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この本を盗む者は 角川文庫
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この本を盗む者は 角川文庫

深緑野分(著者)

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この本を盗む者は 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2023/06/13
JAN 9784041134115

この本を盗む者は

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商品レビュー

3.3

69件のお客様レビュー

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2025/11/21

主人公と一緒に追体験しているような作品だと思う。何が何やらな状況からこのファンタジーの世界が理解できるようになり、最後にはどんな結末が待っているのかワクワクさせてくれる。

Posted by ブクログ

2025/10/31

本の町・読長のシンボル、私設図書館・御倉館には本を守る呪いがかけられている。 御倉館の蔵書が盗まれると本にかけられた「ブック・カース」の呪いが発動し、街全体が呪いに飲み込まれ、盗まれた本の世界観に変容する。 御倉館の跡取りで本嫌いの女子高生、深冬が閉じ込められた本の中の世界で呪い...

本の町・読長のシンボル、私設図書館・御倉館には本を守る呪いがかけられている。 御倉館の蔵書が盗まれると本にかけられた「ブック・カース」の呪いが発動し、街全体が呪いに飲み込まれ、盗まれた本の世界観に変容する。 御倉館の跡取りで本嫌いの女子高生、深冬が閉じ込められた本の中の世界で呪いを解くために本泥棒探しに奮闘する。本にかけられた呪いの正体は?御倉家に隠された秘密とは? 盗まれる本のジャンルはファンタジーありハードボイルドありと多様なラインナップ。どの話も面白く引き込まれる内容なのに作中作なのでほんのさわりしか読むことができないのが惜しい…。 読みながら、子供の頃不思議の国のアリスを初めて読んだ時の感覚を思い出した。アリスが迷い込んだ不思議の国、深冬が冒険する本の中の世界。現実と非現実が何度も交錯する度にファンタジー感が増すので、世界観に置いていかれないようにしっかりじっくり噛みしめるように読んだ。 わたしたちは本を開けばどこにでも行けるし、何にでもなれる。

Posted by ブクログ

2025/10/03

昔はSFとファンタジーとの境目はあまりハッキリしてなかったが、徐々にSFの中でソフトなものがファンタジーに属するようになり、今ではその境目は明確に区分されている。特に最近、ファンタジーの世界で異世界ものの伸びが著しく、特に漫画・アニメの世界ではどんどん新しい作品が出続けている。私...

昔はSFとファンタジーとの境目はあまりハッキリしてなかったが、徐々にSFの中でソフトなものがファンタジーに属するようになり、今ではその境目は明確に区分されている。特に最近、ファンタジーの世界で異世界ものの伸びが著しく、特に漫画・アニメの世界ではどんどん新しい作品が出続けている。私の様なSF側の人間としては、異世界ものはSFのパラレルワールド・時間旅行・宇宙旅行の手法をふんだんに使っているから厳密にはSFなんだけどなあと常々感じている。また深夜時間帯では、作品の題名が長いファンタジーアニメ(例:「味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す」など)が放映されている傾向があるのも一つの特徴。一方、制作資金面の観点では、アニメにかかわらず「○○製作委員会」との表記が付いていることもコンテンツ産業の大幅な伸びに繋がっていることは実に喜ばしい限りである。 本作品もファンタジード真ん中の作品で、ある一定の行動によって、自由に異世界・パラレルワールドを行き来できる法則がある。勿論、異世界であるため何でもありの世界なのだが、本を盗んだ犯人を捕まえて本を回収すれば元の世界に戻れる実にシンプルな設定となっている。最近の奇をてらった、ごちゃごちゃした設定が多い作品とは一線を画すしっかりとした構成となっている。作品は5話で構成され、主人公の「深冬」が話を重ねるごとに、本嫌いが徐々に本を好きになっていく成長過程を楽しむことができた。不思議少女「真白」のサポートも際立っており、深冬の心理的変化を加速させる触媒の様な働きが実に心地良い。また、異世界の描写も精緻を極めており、アニメ化に当たっては製作者が原作のイメージを正確に表現するための一助となることは間違いない。 さて、いよいよ今年12月の全国ロードショー公開に向けて、制作内容がHP(https://kononusu.com/)で一部公開されている。ちらっと予告編動画を見たら、GL的な雰囲気があるものの、本にはGL的要素はあまり感じられなかった。それが映画ではどの様な作りになっていくか、それとも原作のイメージを保つことができているかと期待は深まっていく。勿論、映画館に見に行きますよ。しかし一番心配なのはマスコミの取り上げ方。ちゃんと宣伝してくれるかなぁ?少なくとも公開前月の11月に入ったら、テレビで予告編動画をバンバン放送して欲しい。

Posted by ブクログ