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人間 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/04/21 |
JAN | 9784048974202 |
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人間
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商品レビュー
3.5
59件のお客様レビュー
『劇場』は腹の中を曝け出すような覇気を擁しながらもフィクションとして楽しめる小説であった。 この『人間』はそうしたエンタメ性を第一章にだけ託し、あとはほとんど又吉直樹の独白と化している。それが笑えるし面白い。 芸術、文化、人間があるべき方向に進むために必死になって闘い、見たくない...
『劇場』は腹の中を曝け出すような覇気を擁しながらもフィクションとして楽しめる小説であった。 この『人間』はそうしたエンタメ性を第一章にだけ託し、あとはほとんど又吉直樹の独白と化している。それが笑えるし面白い。 芸術、文化、人間があるべき方向に進むために必死になって闘い、見たくないけど見たいものをたくさん見て興奮し、絶望し、疲弊する。 ナカノタイチのコラムに対して(読んでられねえな…)と溜息をついていたら「そこまで読んで一息吐いた。」と続いており、まんまと掌の上で踊らされていたことに笑ってしまった。気持ちを揺さぶるのが本当に上手い。 どうやって結ぶのかと思っていたら、霊的なものも使ってねじ伏せられてしまった。彼らしい善、若しくは陽の表現が好きだ。
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タイトルに相応しい、生々しく強烈な内容だった。 主人公永山は過剰な自意識やトラウマにがんじからめにされながらも、現実と向き合い過去と折り合いをつけていく。 やはり作者が生み出すキャラクターはとても魅力的だ。 永山みたいに、人間くさくて不器用で自意識に苛まれてたり、純粋無垢な霞の様な人もいる。 仲野みたいな浅薄な人もいれば、影山みたいに物事を必要以上に考えすぎる人。 内面描写も素晴らしくどんどん作品に引き込まれていった。 妄想癖があると疑われる程主観が強く、事象に対する認識が周りとズレている永山。 その周りとの認識のズレが永山の魅力でもあり、今作を面白くしている大きな要因なんだろう。
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何がおもろいか全くわからんかった。 又吉の本は火花と劇場を読んでおり、両作ともに本当に面白くて作家先生として大ファンになったのだが、本作はずっとつまらなかった。 前の2作が面白かったから無理矢理最後まで読んだけど、最後の沖縄に突然行ったくだりとか本当に意味がわからなかった。 太...
何がおもろいか全くわからんかった。 又吉の本は火花と劇場を読んでおり、両作ともに本当に面白くて作家先生として大ファンになったのだが、本作はずっとつまらなかった。 前の2作が面白かったから無理矢理最後まで読んだけど、最後の沖縄に突然行ったくだりとか本当に意味がわからなかった。 太宰治をリスペクトしていることと、ふんわり又吉自身を出していることはわかった。
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