物語
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キツネを飼いならす 知られざる生物学者と驚くべき家畜化実験の物語

リー・アラン・ダガトキン(著者), リュドミラ・トルート(著者), 高里ひろ(訳者)

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キツネを飼いならす 知られざる生物学者と驚くべき家畜化実験の物語

2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2023/12/27
JAN 9784791775927

キツネを飼いならす

¥2,640

商品レビュー

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2024/10/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

ソ連で行われた60年にわたるキツネの家畜化を追った本。 はじめの数ページの飼いならされたキツネの写真に驚いた。どのキツネも自分がイメージするキツネの姿とかけ離れていた。 専門的な遺伝子の話などは流し読みしつつ、研究中に起きた様々な困難が印象に残った。 そのまま映画化できるのでは?と思えるほどの波乱万丈な60年の研究は、リュドミラさんをはじめとする研究者の熱意とキツネたちへの愛情に支えられていた。 キツネたちが世界中の人々にペットとして引き取られ、人間と共に生きているというラストも美しい。

Posted by ブクログ

2024/08/14

「旧ソ連で従順なキツネを選択して交配させたら予想より早く数世代で人に懐くキツネが生まれた」進化系の本を読んでたら死ぬほど出てくる実験を掘り下げた本。あっさり書くと2行で収まる内容を本一冊ダラダラ読むのはしんどそうと危惧していたが良い意味で裏切られた。 序盤はルイセンコというキャラ...

「旧ソ連で従順なキツネを選択して交配させたら予想より早く数世代で人に懐くキツネが生まれた」進化系の本を読んでたら死ぬほど出てくる実験を掘り下げた本。あっさり書くと2行で収まる内容を本一冊ダラダラ読むのはしんどそうと危惧していたが良い意味で裏切られた。 序盤はルイセンコというキャラが立ってる上に因縁もある悪役が登場。そして実験の成功、一転して旧ソ連解体による実験継続の危機などストーリーのある読み物として面白かった。 後半の家畜化や従順さについての話も結論でてないけど続きが気になる ・種に限らず耳が垂れる、尾が丸まるなどの家畜化の特徴(ネオテニー)には共通の遺伝子が関与しているのか ・共通の遺伝子を特定できたらヒトやボノボなど自己家畜化している説のある種について調べることができるのでは

Posted by ブクログ

2024/05/08

比較的おとなしいキツネを選びだし繁殖させ、その中から更におとなしいキツネをまた繁殖させる、ということを続けると犬のように家畜化されるような変化が見られるか、またホルモンや骨格、遺伝的に何か変化が起こるか、長年にわたって行われている研究をまとめたもの。私はこの研究は何かの折にTVで...

比較的おとなしいキツネを選びだし繁殖させ、その中から更におとなしいキツネをまた繁殖させる、ということを続けると犬のように家畜化されるような変化が見られるか、またホルモンや骨格、遺伝的に何か変化が起こるか、長年にわたって行われている研究をまとめたもの。私はこの研究は何かの折にTVで見て知り興味深く覚えていた。長い研究の間には、東西冷戦、ソ連崩壊、ウクライナ戦争・・・など様々な出来事があり、研究者もキツネも危険にさらされ多くの苦難を乗り越えてきたんだと知った。困難な中でも、純粋に研究に打ち込むということが、わずかな隙間を空け道が開いていくんだなと思った。

Posted by ブクログ

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