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人間 角川文庫
924円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2022/04/21 |
| JAN | 9784048974202 |
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人間
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商品レビュー
3.5
73件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
美術を志す若者たちの思い出から始まったのに、最終章はまったく別の物語を読んでいるような気分になった。主人公は思ったことを意外とハッキリ言うので時には辛辣でヒヤリとするものがあるし、仲間たちの間で傷付いていく様子にはこちらも痛みを感じて苦しかった。 長い人生のなかで変化していくものと変わらないもの、どちらもあると思うけれど、あのときの永山と今のミチは違う。成長というのもどこかまた違って、自分自身を痛めつけるのをやめてケアしているように見えた。 ケアで言うならば、影島との会話もかなりお互いをケアし合っていると思った。このふたりならば訳のわからない会話も成立する。ひとりの人格がふたつに分かれたような登場人物だなと思った。内省する心の声の硬さに比べて、こういった会話文はやわらかくて印象は良かった。 なんとなく、最後の心穏やかなミチを見せるためにこれまでの孤独な物語があったんだというような気がした。元の生活に戻ればまた始めから繰り返されるだけかもしれないけれど、その繰り返しこそが人生なのだろうし、人間みんながそれぞれの物語を背負って生きているイメージが湧いてきた。
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なんか、考えさせられる又吉の小説だった 読んでて又吉本人の事?!?と考えてしまった、、太宰治は読んだ事ないのに、太宰っぽいとも感じてしまった、、 人って、当たり前だけど色んな考えや思いがあるんだなと思う、、最後まで自分というものをもっている事は私はいい事だと思う。ズキズキしたけど...
なんか、考えさせられる又吉の小説だった 読んでて又吉本人の事?!?と考えてしまった、、太宰治は読んだ事ないのに、太宰っぽいとも感じてしまった、、 人って、当たり前だけど色んな考えや思いがあるんだなと思う、、最後まで自分というものをもっている事は私はいい事だと思う。ズキズキしたけど暖かい気持ちにもなり本当に読んで良かったと思った。
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『劇場』で又吉にくらいすぎて、そのまま本作 450ページくらいだけど、気持ち700ページくらいだった 重いのよ 思考がどんどん深く深くで、気ぃ抜いたら置いてかれる感じだった あと作中で相容れない2種類の人間がケンカみたいなんしてるけど、片方はまあ自分の投影だからokとして、逆サイ...
『劇場』で又吉にくらいすぎて、そのまま本作 450ページくらいだけど、気持ち700ページくらいだった 重いのよ 思考がどんどん深く深くで、気ぃ抜いたら置いてかれる感じだった あと作中で相容れない2種類の人間がケンカみたいなんしてるけど、片方はまあ自分の投影だからokとして、逆サイドの人格をあんなに立体的に作れるのすごすぎて意味不明やった 物語自体も楽しく読ませてもらったけど、やっぱ又吉という存在に興味が止まらない 俯瞰してる自分を俯瞰してみてる自分をさらに俯瞰してみてる。世界のレイヤーどうなってんねん このまま東京百景とか読みたいけど最近又吉一色で影響されてキャラトレースしがちだから一旦離れます
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