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プロトコル・オブ・ヒューマニティ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2022/10/18 |
JAN | 9784152101785 |
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商品レビュー
3.7
26件のお客様レビュー
コンテが苦手すぎる私に、そうか、そういうことを踊っているのか…と目を開かせてくれた本。義足に乱されるからこそできる動き、ロボットとのコンタクトダンスに始まり、ちょっと未来の設定で描かれる「ああ、こうなるだろうね、そのうち」って日常的な技術なんかも楽しい。事故により片足を失って義足...
コンテが苦手すぎる私に、そうか、そういうことを踊っているのか…と目を開かせてくれた本。義足に乱されるからこそできる動き、ロボットとのコンタクトダンスに始まり、ちょっと未来の設定で描かれる「ああ、こうなるだろうね、そのうち」って日常的な技術なんかも楽しい。事故により片足を失って義足で踊ること、伝説的ダンサーだった父の痴呆と介護…などなど、決して明るい話ではないのだが、人間存在への賛歌ではあって、読後感は暗くない。 STORY:気鋭のコンテンポラリーダンサーが事故で片足を失うも、義足だからこそできる動きを突き詰めつつ、伝説的な踊り手であった父の過酷な介護にも体当たり、踊りの、人生の意味に迫っていく…。
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右脚を失ったダンサーがハイテクの義足を通じてダンスを取り戻していく序盤は、スピード感と迫力があり、物語に引き込まれた。 一方で、中盤に描かれる主人公が父親の介護に苦しむエピソードは、自分自身も似た経験を持つだけに感情移入してしまい、読んでいて胸が締め付けられるようだった。 全...
右脚を失ったダンサーがハイテクの義足を通じてダンスを取り戻していく序盤は、スピード感と迫力があり、物語に引き込まれた。 一方で、中盤に描かれる主人公が父親の介護に苦しむエピソードは、自分自身も似た経験を持つだけに感情移入してしまい、読んでいて胸が締め付けられるようだった。 全体を通して、AIと人間性、AIと身体性という現代的かつ深遠なテーマに迫った非常に考えさせられるSF作品だった。 特に、AIは個性を持つことが可能なのか、AIが真の芸術を創造できるのかといった問いへの深い考察が印象的で、読後も心に残る作品だった。
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アンディー・ウィアーに触発され、日本のSFを読む。タイトルにある「プロトコル」は「通信の約束」のこと。人と人、人とコンピューターが通信する、つまり意思疎通を図る際には共通のお約束が必要で、それが崩れるとコミュニケーションできなくなる。本書では、近未来を舞台に、足を失ったダンサーと...
アンディー・ウィアーに触発され、日本のSFを読む。タイトルにある「プロトコル」は「通信の約束」のこと。人と人、人とコンピューターが通信する、つまり意思疎通を図る際には共通のお約束が必要で、それが崩れるとコミュニケーションできなくなる。本書では、近未来を舞台に、足を失ったダンサーとAI義足、ロボットダンサーによる公演が行われる。AI義足がダンサーの意図を読み取り、それを周囲のロボットに共有し、かつてないステージが繰り広げられる。ダンサーは直感で、ロボットはセンサーで観客の様子を把握し、それをダンスに反映させる。プロトコルが正常でコミュニケーションが取れている証。一方、ダンサーの父は、車の運転を誤り、妻(ダンサーの母)を死なせ、自らも認知症を発症する。ダンサーには兄がいるが、遠く離れた場所で働いており、家族には関心がない。父とは、ダンスを通じて理解し合う瞬間があるが、徐々に意思疎通ができなくなる。プロトコルが機能しなくなっているということ。ステージは大成功するが、そこには危うさもある。現実を振り返ると、スマホやPC、SNSでの会話等は得意でも、人間同士の通信(会話)が苦手という人が増えている。人間同士のコミュニケーションのプロトコルが崩れているのかと思うと、ちょっと怖い。
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