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かたばみ
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木内昇(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2023/08/04
JAN 9784041122532

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商品レビュー

4.6

79件のお客様レビュー

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2025/01/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

ちょっと色々あってイマイチな気分での年明けだった。 まあ読書でもするかと元旦に読み始めた。 厚いだけで大して期待していなかったが、グイグイ引き込まれる。 笑えたり泣けたり憤ったり、落ち込んでいた気持ちが上向きになれる物語。 幸せな読書だったと言える一冊。 今年の読書スタートがこの本で良かった。 作品紹介・あらすじ 「家族に挫折したら、どうすればいいんですか?」 太平洋戦争直前、故郷の岐阜から上京し、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、肩を壊したのをきっかけに引退し、国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活を始めた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが、恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。やがて、女性の生き方もままならない戦後の混乱と高度成長期の中、よんどころない事情で家族を持った悌子の行く末は……。 新聞連載時から大反響! 感動という言葉では足りない、2023年を代表する傑作の誕生 「気がつくと頭の中で物語が映像化されている。登場人物たちと共に生活を営んでいるように思えてくる。見事な描写力である。「血縁が家族を作るのではない。人間は善なのだ」……作者のそんなつぶやきが聞こえてきそうな、心温まる傑作」 ――作家・小池真理子

Posted by ブクログ

2024/12/07

悌子と権蔵、不思議な縁で繋がり、家族となり、親、兄弟、息子、とにかく家族が家族として固まって行く感じがとても良かった。 結婚は恋愛結婚という固定観念があったけど、案外戦中戦後の見合い結婚とかでも幸せになった人もいただろうし、縁ってあると思う。 男女の愛情だけでなく、人が人を尊敬し...

悌子と権蔵、不思議な縁で繋がり、家族となり、親、兄弟、息子、とにかく家族が家族として固まって行く感じがとても良かった。 結婚は恋愛結婚という固定観念があったけど、案外戦中戦後の見合い結婚とかでも幸せになった人もいただろうし、縁ってあると思う。 男女の愛情だけでなく、人が人を尊敬したり、大切だと思う気持ちはいろいろ。 親子も血のつながりはもちろん一つの大事なつながりだけど、本当の親でも子を愛せない場合もあれば、血は関係なく、固い絆で結ばれている親子もいる。 また戦争の理不尽さも改めて考えるよい本だった。

Posted by ブクログ

2024/11/16

戦時、戦後という大変な時代を生きた人たちが前向きに生きていく姿が美しい ひどい体験をしたからこそ、あたりまえをあたりまえと思わず、日々の小さなことにも感謝できる、幸せを感じられる 夫婦のかたち、親子のかたち、家族のかたちもいろいろな時代 権蔵がとてもいい 人はどこまどいっ...

戦時、戦後という大変な時代を生きた人たちが前向きに生きていく姿が美しい ひどい体験をしたからこそ、あたりまえをあたりまえと思わず、日々の小さなことにも感謝できる、幸せを感じられる 夫婦のかたち、親子のかたち、家族のかたちもいろいろな時代 権蔵がとてもいい 人はどこまどいっても不完全で未熟。ただ一所懸命生きている正直な姿を子どもたちに見せる。 自分の子どもが本当に好きなものを見つけて、夢中になってそれに打ち込んでいるのを見ることほど幸せなことはない。 挫折は弔い事と捉えがちだが、もしかするとお前はそっちじゃないよという天からの差配かもしれない。挫折は正しい扉を開くための尊いきっかけ。

Posted by ブクログ