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100分de名著 ヘーゲル『精神現象学』(2023年5月) 分断を乗り越える思想 NHKテキスト
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2023/04/24 |
JAN | 9784142231515 |
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100分de名著 ヘーゲル『精神現象学』(2023年5月)
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
右も左も耳を傾けるべき。相互承認を続けるための自己批判の可能性。斎藤さんは世に数多いる左翼とは一線を画する人物であることがよく分かった。 信仰を馬鹿にする啓蒙の浅はかさの主張が白眉か。
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難解な哲学書の1つである『精神現象学』を、できる限りわかりやすく、要点をまとめたのが本書である。他者との関わりを重視するところが、ヘーゲル哲学の特徴であるが、第4回で、相互承認を理解するために、進撃の巨人の一場面を取り上げたのは意外であった。本書にあるように、相互承認によって、...
難解な哲学書の1つである『精神現象学』を、できる限りわかりやすく、要点をまとめたのが本書である。他者との関わりを重視するところが、ヘーゲル哲学の特徴であるが、第4回で、相互承認を理解するために、進撃の巨人の一場面を取り上げたのは意外であった。本書にあるように、相互承認によって、社会にはびこるコンフリクトそのものを解消することはできない。しかし、適切な処理を可能にする、開かれた態度が相互承認である。これは、たしかに、進撃の巨人のテーマ、とくに最終話を彷彿させる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「近代社会では、規範や伝統を踏まえた絶対的な基準がないため、各人が信じたいものを信じる相対主義となる」という部分は、意見が氾濫して社会の分断が深まる現代社会を上手く言い当てていると感じた。 一方、その対処方法として、「科学を特権視するのではなく、科学(啓蒙)と信仰の『相互承認』」としているのは疑問も残る。 あらゆる意見が相対化されると社会は分裂するので、一体感を保つには拠り所が必要。もはや信仰や伝統を無条件で信じられない以上、拠り所は科学しかないように感じた。勿論、科学的な証明は時間を要するので、その間意見が乱立し、有用性に取り込まれることもあるだろうが、人々が共通認識を持つ上では、科学的な裏付けに頼る以外にないのではないか。
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