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藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房
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藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

森美由紀(著者)

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藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

定価 ¥1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2023/01/18
JAN 9784120056208

藍色ちくちく

¥1,100

商品レビュー

4.2

30件のお客様レビュー

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2024/07/14

不器用で手芸とは基本、縁のない人生を送ってきたけれど、クロスステッチ刺繍にハマった時期が二回ある。大学の受験後、合格発表を待つまでの期間と、夫の留学にくっついて暮らしていた海外で流産した後に授かった長男がお腹にやってきてくれたばかりの悪阻の頃。結果ぎ出るまでは何も手につかず、不安...

不器用で手芸とは基本、縁のない人生を送ってきたけれど、クロスステッチ刺繍にハマった時期が二回ある。大学の受験後、合格発表を待つまでの期間と、夫の留学にくっついて暮らしていた海外で流産した後に授かった長男がお腹にやってきてくれたばかりの悪阻の頃。結果ぎ出るまでは何も手につかず、不安に怯えるしかなかったその時は、無心にチクチクする時間に本当に救われた。 菱刺し、はこぎん刺しとはちょっと違うのかな? 小説の中にも出てきた用の美の代表的な物として興味はあった。いつかやってみたいと思いつつ、お陰様で育児と仕事に追われて座る間もない日々を送ってきたけれど、今がその時かも、と思った。 いつかいつか、と言ってる間に出来なくなるかもしれない、という締切の様な物はひしひし感じるし。老眼進んできて。退職したら好きなだけ本が読めると思っていたのに体力が続かない、そんな事、考えもしなかったと悔しがっていた実父の病状が思わしくない。介護を母に丸投げして申し訳ないけれど、いつ来るか分からないXデーを少しでも心穏やかに待つ為に、今必要な事かもしれない。 今、私がこの小説に出会えたのは運命だったかも。

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2024/06/06

菱刺しに魅せられて出会った人々の人生が描かれている。菱刺しはこの本で初めて知った。青森という極寒地を生き抜くために生み出された技法というところにとても驚いた。そんな厳しさとは反対に美しい模様なのが当時の人々の強さと逞しさと美意識の高さに尊敬。 南部せんべいに引き続き読んで、青森県...

菱刺しに魅せられて出会った人々の人生が描かれている。菱刺しはこの本で初めて知った。青森という極寒地を生き抜くために生み出された技法というところにとても驚いた。そんな厳しさとは反対に美しい模様なのが当時の人々の強さと逞しさと美意識の高さに尊敬。 南部せんべいに引き続き読んで、青森県は修学旅行で訪れた以来縁がないけど、行きたいと思った。

Posted by ブクログ

2024/05/28

可愛らしい表紙とソフトカバーだけど、見た目に反し、ボリュームはずっしりで内容もしっかり。 通勤でサッと読めるかな?と思っていたら、甘かった。 泣きポイントがところどころにあって、そんな狙って泣かされるものか頑張るんだけど、つい涙腺がゆるんでしまう。 年をとって、自分の子供時代...

可愛らしい表紙とソフトカバーだけど、見た目に反し、ボリュームはずっしりで内容もしっかり。 通勤でサッと読めるかな?と思っていたら、甘かった。 泣きポイントがところどころにあって、そんな狙って泣かされるものか頑張るんだけど、つい涙腺がゆるんでしまう。 年をとって、自分の子供時代を知る人がみんな亡くなったら。甘えたことのある人が誰もいなくなったら。今の私はそれがこわい。 登場人物の短編エピソードとともに、より子さんの昔の話も出てきてとても良い。 お嫁入りするときの話もいいし、長男嫁と二人でお舅さんの介護をした話もよかったな。 個人的には認知症のお母さんと石田さんの話が、これから来る未来の可能性があって、胸が詰まる。

Posted by ブクログ

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