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サクラサク、サクラチル
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サクラサク、サクラチル

辻堂ゆめ(著者)

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サクラサク、サクラチル

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2023/07/26
JAN 9784575246513

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商品レビュー

3.9

153件のお客様レビュー

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2025/11/25

虐待を受ける二人が自分達なりに親に復讐するための計画を立てながら、成長していく過程に頑張れ!と応援しながら読んでました。 虐待シーンはきついものもあり、染野のような教育虐待は信じられない事ばかりで現実でもあるのかなと恐ろしくなりました、、 最後は2人とも未来に向かって歩んでいて良...

虐待を受ける二人が自分達なりに親に復讐するための計画を立てながら、成長していく過程に頑張れ!と応援しながら読んでました。 虐待シーンはきついものもあり、染野のような教育虐待は信じられない事ばかりで現実でもあるのかなと恐ろしくなりました、、 最後は2人とも未来に向かって歩んでいて良かったです。

Posted by ブクログ

2025/11/09

高学歴高収入の家庭に生まれ、世間的には恵まれた経済環境で育つ主人公の染野高志。 彼は「絶対に東大に合格しなくてはならない」という大命題のもと日々勉強に勤しんでいる。 ある日、クラスメイトの星愛璃嘉に「染野って、同じ匂いがするんだよね」と声をかけられる。 実は、星はシングルマザー...

高学歴高収入の家庭に生まれ、世間的には恵まれた経済環境で育つ主人公の染野高志。 彼は「絶対に東大に合格しなくてはならない」という大命題のもと日々勉強に勤しんでいる。 ある日、クラスメイトの星愛璃嘉に「染野って、同じ匂いがするんだよね」と声をかけられる。 実は、星はシングルマザーの母親からネグレクトを受けているのだった。 星との接触を機に、自分を取り巻く生活環境の異常さに、次第に気付き始めていく染野。 やがて2人は親への復讐計画を立て始めるのだが・・・ 染野が親から教育虐待を受けるシーンが何度も出てくるので読んでいてとても辛かった。親の庇護下でしか生きられない子どもが、親の都合だけで自由を奪われ、思考回路が狭まり、それを親からの愛だと盲目になっている。「心」が形成される大切な時期に、なんて罪深い親なんだろうと憤りを感じた。 星の親も然りだ。親が未熟だと子どもは早く成熟するなんて聞くが、当人がそんなことを願っている筈がない。貧困家庭に育ち、将来を悲観して諦めてしまうことは、どんなに惨めで悲しいことだろう。 染野の身近で嫌がらせをしている正体は、予想どおりだったが、この嫌がらせの存在と2人の復讐計画が、物語を巧妙にリードする展開なので読みやすかった。 終始、重苦しい内容ではあったが、救いがあったおかげで、2人の未来に希望を感じられるラストでよかった。 ただ、親との関係は一生続くもの・・・ この復讐計画が、長い将来の2人にとって必ずプラスとなる生き方をして欲しいと思った。 余談ですが、辻堂ゆめさんも東大卒なんですね。 受験の過酷さが精細に描かれているのは、まさにその経験談が生かされているのだと思う。 もうすぐ受験シーズン到来!頑張れ受験生!!

Posted by ブクログ

2025/10/28

 教育虐待を受けていた染野とネグレクトを受けていた星さんの二人が出会うことて、親への復讐を計画し実行するという物語。  プロローグでいきなりの修羅場の描写に圧倒された。そしてエピローグを読むとこれからの二人の明るい未来が想像できてホッとする。  染野や星さんが日常的に受けている教...

 教育虐待を受けていた染野とネグレクトを受けていた星さんの二人が出会うことて、親への復讐を計画し実行するという物語。  プロローグでいきなりの修羅場の描写に圧倒された。そしてエピローグを読むとこれからの二人の明るい未来が想像できてホッとする。  染野や星さんが日常的に受けている教育虐待やネグレクトが生々しく描かれていて、読んでいて重苦しかった。実際にこういう環境で生きている中高生もいるんだろうなと思うとやりきれない気持ちになる。  あれほど両親から罵倒され殴る蹴るの暴力を受けながらも、染野が親に抵抗しないのが歯痒かったが、それだけ親に洗脳されていたということがわかった。  自分自身の虚栄心を満たすすために自分の価値観や生き方を「お前のため」「お前の将来のため」と言いながら子どもに押し付ける親。本当は「子どものため」ではなくて自分が安心したいだけなのに。  家庭という狭い環境の中で行われていることや言われていることは正しくて当たり前のことだと洗脳させられてしまう恐さ。  今、現在、染野や星さんのような虐待やネグレクトを受けている子どもたちを救うことはできないか、考えさせられる。  虐待やネグレクトを受けていた二人が、それぞれの状況から抜け出すことができたのは本当によかった。  二人の復讐計画が暴力的な手段ではなくて親に精神的なダメージを与えるという理性的なものであったこともよかったと思う。二人に犯罪者になってほしくなかったし、親と同じ次元まで下がってほしくなかったから。  読み終わって、これからの二人の幸せを願うばかりである。 心に残った言葉 ・たぶん、人の常識とは、自分の家庭を基準にして醸成されるものなのだろう。昔の人が天動説を支持していたのと同じことだ。地球上に住む人間は、誰か博識な人に教えてもらわない限り、宇宙の中心にあるのはこの地球なのだと、根拠もなく思い込む。 ・社会の端っこで生きてきた僕たちは、親への復讐を思い描くときだけ、未来に向かって生きる活力にあふれ、心を通わせ合うことができる。 ・ーやっと分かったんだ。人生ってさ、楽しむためにあるんだね。知ってた? ーなんで今まで分からなかったんだろう。私たちがこの世界に生まれてきたのは、頑張るためでもなく、我慢するためでもなく、苦しむためでもなかったんだって。別にそんな思いをしなくても、人生は成り立つんだって。 ・「合格すると『サクラサク』。不合格だと『サクラチル』。それってなんか変だと思わない? 咲いた桜は必ず散るし、散った桜はその直前まで必ず咲いてるのにさ」 ・知るって素敵なことだよ。新しい知識を取り入れれば取り入れるほど、世の中のことが分かるようになるし、自分のことだって深く理解できるようになる。 ・たぶんこの世界は、思っていたよりももう少しだけ、僕たちに優しい。 ・「『幸せ』って、どういうことだと思う?」 「例えば人より高い能力を持ってるとか、人より生涯年収が高いとかさ」 「自分の進みたい道に進めること......かな。誰にも、何にも、邪魔されることなく」 「もっとざっくり言うと、明日が来るのを楽しみに思えること、なのかなって。それが明後日や明明後日でもいい。そのために一度しゃがんで、我慢する日があったっていい。でもそれを決めるのは、染野の言うとおり、全部自分自身なんだよね」

Posted by ブクログ