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襷がけの二人
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2023/09/25 |
| JAN | 9784163917511 |
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襷がけの二人
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大正から昭和にかけての時代を生きた女性2人の物語。 父の友人が経営する製缶会社の跡取り息子に嫁いだ千代は、無口な夫とは心も体も通じず、女中頭の初衣や歳若い女中のお芳ちゃんと家事をする毎日だった。 千代と夫の関係がどうにもならなくなったり、初衣が元芸者で義父と関係があったことな...
大正から昭和にかけての時代を生きた女性2人の物語。 父の友人が経営する製缶会社の跡取り息子に嫁いだ千代は、無口な夫とは心も体も通じず、女中頭の初衣や歳若い女中のお芳ちゃんと家事をする毎日だった。 千代と夫の関係がどうにもならなくなったり、初衣が元芸者で義父と関係があったことなどやさまざまなことがあるなかで、戦禍のなか逃げているうちにはぐれた千代と初衣。 ひとりで健気に生きようとする千代が、やっと親しくなれた男性にも裏切られ、次に出向いたのは住み込みで盲人の三味線のお師匠さん宅だった。 空襲に巻き込まれて喉を潰した千代と目が見えなくなった初衣との再会は、2人の立場が逆転したとはいえ、そんなことなど関係ないほどに絆は深かったのだと感じられた。 男運に恵まれたとはいえないし、子どもにも縁はなかったが、相性のいい2人にはずっと一緒にいてほしいと思った。 年齢差もあり、性格も違うけれど気になる2人。
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「カフェの帰り道」で最近直木賞を受賞された嶋津輝さんの作品。女同士の友情が爽やかで読後感がいい。 千代は目の見えない三味線のお師匠さん初衣のところに住み込み女中としてお世話になることになった。初衣は空襲で目が焼けて見えなくなった。千代も空襲で喉が焼けてしまって今はダミ声である。...
「カフェの帰り道」で最近直木賞を受賞された嶋津輝さんの作品。女同士の友情が爽やかで読後感がいい。 千代は目の見えない三味線のお師匠さん初衣のところに住み込み女中としてお世話になることになった。初衣は空襲で目が焼けて見えなくなった。千代も空襲で喉が焼けてしまって今はダミ声である。それで初衣は千代がわからなかったのだ。初衣と千代はもともと知り合いだった。 大正15年、千代は山田家に嫁ぐ。初衣はそこのお手伝いさんだった。家事全般何をさせても手際が良く、素晴らしい。特に料理がうまく、千代は初衣に教えてもらったようなものだ。初衣は元芸者で、夫の父に落籍されて山田家に来ていた。 夫が高崎の方に仕事に行くようになり、東京への帰りは1-3月に一回になった。高崎では若い子に手をつけているようで、妊娠の機会さえ訪れない。千代は次第に離婚を考えるようになるが、夫が頑なに離婚を拒んだ。 戦争が始まった。隣組が結成された。東京大空襲で千代と初衣は別れてしまった。その後30人の従業員がいる寮母さんになり、5升の米を研いで炊く生活になる。量も多いから、朝4時に起きて働き出す。
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忘れ得ないもの、ってあると思いますか?そんな問いかけが聞こえてくるようだった。懐かしい気持ちにさせられる、不思議な文体であった。
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