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すべての、白いものたちの 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/02/07 |
| JAN | 9784309467733 |

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商品レビュー
4
330件のお客様レビュー
字数少なく余白を贅沢に使った本書は詩集のようでもあり、1章3章の主体「私」は著者であり、2章の主体「彼女」は著者の姉の設定であることからも、私小説もしくはエッセイのようでもあった。解説を寄せた平野啓一郎氏が語るように、抽象的な世界と現実社会を織り交ぜた不思議な世界観が広がっていた...
字数少なく余白を贅沢に使った本書は詩集のようでもあり、1章3章の主体「私」は著者であり、2章の主体「彼女」は著者の姉の設定であることからも、私小説もしくはエッセイのようでもあった。解説を寄せた平野啓一郎氏が語るように、抽象的な世界と現実社会を織り交ぜた不思議な世界観が広がっていた。白い産着のモノクロ写真を写した表紙には、亡き姉への愛を感じる。タイトル『すべての、白いものたちの』と並んで表記されてあるハングル語「ヒン」は、生と死の寂しさを交々たたえた白色のことであり、本書で書きたかった想いを示しているという。冒頭の目録に記された白いものたちに順じて綴られた散文から、家族同行のワルシャワ滞在中に訪れた博物館で、70年前に破壊された多くの建物と失われた多くの命への鎮魂と恢復が示され、姉の蘇生のために自分の生と体を貸与することへの逡巡を感じた。全体を通して白くてふわっとした文体だが、最後は姉との共生が不可能だと悟った「私」の生への強い決意を感じた作品だった。ノーベル文学賞作家としての今後のハン・ガン作品も期待したい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「作者の言葉」がある版を読めて良かった。 「魂」の後半、「だから、彼女にはいくつかの仕事が残されている」の前後がすごく好き。 各章、白を通してきらめきも哀愁も、いろんな感覚を刺激される文章があって、全体を通してみると私と姉との存在と関わりが移り変わっていて良い。 面白かった、けど、私が内容を理解して享受できてるかはかなり怪しい。この内容を心に染み渡らせられる繊細な感覚の持ち主になってみたい
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表紙に惹かれて、いわゆる「ジャケ買い」をした本。 エッセイとも詩ともとれる不思議な手触りの文章に、初めて触れました。 理屈抜きに、ただそこにある「言葉」が美しくて。読み終えた今、言葉の魔法にかけられたような心地よい余韻に浸っています。
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