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木挽町のあだ討ち
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木挽町のあだ討ち

永井紗耶子(著者)

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木挽町のあだ討ち

定価 ¥1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/01/17
JAN 9784103520238

木挽町のあだ討ち

¥715

商品レビュー

4.3

581件のお客様レビュー

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2024/11/11

仇討に隠された真相をミステリー仕立てで紡ぎ出す人情時代小説

江戸木挽町にある芝居小屋の裏手で起こった、武士の特権であり宿命とも言える仇討に焦点をあてながら、仇討の端緒となった父親の死やその子息による仇討に隠された真相をミステリー仕立てで紡ぎ出す人情時代小説である。仇討の場所にあやかってか、物語の章立てが芝居の幕場立てになっているのにまず目...

江戸木挽町にある芝居小屋の裏手で起こった、武士の特権であり宿命とも言える仇討に焦点をあてながら、仇討の端緒となった父親の死やその子息による仇討に隠された真相をミステリー仕立てで紡ぎ出す人情時代小説である。仇討の場所にあやかってか、物語の章立てが芝居の幕場立てになっているのにまず目が留まるが、正体不明の若侍が仇討の現場を目撃した芝居者たちにそのありさまを訪ね歩き、その言問いに彼らが一人語りで答えていく形式で物語は進んでいく。ただ、そこで見られるのは、仇討の実相よりも、当時の社会の底辺を生きる芝居者たちそれぞれの数奇な人生の来し方と気負いのないしなやかな生き様への矜持であった。それらが見事につながり極まってドラマチックで感動的な終幕を迎えることになるが、人間や世の中捨てたものではないという気にさせられると同時に、通常の芝居では脇役や裏方と目される者たちが本作では主役であり、著者による物語の構成と展開の妙に唸らされる。

fugyogyo

2026/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本を読み終えて、一つの劇を観終わったような感覚になった。 過去に起こった一つの仇討ち事件に関して、木挽町の人々の各視点で語られ、段々とその詳細が判明していくストーリー。 最初は、単なる父親を殺した悪者を倒す話なのかと思ったが、何故か主人公の菊之助の心に葛藤が垣間見える。 芝居小屋を通じて、菊之助に関わる木挽町の人々がそれぞれとても魅力的だった。 いろんな事情を抱えて、芝居に流れつき、それぞれのバックグラウンドがあるからこそ、菊之助の迷いを放っておけない。 武士の時代を題材としているが、今の時代でも人の心を救うのは、やっぱり人の温かさとか人情味だよなーと改めて感じた。 今では希薄になった、ただ離れて見守るだけでないお節介さや強く訴えかける言葉にも心動かされた。 菊之助の武士という囲われた世界に縛られる気持ち、すごくわかる!! そして作兵衛の忠義心お見事! 一番の身近な友人を木挽町の人達を会わせた 友情にも心打たれた。 芝居という自分たちの武器を使った本当の意味でのあだ討ちを仕組む一人一人が役者だった。一人でも欠けてたら、なしえなかったと思う! 読み終わって本を閉じた時、タイトルが「あだ討ち」と平仮名表記されていることに気づき、上手いなあと感じた(紙の本じゃないと気づかなかったかも)!

Posted by ブクログ

2026/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

爽快!痛快!!たまらない!!!ミステリーでもあり、群像劇でもあり、人情物でもある。映像化してほしい。 追記:もうしてた!

Posted by ブクログ